映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【18-075】家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 ★★★★☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
軽い気持ちで家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。を鑑賞してみた。

家に帰ってきたサラリーマンのじゅん(安田)は、玄関で血を出して倒れている妻ちえ(榮倉)の姿を目にして驚く。
だが、血はケチャップで彼女は死んだふりをしているだけだった。驚く夫を見てほくそ笑むちえ。
それを境に彼女は、ワニに食われたり、銃で撃たれたり、頭に矢が突き刺さったりと、さまざまなシチュエーションで死んだふりをするように。
あきれるじゅんだったが、理由も言わずに奇怪な行動を続けるちえに対して不安を覚える。やがて、それらが彼女の発する何かのサインではないかと考えるが……。


元は「Yahoo!知恵袋」の投稿というお話です。
この投稿があった当時、何を隠そうわたくしも知恵袋にハマっておりまして、映画カテでは長らくカテゴリーマスターに君臨していた時代でもありました。
(今は無き知恵ノートも作ってたりして、Yahoo!からは「役に立つ」印も幾つかもらっていたほどです)
もちろんこの「死んだふり」投稿もリアルに知っていたわけですが、これに関しては当時から「ネタだろ」と思ってましたし、まあ100%創作ではないにしろ、だいぶ盛ってる話だろうと思っておりました。
それっきりこの話題は忘れていたのですが、その後書籍化されたりを経て今回映画化という事でかなり驚きました。
まあ、実投稿がネタか盛り盛りかはありますが、映画として面白ければそのへんはどうでもいい話なので、気にせずに本編を観てみましたが・・・・

何だよ!ただの「いい話」じゃねーか!というのが率直な印象です。

「家に帰るといつも妻が死んだふりしてる」だけじゃあ2時間弱の映画にはならないですからね。そこは話を広げる必要もあるでしょう。
広げたとしても、この1組の夫婦だけじゃあ頭打ちになっちゃうって事で、旦那の会社の同僚(これがもともとK出K介が演じていたが、例の事件で公開危機⇒撮り直しになったという・・・)夫婦の話も混ぜて、且つ奥さんの生い立ち的なものも入れて尺だけは確保しております。

この映画の興味として「妻はなぜ毎日のように死んだふりをするのか?」という点があるでしょう。
映画の方もそこに向けって進んで行っているように一見思えます。
が、結論から言うと、そこはハッキリとした答えが描かれません。もっと言うと、肝心な場面の台詞部分が意図的に「無音」になり、「そこは観る人が考えてね」的な作りになっています。
う〜ん、そういう演出もある事は分かっているし、監督の好みなのかもしれないけど、やっぱり観てる側からすると妻であるちえさんの口からその答えを聞きたかったという所がストレスになります。

まあ、それでも笑いあり涙ありで飽きる事無く最後まで持たせていたのも事実。
(途中、とあるシーンで割と空いていたシアター全体に分かるほど嗚咽を漏らして"引き泣き"する女子が居たのはビビったが)
その一因となったのは、やはり死んだふり奥さんの榮倉奈々でしょう。
気が付けば榮倉も三十路を超え、今や一児の母になっているというのは驚くべき事だが、全編に渡って可愛くて人がいい奥さんっぷりがこの映画をハッピーな色に染めています。

観終わってみれば、この話が知恵袋発という事は忘れてしまうほど「普通の映画」でしたが、安心して夫婦家族で楽しめる安心安全な映画とも言えるので、ご家庭でもぜひどうぞ。

◆パンフレット:800円

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。

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【18-074】わたしに××しなさい! ★★★☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開初日のわたしに××しなさい!を早速鑑賞。

学内で絶大な人気を誇るイケメンの時雨(小関)は、雪菜(玉城)にある秘密を知られたことから、彼女の恋のミッションを受け続ける羽目になる。
「わたしに××しなさい!」と矢継ぎ早に突きつけられる要求は次第に過激になっていく。


少女コミックが原作で、更に映画公開に先立ってTVドラマも放送されてたそうだが、当然のごとくどちらも観ておりません。
まあ、見てても見てなくても「少女コミック原作」という時点でオッサンにとってはハードルが上がっちゃってるのであまり関係ないでしょう。
少女コミックだとね・・・もう9割以上の確率で受け入れられない感じで(じゃあ観に行かなきゃいいのにって話なんですが)、この作品にも期待しておりませんでしたが、やはり案の定、特に刺さる所も無く、頭の中を右から左へ通り過ぎるだけの映画でした。

話自体は割と単純だと思うのですよ。一言で言っちゃえば「三角関係」で収まっちゃうような。
そこに「xxしなさい」ネタなんだけど、そこまでイケメン男子を服従させるのは何なんだ?と思ってたら、案外大した事無い感じだったのが説得力を薄めてたように思えます。
まあ、この際きっかけはどうでもいいんですかね?

