映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【18-106】 ボヘミアン・ラプソディ ★★★★☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
話題のボヘミアン・ラプソディをTCX+DOLBY ATMOSで鑑賞。

1970年のロンドン。ルックスや複雑な出自に劣等感を抱くフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)は、ボーカルが脱退したというブライアン・メイ(グウィリム・リー)とロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)のバンドに自分を売り込む。
類いまれな歌声に心を奪われた二人は彼をバンドに迎え、さらにジョン・ディーコン(ジョー・マッゼロ)も加わってクイーンとして活動する。
やがて「キラー・クイーン」のヒットによってスターダムにのし上がるが、フレディはスキャンダル報道やメンバーとの衝突に苦しむ。


この映画を観るにあたっては、どれだけ「QUEEN」というバンドに対して造詣が深いかという事が映画の評価にも繋がる事は避けられないでしょう。
だって実在のバンドの実際に会った話なんだから。
そう考えると、リアルQUEEN世代となると、かなりのオッサンオバサンとなりますが、まあQUEENほどのバンドとなると若い人にもある程度は浸透しているでしょう。

そういう自分も一応は「リアルQUEEN世代」に引っかかってはいるものの、そもそも洋楽に興味が傾いたのは80年代前半の「洋楽ブーム」の頃だったし、QUEENに関して言えば、本格的に「QUEEN」というバンドを意識したのは「フラッシュ・ゴードン」のサントラ(この頃から映画好きだったので、やはり映画が入口になったのです)という有様です。
なので、本当のリアルという意味では、洋楽ブームの頃にリリースされた「RADIO GAGA」「ブレイク・フリー」あたりになります。
その後、ボヘミアンとかロックユーとかチャンピオンとか、一連の有名曲をより深く知るという順番だったんだけど、フレディが亡くなったというニュースも何となく覚えてます。
(あのQUEENの・・・というよりも、やはり「AIDSで死んだのか!?」という印象の方が強い)
で、今回映画鑑賞に先立って、主要なバンドの生い立ちはwikiでサラッと見る程度にしたものの、山場となるLIVE AIDの実際の映像は内容が良かった事もあって事前に何十回も繰り返し見ておりました。

前置きが長くなりましたが、そういう状態で観た自分からすると、「ちょっとハードル上げすぎたかな」と言うのが率直な感想です。
実話に対して言うのはおかしいのかもしれないけど、これを「バンドのサクセスストーリー映画」として観ると、意外とテンプレート通りに綺麗にまとまった感があり、それが良くも悪くも安定感を出しちゃってます。
もちろんフレディの生い立ちとか、LGBTなんて言葉も無かった時代のフレディのセクシャリティの問題とかはテンプレートには無い要素です。
でも全体的には王道の展開なのは、映画的には及第点に留まる程度だったと自分は評価しました。
何かこう、もっと「LIVE AIDに出る事」の特別感があって欲しかったのよ。
実際、バンドとしては分解寸前だったけど、あのLIVE AID出演がQUEENを繋ぎ止めたわけでしょ?ただのお祭りじゃないはずなんです。
その思いがMAXまで達した所でクライマックスのライブに行って欲しかったけど、そこまでのカタルシスを得る所までは行かなかったのが正直な所です。
※何か、映画的にはLIVE AIDの時にはAIDSと知っていたような描かれ方だったけど、実際はそうじゃないよね?って所も引っかかった。

そのLIVE AIDだけど、非常に細かい所まで良く再現されていると思うし、音楽の良さもあって夢中にはなれます。
でも、再現性が高ければ高いほど「本物の良さ」を思い知らされる感じなのです。
そりゃそうでしょう。いくら再現性を高めても所詮作り物。本物を超えられるはずは無いのだから。
これは賛否両論あるかと思いますが、自分としてはあそこまで来たらLIVE AIDの映像は本物を使うって手もあると思っちゃったんですよ。
映画としてのバランスは崩れると思うし(この映画は「ドキュメンタリー」じゃないからね)、役者に対しても失礼な部分もある事は分かってます。
でも、やっぱり本物が良いんです。エンドロールで本物が出てきた事でようやく涙が出てきた自分としては、やっぱり本物主義なんです。

