2007.10.06 Saturday/23:48 |
未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜(ネタバレあり!) |
category: 映画感想(〜2007年) | author: moeru-movie |
これまでも楽曲をベースとした映画が何本か作られているが、今回はドリカムの有名曲が選ばれた。
未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜
サビを聞けば誰でも分かる、心に沁みる曲だよね。
大学で知り合い、社会人になってからも付き合うさやか(松下)と慶太(竹財)の2人。
ガウディに心酔する建築家のタマゴの慶太の姿を見たさやかは、希望していた出版社に転職する。
付き合いも5年を過ぎた頃、慶太に念願のスペイン行きの話が出る。しかし、一度行ったら戻ってくるのは何年後か分からない。
それを知ったさやかは。。。。
−−−−以下、ネタバレありますので、バレ部分を見えにくくしています−−−−
話としては、非常に良くあるパターンの恋愛ドラマだ。
本当は好き合っている2人が、恋と夢との間で悩み、彼の夢の為に本心とは反対に彼を突き放す。
でも、やっぱり忘れられなくて、結局は最後にヨリを戻す。安心してベタドラマを楽しめる。。。。。はずだった。
しかし、どうしてか、ポイントとなる各所での登場人物の行動に感情移入できない。
例えば、彼をスペインに行かせる為に心無い事を言うさやか。
別にそこまでしなくても、彼と一緒にスペイン行きゃあ良くないかい?
彼よりも出版の仕事の方が大事なの?それとも、さやかが一緒にスペインに行ったんじゃあ彼の為にならないのかね?
う〜ん、謎だよ。
極め付けがラスト。
「恋の叶う花火」打ち上げ会場に向って何故かスペインから戻ってくる慶太。
人込みの中から何故か招待席に入り、迷いも無くさやかを見つける。
その視線にさやかもすぐに気付く。
その前に密かに訪れたスペインで、彼が妻子持ちと誤解したままのはずなのに、そんな事はどうでも良くてハッピーエンド。
今までの話は何だったんだ?と疑問が膨らむばかりだよ。
何らかの形で誤解を解いておいたり、「やっぱりお互いは惹かれあってる」という伏線を張ったり、「ア・イ・シ・テ・ル」のサインを送っておくなりしてればまだ分かるのだが、そういうのは一切無くて、強引に元サヤに戻っておしまい。何じゃそりゃ。
ちなみに、このラスト、横浜ベイクォーターでのシーンなのだが、外にはすぐにランドマークタワーやクイーンズスクェアが見え、その手前でビルより高度の低い花火が四方八方から打ち上がるというムチャクチャな合成で、特に横浜人から見ると「有り得ねぇ〜」と思わずにはいられないよ。
(しかも、そんな絶好の花火鑑賞地点なのに、主役2人の周りに人は無し)
話が良ければ、そういったツッコミはナンセンスと思うが、それまでトホホが累積してたので、やっぱり突っ込んじゃいましたね。
ただ、見所もいくつかあった。
美しいスペインの町並みやサグラダ・ファミリアには、主役2人同様にうっとりと見惚れてしまったし、ドリカムの歌も良く合ってる。
役者では、松坂慶子(さやかの母役)の暖かい人柄には和まされました。
エンドロールで流れる「未来予想図」
で、終わりなのかと思ったら、続いて新曲「ア・イ・シ・テ・ルのサイン」が流れ、それに合わせて冗長な蛇足画面が続くのが最後のトホホでした。
※要するに、その後の2人の結婚式シーンやら、登場人物のその後の1シーンを流しているのだが、そんなのは写真1枚出して終わった方がよっぽど良いと思うが、曲と尺を合わせたいが為に冗長になっちゃったのは残念。
先週見た「Mayu」でもエンディングはドリカムの「何度でも」。
その他に今年見た中では「きみにしか聞こえない」もドリカムだったね。