で、その後も非現実的なシチュエーションのもと進んでは行く(そこに現実感が無いのはコミック原作なら止む無し)が、これがオッサンが観ても特に工夫無く読めちゃうくらいの予定調和な流れ。
と、そこで気づきました。
「この映画は話の内容を楽しむんじゃなく、ひたすらカワイイ(格好いい)出演者を楽しむ映画なんだな」と。

そもそも、「Web小説家でありながら恋愛経験が無いので恋愛描写が描けない」っていう設定でありながら、玉城ティナが可愛すぎて「これで恋愛経験が無いだと!?」と思ってしまう。
でも、そんな事はどうでもいいんです。
メガネ女子最高!独特の喋り方最高!場面場面で着ている服がいちいち可愛い!!
そうやって玉城ティナを観てればいいんです。
しかし、残念ながらわたくしは玉城ティナ個人には特に興味が無い時点でせいぜい平均点の採点結果にしかならない事は確定でした・・・。
むしろ、「ミスミソウ」の印象がまだ記憶に新しい山田杏奈が、玉城ティナの顔面に包丁でもぶっ刺すんじゃないかとちょっと不安になってしまうハラハラ感があった所が面白かったりします。

そんなわけで、ほとんど話の内容が頭に残ってないので、レビューも薄っぺらいです。ごめんなさい。
でも、「恋は雨上がりのように」に続いてポルカドットスティングレイの曲が頭に残ります。
まだ一般の知名度は上がってないと思いますが、これからどんどん上昇してくると確信しています。

◆パンフレット:600円

わたしに××しなさい!

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【18-073】焼肉ドラゴン ★★★★☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
予告編を観て、楽しみ度が増していた焼肉ドラゴンを初日から鑑賞。

日本万国博覧会が開催された高度経済成長期の1970年、関西地方で焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む龍吉(キム・サンホ)と妻・英順(イ・ジョンウン)は、娘3人と息子と共に暮らしていた。
戦争で故郷と左腕を奪われながらも、前向きで人情味あふれる龍吉の周りには常に人が集まってくる。


世間では万引きする家族が話題になっていますが、こちらは国有地を不法に占拠して生活している在日韓国人家族です。
謎の男「醤油屋の佐藤」が、嘘をついて国有地を売ってしまい・・・・という話ではありません。
不法占拠は不法占拠なんだけど、そんな事をしてでも狭くて粗末な家で毎日を生きる家族のお話です。
この家族も直接の血の繋がりが無い娘たちが居ます。
長女と次女は父親の連れ子。三女は母親の連れ子。末の男の子のみ父母の実子という構成ですが、「母と長女」「父と三女」といった血の繋がりの無い親子の間にも愛情が感じられるシーンがあるのは心温まります。

話は、物静かな父とちょっと直情的な母、そして三姉妹の様々なエピソードが中心なんですが、その三姉妹と関わりがある男がどいつもこいつも何かダメダメな所があるのが好対象です。
大泉洋は、ちょっとこれまでの出演映画とは違った感じのイメージで、ハッキリ言ってちょっとクズ野郎が入っていますが、笑い要素としては「亀の子タワシ」の男が持って行ってた感じです。

時代背景的には大阪万博の事と言う事で、少しずれるけど「三丁目の夕日」の系統と思えますが、末の息子の悲しい運命とか、家族の最後(後述)など、ほのぼのとは言い切れない内容も色々で、決してハートウォーミングばかりではありません。
でも、やっぱり泣けるシーンは、自分の感覚では2回ありますね。
1つは物静かだったお父ちゃんが感情を露わにして「腕を返せ」「息子を返せ」と泣き崩れるシーン。
そして何よりもラストの抱擁シーンですね。
この抱擁シーンは、台詞も音楽も無いんですが、そんなもの無くても色々と伝わるいいシーンでした。