そんなわけで、残念ながら満点には至らずでした。
でも、ちょこちょこ興味深いシーンがありますよね。
・やっぱりオープニングの20世紀FOXファンファーレ!あれでいきなり胸熱になれた!
・猫好きフレディが良く分かる猫だらけの家は可愛すぎる。
・着物とか伊万里焼とか、日本を好いてくれてたことも良く分かって嬉しい。
・フレディ以上に似過ぎのブライアンの再現率すげー!
・「ガリレオって誰だよ!?」の台詞ワロタww

何かちょっと辛口なレビューになっちゃったけど、QUEENの良さを再確認したので、この映画のサントラか「グレイテスト・ヒッツ」のどちらかを買おうと思います。
(どっちにしようかまだ決められない・・)

◆パンフレット:720円

ボヘミアン・ラプソディ

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【18-105】search/サーチ ★★★★★
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
世間での評判も上々なので楽しみにしていたsearch/サーチを鑑賞。

ある日、デビッド(ジョン・チョー)の16歳の娘マーゴットが突然姿を消す。行方不明事件として捜査が行われるが、家出なのか誘拐なのか不明のまま37時間が経過する。
娘の生存を信じるデビッドは、マーゴットのパソコンでInstagramなどのSNSにログインする。そこで彼が見たのは、自分が知らなかった娘の一面だった。


「全編通じて映像が全てPC画面の中で進む」という点が新しいと言われているが、既に『アンフレンデッド』で「全編Skypeの画面で進む」ってのをやってたし、更にそれ以前にも「ブラック・ハッカー」ではPCのウェブカメラや監視カメラ映像を中心とした画作りも行われていたので、史上初ってわけではありません。
まあ、PCの中だけってのもあくまでも演出の1つですからね。肝心のお話がつまらなければ意味が無い。そういう意味ではこの映画は話の中身が良かったおかげでPC内映像のみという試みも生きていました。

話は、最初は「娘が居なくなった。失踪?事件に巻き込まれた?」という謎から始まり、「リーアム・ニーソンかよ!」と言いたくなるような「娘のために頑張る父親」という描写を経て2転3転と真相が変わっていく結末までシンプルでありながら飽きさせない展開で非常に緊張感を持って観続ける事が出来ました。

まあね、居なくなって初めて「娘の交友関係は?」ったって、そんなの詳細まで把握している親なんて居ないでしょ。
とても仲のいい友人1人や2人ならともかく、小学生じゃあるまいし、「普段どんな友人と付き合いがあったか?」なんて聞かれたって分からんよ。
で、さすがネット時代。様々なSNSから親が知らない娘の日常を少しずつ突き止めていくんですが、ちょうどこの間観た「スマホを落としただけなのに」と好対照な内容に思えます。
片やスマホを落としたためにプライバシーがどんどん暴かれていって危機に陥る。
一方でSNSを暴くことで娘の安否に近づいていく。
この両者は更にネットリテラシー(ITスキル)のレベルも好対照に描かれているのが興味深いです。
スマホを落とした奴は誕生日とか車のナンバーとか馬鹿みたいな簡単なパスワードしかかけていないのに対して、娘の方はそれなりのパスワードをかけていながらも理路整然とした手順できちっとパスワードを突き止めて少しずつ情報を入手していく様はある意味気持ちがいいです。