普段は特に好んでドリカムを聞いているワケではないが、ドリカムの曲は映画にも良く合うねぇ。
この曲のおかげで、採点も5点満点で+1点くらいしそうです。
あ、最後に、「あの線香花火見せろや!!」
失礼しましたぁ〜
未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜
サビを聞けば誰でも分かる、心に沁みる曲だよね。
大学で知り合い、社会人になってからも付き合うさやか(松下)と慶太(竹財)の2人。
ガウディに心酔する建築家のタマゴの慶太の姿を見たさやかは、希望していた出版社に転職する。
付き合いも5年を過ぎた頃、慶太に念願のスペイン行きの話が出る。しかし、一度行ったら戻ってくるのは何年後か分からない。
それを知ったさやかは。。。。
−−−−以下、ネタバレありますので、バレ部分を見えにくくしています−−−−
話としては、非常に良くあるパターンの恋愛ドラマだ。
本当は好き合っている2人が、恋と夢との間で悩み、彼の夢の為に本心とは反対に彼を突き放す。
でも、やっぱり忘れられなくて、結局は最後にヨリを戻す。安心してベタドラマを楽しめる。。。。。はずだった。
しかし、どうしてか、ポイントとなる各所での登場人物の行動に感情移入できない。
例えば、彼をスペインに行かせる為に心無い事を言うさやか。
別にそこまでしなくても、彼と一緒にスペイン行きゃあ良くないかい?
彼よりも出版の仕事の方が大事なの?それとも、さやかが一緒にスペインに行ったんじゃあ彼の為にならないのかね?
う〜ん、謎だよ。
極め付けがラスト。
「恋の叶う花火」打ち上げ会場に向って何故かスペインから戻ってくる慶太。
人込みの中から何故か招待席に入り、迷いも無くさやかを見つける。
その視線にさやかもすぐに気付く。
その前に密かに訪れたスペインで、彼が妻子持ちと誤解したままのはずなのに、そんな事はどうでも良くてハッピーエンド。
今までの話は何だったんだ?と疑問が膨らむばかりだよ。
何らかの形で誤解を解いておいたり、「やっぱりお互いは惹かれあってる」という伏線を張ったり、「ア・イ・シ・テ・ル」のサインを送っておくなりしてればまだ分かるのだが、そういうのは一切無くて、強引に元サヤに戻っておしまい。何じゃそりゃ。
ちなみに、このラスト、横浜ベイクォーターでのシーンなのだが、外にはすぐにランドマークタワーやクイーンズスクェアが見え、その手前でビルより高度の低い花火が四方八方から打ち上がるというムチャクチャな合成で、特に横浜人から見ると「有り得ねぇ〜」と思わずにはいられないよ。
(しかも、そんな絶好の花火鑑賞地点なのに、主役2人の周りに人は無し)
話が良ければ、そういったツッコミはナンセンスと思うが、それまでトホホが累積してたので、やっぱり突っ込んじゃいましたね。
ただ、見所もいくつかあった。
美しいスペインの町並みやサグラダ・ファミリアには、主役2人同様にうっとりと見惚れてしまったし、ドリカムの歌も良く合ってる。
役者では、松坂慶子(さやかの母役)の暖かい人柄には和まされました。
エンドロールで流れる「未来予想図」
で、終わりなのかと思ったら、続いて新曲「ア・イ・シ・テ・ルのサイン」が流れ、それに合わせて冗長な蛇足画面が続くのが最後のトホホでした。
※要するに、その後の2人の結婚式シーンやら、登場人物のその後の1シーンを流しているのだが、そんなのは写真1枚出して終わった方がよっぽど良いと思うが、曲と尺を合わせたいが為に冗長になっちゃったのは残念。
先週見た「Mayu」でもエンディングはドリカムの「何度でも」。
その他に今年見た中では「きみにしか聞こえない」もドリカムだったね。
普段は特に好んでドリカムを聞いているワケではないが、ドリカムの曲は映画にも良く合うねぇ。
この曲のおかげで、採点も5点満点で+1点くらいしそうです。
あ、最後に、「あの線香花火見せろや!!」
失礼しましたぁ〜