役者陣は、三姉妹を中心に概ね好演ですが、やっぱり父親のキム・サンホ、母親のイ・ジョンウンが特に素晴らしい。
キャラも立ってたし、この映画のポイントを上げています。

と、ここまでなら満点コースだったんですが、どうしても気になる所があって満点は付けられませんでした。
1つは長回しシーンの多用です。
個人的に長回しは好きなんですよ。
で、この映画でも長回しが効果的に使われているシーンも多いんですが、逆に「やり過ぎ」「冗長」と感じる所も目に付いたのも事実です。
代表的なには「ご返杯」シーンのくどさ。あれは頂けません。
もう1つは、この映画の冒頭と終わりに使われるモノローグです。
これがあの末息子の声なんですが、よりによって○○しちゃった息子に語らせるっていう意味が分かりませんでした。
ああいう語りならハッキリ言って要らないと思います。

と言う事で満点は逃したものの、全体的には満足です。面白かったです。芝居も見所ありました。
足が不自由な真木よう子が「カタワ」「びっこ」といった放送禁止用語を連発するので、地上波で放送される時はカットされそうな気がするので、ぜひ映画館で全編鑑賞してみて欲しいです。

最後に、下品な感想を・・・・・
・桜庭ななみの脚がたまらん!!
・真木よう子の着衣巨乳たまらん!!でも、その巨乳の位置が胸よりもヘソに近いのが気になる・・・(要するに垂れxx)
・井上真央のディープキスがあるので、家族で観に行くと気まずいぞ!

◆パンフレット:850円

焼肉ドラゴン

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【18-072】羊と鋼の森 ★★☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
上白石姉妹初共演を観たくて羊と鋼の森を鑑賞。

北海道育ちの外村直樹(山崎)は、高校でピアノの調律師・板鳥宗一郎(三浦)と出会い、板鳥の調律したピアノの音色がきっかけで調律師を目指すことに。
やがて板鳥のいる楽器店で調律師として働き始め、先輩に同行した仕事先で高校生の姉妹ピアニスト和音と由仁に出会う。


ん〜、何か全体的に暗い感じで、自分には合わなかったかな・・・・。

このお話の主題は何だったんでしょう?
主人公が調律師として成長する話?
ピアノ姉妹のストーリー?
それらをまとめた人生ドラマ??

調律師ストーリーだとすると、今いちドラマとしての起伏が少ない感じで、思うよりもドラマチックじゃない。
姉妹の話だとすると、これもスケールが小さい。
と言うのも、この手の話だと、何らかの発表会とか大舞台での演奏がピークになるのがセオリーだと思うんですが、このお話は楽器店の先輩の結婚式会場での演奏と言う極めてクローズドな舞台なんです。
要するに、会場は結婚式場の宴会場的な所だし、ピアノも恐らくその会場の所有物。
これを成功させるために当日直前に調律するとか、会場のどの場所でも美しい音色が届くようにとか、やっぱりスケールが小さい気がします。
(もちろん、大きけりゃいいって事では無い事は分かっていますが、ドラマとしては淡々とし過ぎてる印象です)

と、途中で何となく気づいたんですよ。
この映画はストーリーで引っ張るというよりも、文字通り「森」をイメージする映像や美しいピアノの音色といったヒーリング要素というか、環境描写で包み込む映画なんじゃないかな?って。
この映画に限らず、ピアノを題材とした映画でピアノ曲をじっくり聴かせるのは定番であり、その手の映画を何本も観た事はありますが、恥ずかしい事に、心地良すぎて眠くなっちゃうんですよね・・・。
この映画でも、少し目を閉じてうっとりと聞き惚れていると、思わず意識が遠のいて行きそうになり、「いかんいかん!」と正気に戻る始末です。
心地よいが故に眠くなるって、罪作りな映画だよな。。。(責任なすりつけ)

お目当ての上白石姉妹ですが、キャラもはっきりしていて好印象ではありましたが、どこか俯瞰して観てしまい、感情移入はしませんでした。
何かねぇ・・・あまり人間味と言うものが薄かった気がしたんですよね・・・

という事で、原作も知らないという事もあり、入り込めないという残念な結果に終わりましたが、ピアノと関係している(自分が弾ける・弾いてたと)という方や、そうでなくても単にピアノや調律に興味があるという方、及びキャストのファンの方は観ても良いのではないでしょうか?
(そうでない方にはあまり勧めません)