そういった経緯から、娘がどうやら事件に巻き込まれて安否が心配される事になると、次は「誰がやったか?」という興味に移っていきます。
これもね、あからさまにフラグが立ってる奴とか居るんですよ。必死父ちゃんの弟とかね。
そして本当に弟がハッパを娘に・・・みたいな話になって「何だ、そんなありきたりの話なの?」とガッカリさせておいて「実は別の男が犯人で確保された!」と来て、「あぁ、そう来たか。ちょっと拍子抜け・・」と思わせておいて更に更にの大逆転という展開は出来過ぎっちゃあ出来過ぎなんだけど(お父ちゃんがちょっとした発言とか出来事を恐ろしいくらいの記憶力で「!?」って気づいちゃう所がハイスペック過ぎるww)、それはそれで楽しめちゃうんだから文句も無いです。
これはPC画面云々の件を抜きにしても、普通にサスペンス映画として小奇麗に纏まってて良かったのでは無いでしょうか?
この手の映画にありがちなIT音痴描写も目に付かず、逆に馴染のあるFacebook、Twitter、Tumblr、YouTube、Googleマップ、FaceTime、iMessage・・・というツール類の「本物」が登場するのもいいね。
(これが日本の映画だと、検索エンジンすら架空のサイトなので白けちゃう)
冒頭のWindows起動画面がXPなのも時代を感じさせてGoodでしたよ。

そんなわけで、内容的には大満足でした。
「枝豆って、アメリカでもEdamameって言うのか・・」とか、「あの娘は、(演じている女優は)実際は30歳の既婚者なのか!」というマメ知識も興味深いです。
普段、PCとかITに疎い人よりもSNS等に慣れ親しんでいる人の方がより楽しめると思うので、年頃の娘を持つITスキルをそこそこ持っているお父さんはぜひ劇場へ!

◆パンフレット:720円

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【18-104】スマホを落としただけなのに ★★★☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開早々のスマホを落としただけなのにを鑑賞。

派遣社員・稲葉麻美(北川)の恋人が、スマートフォンを落としてしまう。そのことを知らずに恋人に電話をかけた彼女は、「あなたが稲葉麻美さんだってことは、分かりますよ」と見知らぬ男から電話越しに言われ、絶句する。
拾い主の男から恋人のスマホを受け取りホッとする麻美だったが、その日から彼女の周囲で不穏な出来事が起こり始める。同じころ、山中で身元不明の女性の遺体が次々と発見され……。


スマホを落とすって事は大して珍しい事では無いとは思いますが、それを拾った男がサイコパスな連続殺人鬼だったとなるとそうそう無い事とは思います。
ただ、今時のスマホなら個人情報はもちろん各種SNSに加え、クレジットカードやらネットバンクやらといった金融関係の情報まで入ってる。
これを落としたら「スマホを落とした"だけ"」とは言えないでしょ。
この映画を観て、特に主人公カップルに対して「ITリテラシー低すぎ!」って突っ込める人はまず安心でしょう。
パスワードに誕生日とか車のナンバーとか安易すぎるよね。
※ちなみに、私は認証は指紋認証だし、普段から必ずネックストラップ付けてるので、落とす事はありません。

と、そんなITリテラシーが低い人たちが酷い目に遭う話です。
全体通して悪くは無いんですが、ちょいちょい「何じゃそりゃ」と突っ込んでしまう場面もあり、手放しでは褒められません。
スマホを悪用される側の対応が遅れるばかりに傷が深くなっていくのは大目に見るにしても、頂けないのは警察側です。
ハッキリ言って、連続猟奇殺人に対して「警察の威信に賭けて」みたいな事を言ってるけど、やってる事はヘッポコばっかりです。
アルピー酒井を捕まえに行くのも少人数な上に逃げられて、結局新人クン(千葉クンね)が捕まえるし、最後に犯人の車を追うのにも、Nシステムを頼りにというのは分かるけど、それも高速降りた先は分からないだろうことは最初から予想できるにも関わらず、高速降りて「どっちだ!?右か?左か?」なんて新人くんに聞いちゃう(そして新人くんが勘半分で"右"と言ったのが当たると言う・・ww)ところも脱力しまくりです。
こういうのはさ、「羊たちの沈黙」もそうだけど、犯人側が凶行に及ぼうかというスリルと、それに迫る警察の捜査の手が分刻みで進んでいくからスリルがあるのに、犯人に迫っているのは素人の富田くん(彼氏)という有様。
(それにしても、何で富田くんは警察を呼ばないんだ!?という疑問も・・)