◆パンフレット:720円

羊と鋼の森

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【18-071】空飛ぶタイヤ ★★★★★
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
何年か前にWOWOWで放送されたドラマは観ていないけど、映画版の空飛ぶタイヤを観てみる事にした。

トラックの脱輪事故で主婦が亡くなり、整備不良を疑われた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、警察の執拗な追及を受ける。
赤松はトラックの欠陥に気付き製造元のホープ自動車に再調査を要求するが、調査は進展せず自ら調査を開始。
やがて大企業のリコール隠しを知った赤松は、会社や家族を守るため、そして自身の正義のため、巨大企業に立ち向かっていく。


フィクションのドラマとして観れば、とても面白かったと言える作品です。
いかにも実在のあの自動車会社のリコール隠しがモデルになっているように見えるけど、現実でこの映画のような事が起こったら、やはり劇中でも描かれていた通り、お金をもらって和解と言う形を取るでしょう。
何たって中小企業にとっては「明日会社を回すための資金>正義感」ですからね。

でもドラマです。
そこで大きな勢力に戦いを挑み、最後には勝利を手にするというのはまさに理想的なお話です。
せめて映画の中だけでも中小企業が大企業に一矢報いる話があってもいいじゃないですか。

そんな主人公。
ある意味「損得で言えば圧倒的に損な手札を取るけど、それ以上に正義感に燃える」というヒーロー何だか馬鹿なのか良く分からない男です。
恐らく「家族のため」(特に自分が悪いと思わせているせいで虐められている息子のため)というのが背景にあるんだろうけど、ちょっと暑苦しい社長です。
そんな暑苦しい社長が、会社の操業資金すらそこを尽きかけているのにも関わらず、多くの社員が辞めずについて行こうとするんだから、さぞかしいい人なんでしょうね。
だけど、唯一辞めるという道を選んだアノ人も間違ってはいない。
映画では描かれていないけど、最後に逆転勝利を飾った会社なので、また彼(と事故を起こしたドライバー)はまた呼び戻して欲しいですな。

そんな感じでドラマと割り切ればとても面白かったですよ。
正直、最後に急に警察のガサ入れが自動車会社に入る所から、短時間で急転直下で中小企業が勝利という結末までが雑すぎるとか、高橋一生の立ち位置が思った程重要でもなく、でも存在感的にはイケメンで、何だか良く分からないとか、ディーンのガタイが無駄に良すぎるとか、谷村美月の無駄遣いじゃないか?とか、ちょいちょい気になる所はあったんですが、まあ全体通して楽しく観れたので、オマケで5つ星です。
しかし、こういう映画でヒール的な嫌らしい企業人としての岸部一徳の存在感も凄いですよ。(特に髪型が・・・)

◆パンフレット:820円

空飛ぶタイヤ

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【18-070】妻よ薔薇のように 家族はつらいよ掘 ★★☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
ついつい観てしまうこのシリーズ。自分もそういう年頃なんだと割り切って妻よ薔薇のように 家族はつらいよを鑑賞。

平田家に泥棒が入り、長男・幸之助(西村)の嫁・史枝(夏川)がひそかに貯めていたへそくりが盗まれる。
自分の身を心配せずにへそくりをしていたことに怒る幸之助に対し、史枝は不満を爆発させ家を出ていってしまう。
家事を担当していた彼女がいなくなり、母親の富子(吉行)も体の具合が良くないことから、父親の周造(橋爪)が掃除、洗濯、炊事をやることになる。
しかし、慣れない家事に四苦八苦するばかりで……。


働く女性(お母さん)が圧倒的に増えたとは言え、まだ専業主婦の方もたくさん居るし、働きながら家事や子育ても担って・・という女性も多いかと思う。
そういう方でこの映画を観たという方に聞きたい。この映画を観て笑えたか!?と。

自分は言わずもがなのオッサンであり、言ってみればこの映画中の西村世代近辺だ。そんな自分が観ても、この映画は非常に不愉快な内容であった。
何の事は無い、この映画を一言で表せば「モラハラクズ亭主の話」である。
空き巣に入られ、自らの時計とヘソクリ数十万円を盗まれた奥さんに対して、その身を案じるよりも「何を盗られたか」を心配し、それがヘソクリと知ると「人の金を勝手に貯めただと?」「誰の金だ」「誰のおかげで生活できると思ってるのか」的な暴言(実際はちょっと違うかもしれないが、意味合いはそんな感じである)を浴びせ続ける。
堪りかねて奥さん家出後、あっという間に家は荒れ始め(誰も家事をしないのだから当然)、それでも非を認めて奥さんを迎えに行く事にも拒否反応示す亭主がクズ過ぎて引いてしまいましたよ。

更に、そのクズ亭主の父親(橋爪)も、「じゃあ自分が家事を・・」という気を少し持つのはまだいいが(奥さんの吉行和子は腰を痛めて動けなくなっちゃった)、台所仕事をすればまたたくまに火事騒ぎ。結局、飲み屋の女将を家に呼んで家事をやらせる始末。
このいい歳こいた父子のクズっぷりは遺伝以上の何かがあると思わずにはいられない。
結局、この父子は、共に「家事は女がやるもの」と信じて疑わず、上手く行かなければ「何で自分がこんな目に」と被害者面しちゃうようなダメ人間なんですよ。

まあ、最終的には気乗りせず奥さんを迎えに行く(今は空き家になってる実家に帰ってた)わけだが、ここできちんと詫びを入れれば百歩譲って少しは溜飲が下がるかと思いきや、いちおう口先では謝ってるっぽい感じでいながら、次に口をついて出た言葉は「俺にはお前が必要なんだ」である。
ここでも「自分」が中心だと。
そんなクズ中のクズ亭主に対して、もっと怒っていい奥さんだが、結局「子供が心配」とかいう理由で釈然としないまま普通に家に帰ってきちゃう。
いやいや、ダメだろ。自分の中では、旦那の口座から奥さんに盗まれたヘソクリ分のお金を渡し、ついでに空き巣も捕まるというオチを想像してたが、結局奥さんのお金は盗まれ損。犯人も捕まらず。きっと明日からはまた何食わぬ顔で家事一切をやらせるんだろうと思うと、奥さんに感情移入していた自分は軽く殺意すら芽生えてしまいました。

そんなクソ父子と同じ遺伝子を持っているとは思えないのが妻夫木くんです。
この映画を観て、最終的にはほっこりしてしまった主婦の方は、恐らくこの妻夫木くんの存在に無意識のうちに救われたのではないかと推測します。
とにかく、クズ兄貴(西村)のマイナス分を取り返して余りあるほど「いいヤツ」です。
もうね、いいヤツ過ぎて気持ち悪いくらいです。
何でこんなに極端に分かれちゃうかな・・・ってほど、「対女性(奥さん)」に対する優しさが違います。
このまま行けば、きっと次回作の主役は妻夫木&蒼井だよね。子供も生まれるみたいだし。

そういうわけで、なぜかダメ亭主世代のオッサンが主婦に感情移入(そういえば、夏川結衣が20代の頃はかなりファンだったな〜・・・という事を思い出しました)したおかげで、なんだか奇妙なレビューになってしまいました。
でも奥さん、裏口の施錠はしっかりとしないとダメですよ!

◆パンフレット:720円

妻よ薔薇のように 家族はつらいよ

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【18-069】50回目のファーストキス ★★★☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
初日から50回目のファーストキスを鑑賞。

ハワイのオアフ島で天文学の研究をしながら、ツアーガイドとして生活費を稼ぐ大輔(山田)は、カフェで働く瑠衣(長澤)と出会う。
彼は明るく聡明な彼女と意気投合するが、その翌日に会うと大輔や前日のことを全く覚えていないことに驚く。
瑠衣が事故の後遺症で、新しい記憶が一晩で消えてしまうのを知った大輔は彼女を口説き落とそうと奮起。
毎日彼女にアプローチを仕掛けてはファーストキスまで持ち込む大輔だが、このままでは関係が進展しないと悟ってあることを試そうとする。


はい。アダム・サンドラーとドリュー・バリモアの主演で制作されたハリウッド映画のリメイクです。
その監督が福田雄一というのも意外過ぎるんですが、オリジナルを観ていない自分にとっては予備知識が無くてかえっていいかもしれません。