で、話戻って低ITリテラシーカップルですが、まあいいですよ。安易なパスワードとか変な写真をネットに保管しちゃってるってのは。実際居るでしょ、そういう人は。
でも、やっぱり北川景子の「あの設定」は極端すぎて受け入れ難いです。
それこそ「スマホを落としただけじゃないやんけ!」と大騒ぎですよ。
ってか、あんなに簡単に他人に成り変われるのか?あんなに借金地獄(原作では借金じゃなくAV出演関係の話らしい)なのに、整形する金はどこから出たんだ!?とか、ツッコミどころ満載なんですけど、スマホを無くした話とは直接関係無い事もあって、何かしっくり行かない設定でした。

そんなわけで、犯人の描写は「サイコ」、被害者は「リング」(白い服着た髪の長い女)など、有名ホラーのオマージュを含みつつ、内容はツッコミ半分で観てしまうという落差のぶん、採点は減点でした。
犯人役のあの人の「怪演」は見ものですが、あっちもこっちもマザコンのサイコパス(予備軍含む)ばっかりなのがある意味恐怖感満載でした。

最後に・・・・
「プラネタリウムでペチャクチャ喋るんじゃねーよ、バカップル!」
やっぱり突っ込んでしまった・・・。
(ちなみに、ラストのラストでスマホを落とす高校生は北村匠海くんです)

◆パンフレット:720円(ネタバレだらけ注意!)

スマホを落としただけなのに

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【18-103】心魔師(ネタバレあり) ★★★☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
ポスタービジュアルの印象のみで小粒なサスペンス系の心魔師を鑑賞。

犯人確保に失敗し謹慎処分を受けていた捜査一課の刑事今村(生津)は、謹慎が解けて現場に復帰する。
復帰後最初に担当した事件は、血液の凝固を止める薬品を被害者に注入して失血死させるという猟奇殺人だった。
被害者の下山の自宅には、睡眠薬と「カンガエテハイケナイ」という意味深なメモが残されていた。


知名度のある俳優は少なく(竹中直人が1シーンのみ登場するが)、特撮とかロケにお金がかかっている訳でも無い典型的な低予算小規模映画です。
しかし「カメラを止めるな!」のように、予算は少なくても面白い映画ならウケる事が分かった2018年。この作品は・・・。

結論から言うと、予想よりは楽しめました。
もっとも、肝心の猟奇殺人については掘り下げも浅く、今イチなんです。
むしろ捜査の過程で浮かび上がった謎の精神病院の患者たちと刑事との怪しい空気感の方が見ものとも言えます。

被害者たちが出入りしていたと思われる精神病院のような施設。
そこには「バス事故で複数の死者が出た中、唯一助かった少女」をはじめ、性別・年齢・職業等異なる数人の入院患者らしき人たちがいて、そこに医師と看護師のオバサンが居るという構図。
自分もこの手の設定の映画を何本も観ているので、この数人の入院患者が食卓のような場所で一堂に会して食事しているシーンを見て「あ、これって多重人格モノだろ」とすぐに感じちゃったのです。
正確には、「バス事故で亡くなった他の人の精神が自分の中に残っちゃっている生き残り少女」が真崎かれん演じる夕子という事なんですが、じゃあ彼女が一連の猟奇殺人の犯人なのかと言うとそうでもない所がちょっと拍子抜けする所です。

その殺人のカラクリについてはここでは伏せておきますが、この多重人格のそれぞれのキャラにしても、もう少し「運命」に幅を持たせると面白くなったと思うんだよね。
自分はこの設定を観て、アン・ハサウェイの「パッセンジャーズ」を思い浮かべたのですよ。
あの映画では、飛行機事故で亡くなった(主人公自身も実は死んでいた)人の精神が生者のように主人公の前に現れるけど、いわゆる「成仏した」状態になると消えていくという設定が興味深かったのです。
そのまま真似ると、それはパクリになっちゃうけど、夕子の中でどうしても生き続けたい「生への執着」の度合いを表現しても良かったと思いました。

一方、それを追う刑事側。
正直、不眠症設定も今イチ生かされていない(睡眠薬をもらいに精神病院へ・・って事で精神病院と繋げるネタにはなってるけど)し、何か必要以上にやさぐれた感じにしている必然性もあまり感じられません。
ズバリ言うと、主人公としてのキャラ的な魅力と言うか興味度があまり上がりませんでした。
おかげで、クライマックスは「今度はあの刑事が犠牲者に・・??」という所が見せ場なんですが、何か自分の中ではあまりハラハラ度は高まっておりませんでした。
何かこう、もっと夕子自身がキャラ変して何をしでかすか分からなくなっちゃうとか、そういう感じがあればまた違ったのかもしれませんが、むしろ淡々と進んでいるように感じてしまったんですよね。

と言う事で、少々不満があり、更に「ホラーじゃないじゃん!」とも言える作品でしたが、悪くは無かったです。
・小橋めぐみが脱いでないけどエロい。
・柳憂怜の石頭サイコー。
・結局「カンガエテハイケナイ」って何?
というワンポイント感想で締めます。
不思議な作品ですよ〜。

◆パンフレット:販売無し

心魔師

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【18-102】殺る女 ★★☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
知英と武田梨奈が共演という所に興味があったので殺る女を初日から鑑賞。

愛子(知英)は、幼少期に両親を殺され、その際に目撃したサソリのタトゥーが腕にある男を捜し出そうと殺し屋になった。
一方、心に闇を抱える看護師の由乃(武田)は、勤務先の医者に恋をしていた。
ある日愛子は、思わぬ事件に引きずり込まれた元暴力団員・俊介(駿河)の一人娘カナと出会う。


タイトルは「やるおんな」と読みます。親を殺した男(刺青が特徴)を見つけるために暗殺者になったという設定からしてトンデモですが、90分未満と言う短尺なのに、ツッコミどころはかなり多く、まさにツッコミ密度極高の1本でした。

登場人物は極めて少ないです。
女暗殺者の知英と、元暴力団関係ながら足を洗って幼い娘と平和に暮らそうとする男とその妹(陰気くさい)が中心です。
と、この時点で「あの元暴力団兄ちゃんが知英の親を殺したんだろ」とバレバレなんですが、まさにその通りです。
親を殺された自分と、その殺人者の幼娘が重なり・・・という所も想像はつくんですが、とにかく話自体がシンプル過ぎるので、それを引き延ばすために「何だコリャ」な描写が多いです。

まず暗殺者の知英。
孤高の暗殺者と思いきや、何故かリムジン的な車で移動し、アキラとかいう男だか女だか分からない(たぶん女)手下を携えている事が多いんですが、いやいや、暗殺者ってもっと目立たないように世を渡ってないといけないんじゃないかと思うんだけど・・・・

で、殺しのシーンにしても、サイレンサー付けるわけでも無く普通にバンバン撃っちゃってます。
いやいや、それじゃあすぐバレて通報されんだろ!?と別の意味でハラハラします。
かと思えば、元K1ファイターのニコラス・ペタスには素手で立ち向かい、締め落とした挙句にヒールで撲殺・・みたいなシーンはあるんですが、どうみても男の方が強そうなのに、気が付いたら知英ちゃんが勝ってましたよ・・・。
(しかも、大立ち回りを演じていたはずなのに、ドアの外のボディガードは激しいSEXだと思い込んで全く救出にも来ず、何故か裸足のまま出てきた事を不思議に思いながらも易々と逃がしてしまうトホホっぷりです)
このペタスさんとの格闘ですが、特に本編の何かと話が繋がってるわけでも無く、尺伸ばしの為に付け加えられたかのような違和感シーンでした・・・。