話のほうは、一応はラブストーリーと言う体裁を取っていながらも、節々にコメディタッチの描写が挟み込まれるところはさすがに福田雄一作品。
ただ、このコメディが福田雄一作品にとって良く言えば「安定の面白さ」、悪く言えば「またしてもムロツヨシに頼り過ぎのワンパターン」なのです。
今作は、佐藤二朗のいつものコメディは控えめだったけど、どうしても福田作品の笑いってのは佐藤+ムロに頼りっきりという印象です。
更に、勇者ヨシヒコの山田孝之も加えてる事で、まさに福田一族で好きなようにいつもの笑いを撮っている所は、福田作品を数多く観ている自分にはマンネリにも感じます。

一方のラブストーリー展開の方は、まあ王道と言えば王道。
あそこまで綺麗に丸1日分の記憶が抜け落ちるのが現実であり得るのかどうかを語るのはナンセンスですが、個人的にはラストの扱いは不満です。
細かい事は書きませんが、「二兎を追うものは一兎を得ず」とばかりに「長年の夢を取るか、彼女を取るか」で引っ張っておきながら、あのオチはガッカリです。
オリジナルも同じ内容であったなら仕方ないんですけどね・・・。

でも、そんな不満点を持ちながらも、やっぱり長澤まさみの芝居を思い出すとあら不思議。割と満足だった所が優勢になってきます。
リアル長澤は三十路超えですが、劇中の瑠衣はとても若々しくてカワイイ。それは長澤まさみ本人の可愛さがあればこそです。
なんだかんだと芸歴も長くなってきて色んな役を経てきた中堅女優なんですよね。長澤まさみも。

そういった感じで「コメディ」と「ラブストーリー」が上手く融合されて・・・と言いたいところだけど、個人的にはコメディ(というより悪ノリ・ナンセンスギャグのくだり)が少々でしゃばり過ぎてる印象を持ちました。
まあ、そこらへんは個人的な好みと言う事もあり、「いやいや、面白かったでしょ」と思う人も居るかと思います。

はい。あとは山崎紘菜の出番が今イチだったのも残念だった事も含めて中間点という評価です。
つまらなくは無かったんですけどね・・・・

◆パンフレット:800円

50回目のファーストキス

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【18-068】トウキョウ・リビング・デッド・アイドル ★★☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
劇場公開に先駆けてトウキョウ・リビング・デッド・アイドルを観た。

ゾンビが存在する世界で、アイドルユニット「TOKYO27区」の神谷ミク(浅川)は、ゾンビにかまれ感染者になってしまう。
ゾンビになるまでに残された時間は、72時間。ゾンビ感染者は、発見され次第収容され、抹殺される。全国に指名手配されたミクは探偵の犬田(尚玄)を頼りに、血清を探そうとするが……。


まあね、アイドル主演の低予算(しかもクラウド・ファウンディング)ゾンビホラーとなると、もう観る前からクオリティ〜は推して知るべしです。
しかも、劇中の主人公もアイドルと言う設定だと、もう絶望的です。
ちょうど去年の今頃観た聖ゾンビ女学院でもガッカリしたのに、まったく懲りない自分に笑っちゃいます。

今回は、もちろんリビングデッド(ゾンビ)ものなんですが、あまり「ゾンビ対主人公」って図式では盛り上がりません。
「ゾンビ化するまでの限られた時間で抗体(?)を持つ外人女を探す」という人探し映画と言ってもいいでしょう。
この「限られた時間」ってのを如何にだんだんと盛り上げていくかが大事だと思うんですが、とにかく刻一刻と死の時間(ゾンビに変わるまでの時間)が迫っていると言うのに、画からはその緊張感がまるで伝わってきません。
劇中時間も割とサクサクと進んで端折られるので、あっというまにあと半日以内とかまで時間が進んじゃうのは頂けません。
例えば、時間が経つにつれて体とか傷口に変化が出てきて・・みたいな描写を少し入れるだけでも違うと思うんだよね。

そんな緊張感が無い主人公とは裏腹に、「ゾンビハンター」の星守紗凪の剣術っぷりの方が数段カッコよくてスリリングです。
もちろん吹き替え交じりとは言え、「ゾンビと日本刀」っていう組み合わせは割とポピュラーで痛快です。
倒されるゾンビ側の描写がチープすぎる(もっとリアリティのある血糊とか切株描写だったら良かったけど、低予算じゃ無理か・・)とは言え、まあまあ及第点のシーンです。
そんなアイドルとゾンビハンターが外人女を目指して遂に・・・となりますが、結末はスクリーンでどうぞ。