そして中盤過ぎには、何故か急に狙撃されて殺されるアキラさんのシーンがありますが、車外で突然撃たれた!ってシーンで始まり、「何が起こったんだ!?」とちょっぴりワクワクさせておきながらも、敵が何のために何を狙って撃ってきたのかサッパリ分からないままこのシーンも終わってしまいます。
知英一味を壊滅させようとする事が目的なら、アキラを殺した後に車内に居る知英にも危機が迫るはずなのに、アキラが撃たれてから知英と最期の会話をして絶命するまで銃声はピタッと止み、誰かが車に迫って来る事もありません。
ようするに、アキラとの別れを入れたいだけだったみたいですね・・・。

一方の元暴力団兄ちゃんですが、その前に妹の武田梨奈ですよ。
何か陰気くさい割には男にホイホイついて行って割と簡単に寝ちゃうという良く分からない女です。
「ヤリマン女だ」と男が電話で話しているのを苦虫を噛み潰したような顔で聞いてますが、まあその通りなんだから仕方ない。
そんなだから恋心を抱いていたイケメン医師(梨奈嬢は看護師です)にも見向きもされないどころか、もっとカワイい看護師に持っていかれます。
って、そんな事はどうでも良くて、せっかく武田梨奈をキャスティングしたんだから何か目を見張るようなアクションを見せてくれるのかと思ったら、何の事は無い、ただのキチガイ通り魔みたいなキャラに成り下がったまま見せ場も無く消えていきます・・・。ガッカリです。
(武田梨奈の「怪演」という新境地が観れたというポジティブな解釈をした方がいいのだろうか・・)

そしてクライマックスは、刺青兄貴と、篠原篤扮する元の悪党仲間、そして知英の三つ巴の戦い・・・となるはずが、篠原篤は何がしたいのか良く分からんし、刺青兄貴は相変わらず娘を危険な現場に連れてきてるし、カオスな感じすらします。
そして女スナイパー知英は、最初こそ離れた建物からライフル的な銃で狙撃を試みますが、上手く当たらない事もあってか、アジトに乗り込みます。
まあそれはいいんだけど、篠原篤を超至近距離で銃を構えあって・・というシーンが緊張感出るかと思ったら、それだけの至近距離にも関わらずお互いの弾はまともに命中しない脱力っぷりです。

しかし最後はやっぱり「幼い娘の前で父親(自分の親を殺した刺青男)を殺せるか!?」って所が山場となります。
どうなるかはここでは書きませんが、特に爽快感も絶望感も感じる事無く終わったように感じたのは、それまでのトホホシーンで既に集中力が薄れていたからでしょう。

と言う事で、終始暗くて台詞も少なくてというテイストも相まって、何とも締まらない作品になってしまいました。
動ける女をキャスティングしながらも勿体ないですよ・・・

◆パンフレット:720円

殺る女

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【18-101】恋のしずく(ネタバレあり) ★★☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
川栄初主演という事で恋のしずくを鑑賞。

農大に通う詩織(川栄)はワイナリーでの研修を夢見ていたものの、決まった実習先は広島の老舗酒蔵だった。
やる気のない蔵元の息子(小野塚)、病気がちな蔵元(大杉)、厳格な杜氏(小市)、米農家であり蔵人でもある美咲(宮地)に囲まれ実習が始まるが、失敗ばかりしてしまう。
そんな矢先、蔵元が亡くなり歴史ある蔵は危機に瀕し……。


はい。もう典型的な町興し的ムービーで、「何の因果か、苦手な事をやらされるんだけど、そこに携わる様々な人と触れ合って好きになっていく」みたいな流れは必然的に「先が読めまくる」という事もあり、意外性は感じませんでした。