主役の浅川梨奈ですが、主役だけあって出番が多い割には前述の通り緊張感が今イチで印象に残りません。
せっかく浅川梨奈と同じ「童顔巨乳」という設定の神谷ミクなのに、その巨乳設定すら捨て駒になっているのは残念です。
じゃあ、水着にでもなって半乳でも出せばいいのかというとそれもホラー映画の設定じゃない。
「そうだ!ゾンビに噛まれるのが腕じゃなくオッパイだったら良かったのに!」などとどうでもいい下品な事を考えてしまっていたのは、ハナっからこの映画にゾンビ映画として期待してなかったという事なのかもしれません。

と言う事で、この映画は「ゾンビ映画」というよりも「浅川梨奈(他の共演者でも可)ファン向け」と思って観た方が良さそうです。
純粋なホラー映画ファンの方はご注意ください。

◆パンフレット:800円

トウキョウ・リビング・デッド・アイドル

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【18-067】恋は雨上がりのように ★★★★★
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
原作漫画は全く知らないけど、恋は雨上がりのようにを観てみた。

陸上競技に打ち込んできたが、アキレス腱のけがで夢をあきらめざるを得なくなった高校2年生の橘あきら(小松)。
放心状態でファミレスに入った彼女は、店長の近藤正己(大泉)から優しい言葉を掛けてもらったことがきっかけで、この店でアルバイトを始めることにする。
バツイチ子持ちである上に28歳も年上だと知りながらも、彼女は近藤に心惹かれていく。
日増しに大きくなる思いを抑え切れなくなったあきらは、ついに近藤に自分の気持ちを伝えるが……。


いや〜、特に期待せずに観たんですけど、ハマりました。面白かったです。鑑賞後に原作漫画と照合してみましたが、割とイメージあってるんじゃないかな。
話の内容的にも「JKとオッサン」という事で、自分のようなオッサン(と言っても、劇中のオッサンよりも自分は更にオッサンなわけだが)でもどこか引っかかる所があるのがいいです。
加えてこの映画、とにかくオープニングがキャッチーです。
曲がり角とかを「ズザァァーーッ!」って滑りながら疾走する小松菜奈からのファミレス風景の長回しでいきなり引き込まれます。

さて、「JKとオッサン」と書きましたが、言ってみればガチで同じ職場の上司と部下的な関係のオッサンとJKが怪しい関係になってJKがオッサンの部屋に行って・・・って、それゃあxxメンバーやんけ!って話になりますが、安心してください。最後までプラトニックです。SEXはもちろんチューすらしません。お互いの呼び名だって最後まで「店長」「橘さん」ですよ。
いやいや、偉いよ店長は。それでこそ分別のある大人です。自分はあそこまで理性を保てるか自信ありませんよ。
でも、あきらの方は、部活の部員に「バイトしてるファミレスに行く」と言われるや「ダメ。来ないで」と答える真顔で本気度は伝わります。
本気度と言えば、同じファミレスのイケメンに誘われて気乗りしないままデートする時の服装(「空手チョップ」Tシャツ)と待望の店長との初デートでの可愛いワンピースでも伝わります。
なんていう恋愛話を中心にしつつ、実は「あきらの再生物語」がテーマでもあるんです。
打ち込んでた陸上ができなくなって心にポッカリ穴が開いた状態だったあきらが再び走る事になるまでの物語。これがもう1本の柱です。

最終的に店長との恋はどう着地するのか?と思わせつつ、もう途中からだいたいオチは読めましたが、ラストの小松菜奈の泣き芝居はグッと来ます。
まあね、これまであまり小松菜奈を可愛いと思った事は無いんですが、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」では結構「おっ!」って思わせておいてこの映画ですよ。(その間のジョジョとか坂道のアポロンは観てません・・)
ハッキリ言って、この映画の小松菜奈はめちゃくちゃ可愛いです。
可愛いだけじゃなく「顔芸」とも言える表情も見ものです。
基本「不愛想」「ナチュラルな仏頂面(睨み顔)」でありながら、「店長とデートする時の幸せそうな笑顔」「焦げたサンドイッチ食った時の『まずッ!』みたいな顔」「陸上のライバル女子に壁ドンされた時のビックリした顔」との落差も見逃せません。

その他、印象的な場面などを列挙すると・・・
・部屋での「ほぼ下着」の小松菜奈全身姿は「ウヒョー!」と男どもは歓喜するに違いありません。
・大泉洋の息子役が何気に天パになってるのは笑う所だと思います。
・濱田マリの役名が「久保佳代子」なのは、どうしても「大久保佳代子」を思い出してしまうじゃねーかwww。
・廣田あいかはどこに出てたんだと思ったら、最後の最後に1シーンのみ登場でしたww。

と言うお気に入りの場面が幾つも盛り込まれた「フロントメモリー」(主題歌)MVがまた最高です。

はい。もうほぼ100点・・・と言いたいですが、1つ突っ込むと「100m走であれはぶっちぎり過剰だろ!あきらはどれだけ超人的な快速なんだよ!」って事。
まあ、ユニフォーム姿に見とれて突っ込むのも忘れてたのが本音ですが・・・。

しかしあのオープニング(10分くらい)だけを100円払うんで劇場で見せて欲しいんだけど・・・。まあそれは無理なのでWOWOWのオンエア待ちますか・・・(; ̄Д ̄)

◆パンフレット:720円

恋は雨上がりのように

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【18-066】友罪 ★★★☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
何となくといった程度のテンションで友罪を鑑賞。

ジャーナリストを目指していたが挫折し、生活のため町工場で働くことになった益田(生田)は、同時期に働き始めた鈴木(瑛太)という男と出会う。
鈴木は周囲と交流せず、過去を語ろうとしなかったが、同い年の二人は次第に打ち解け友情を育んでいく。
しかしあるきっかけから、益田は鈴木が17年前に世間を騒然とさせた連続児童殺傷事件の犯人ではないかと考え……。


重くて暗い内容です。
特に例の神戸の事件をテーマにしているという事では無いようですが、主人公は明らかに「酒鬼薔薇聖斗」を連想させます。
自分もどうしても酒鬼薔薇として観てしまう。
そうなると、もうどうしたって主人公には1ミリの同情心も沸かず、むしろ排除したい気持ちでいっぱいになります。

では、映画のスタンスとしては主人公をどう描いているのか?
ハッキリ言って「どっち付かず」に感じました。
もはや普通の人として生活する事は難しい(どこで何をやっても「あの少年だ」とバレればその地を去るしかない)し、かと言ってそういう境遇を同情的に描いているかと言うとそうでもない。
こういうテーマだからね。「娯楽」にはし辛いですよ。そうなると「面白い」と感じさせる要素は極力排除されると思うのです。
夏帆とのエピソードも、個人的には今イチすっきりと落ちていないと感じたし、極めつけは富田靖子の心情ですよ。
裸を描かせるというエピソードはハッキリ言ってやりすぎだし、全体的に犯罪者に対する接し方がどうにもこうにも偽善者っぽくも感じてしまい、全然共感できません。
少年刑務所的な所で虐められてた子が逆襲に転じて暴れている所に出てきて、一瞬で言葉だけで沈静化させるシーンに至っては全然説得力を感じませんでしたよ。

この「酒鬼薔薇もどき」とは別に、交通事故で人命を奪ってしまった息子の事件をきっかけに家族離散させた一家の話も並行して描かれるが、こちらはかなり話が極端な印象。
被害者の親がかなりの年月が経過していると思われるのに加害者の父親の勤務先に押し掛けるとか、一家離散もそうだし、当の息子が結婚するという話に激しく反発する姿は過剰に見えます。
逆に、当の加害者である息子の方のエピソードがほとんど無いのもアンバランス。
ひたすら父親が過剰な落とし前をいつまでも周りに強要しているようにも見えてしまいます。

そんなわけで、テーマ的に面白要素を入れられない上に、必要以上に重苦しいエピソード・演出を重ねられたので疲れました。
つまらなくはないですが、何とも評価しづらいです。
夏帆の地味で暗くて、いかにも男にDV受けてる感じや騙されてAV出ちゃう薄幸な女は好演でしたが、主役であるはずの生田クンは少々印象薄かったかもしれません。
少なくとも天気の良い休日の昼間に観る映画じゃないような気がしました・・・・。

◆パンフレット:800円

友罪

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