テンプレート通りという事もあり、全体的には無難過ぎるくらい無難に纏まってるし、いわゆる「いい話」にはなってると思いますよ。
でも、色々と詰め込み過ぎな感もあります。
その最たるものは、タイトル通り「恋バナ」です。
主役の川栄は、テンプレート通りに蔵元の息子に恋心を抱いて・・・ってのは当然としても、出入りする美咲さんの話まで結構な尺を取って描いています。
っていうか、恋バナ的にはむしろこの美咲さんの話の方が少しウエイトが大きかったんじゃないかな。
個人的には「その話って要るの?」と首を捻る所です。

で、一番気になったのは、この話ってあくまでも「大学の研修」で訪れてるわけで、そうなると期間なんてせいぜい1〜2週間なんだよね?キャリーをゴロゴロ転がして来てるだけだし。
なのにあっという間に息子を好きになっちゃって、何か知らないけど嫌いだった日本酒も克服して、稲刈ったかと思ったら映画後半では酒が出来上がってて・・と、あたかも「半年くらい居ます」みたいな時間軸に思えちゃって何か入り込めません。

そもそも、川栄の元々のワインに対する思い入れも大して描かれてない+「日本酒は体が受け付けません!」って言っておきながら、飲んでみたらアッサリと「美味しい!」とか言っちゃう時点でお酒に対する思いが薄っぺらく思えてきちゃう。
その上、研修を終えて戻る事になるのはいいけど、結局何を学んでどういう方向に進もうと決めたかも描かれないという点に至っては、芯の無い軽い女の子にしか見えなくなってしまうのが残念です。

他にもこの映画のオチに関しては不可解極まりないです。
宮地が「妊娠してるだろ」というのは早々に想像(元カレとの子ね)できちゃうんだけど、そこで恋バナを挟んで、新しい男にプロポーズしてもらう・・・・なはずなのに、願いの絵馬には「シングルマザー上等!」って書いちゃってるのはどういう事なのかサッパリ分からないし、川栄も最後に息子クンと駅での別れ・・っていう段になって、お別れにもらったお猪口を見るや「また一緒に呑みましょう」的な事を言っちゃう。
いやいや、結局告白するでも無く別れちゃうのか・・って思わせておいて「また呑みましょう」って言っておきながらやっぱり帰りの電車に乗って、とある台詞(ホームのアナウンスの声が被って、それが告白である事が聞き取れないというベタな演出)を発する・・って、結局どうなるものなのか、今イチ分かりませんでしたよ。
個人的には、「好きでした」ってハッキリ伝えた上で別れて、帰った後はワインじゃなく日本酒作りの方に進んで・・って方がむしろベタドラマなんじゃないのかい?と思ってしまいました。
何かこういう町興しムービーって、自分にはあまり合わないのかもしれませんね・・・。

そしてこの映画ですが、大杉連さんの遺作となりました。
胸の病気で・・っていう設定がリアル過ぎて辛いですが、芝居はさすがです。
杜氏の小市さんともどもこの映画をしっかり支えてくれた最高の芝居でした。本当に亡くなったのが残念です。

おっと、主役の川栄も無難に演じてました。
彼女の芝居って、あまり悪目立ちせずに、しっかりと映画のテイストに染まっている所が良い所だと思うのです。
今作でも、川栄というよりも「詩織ちゃん」として映画に馴染んでいたのは良かったと評価しています。
またこれから違う映画でも見続けて行きたいものですね。

◆パンフレット:720円

恋のしずく

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【18-100】億男 ★★☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
何となくフラっと億男を鑑賞してみた。

失踪した兄が残した借金の返済に追われ、妻子に見捨てられた図書館司書の一男(佐藤)は、ある日突然宝くじで3億円が当たる。
狂喜するも高額当選者たちが悲惨な人生を送っているという記事を読み不安になった彼は、億万長者になった大学時代の親友の九十九(高橋)に相談する。
久々の再会に浮かれ酔いつぶれた一男が目覚めると、3億円と共に九十九の姿も消えていた。


う〜ん、だいぶ想像と違う話でした。
3億円持ち逃げされた男が相手を探して・・っていうちょっとしたサスペンスタッチな感じがあるのかと思ったら、全体的には「お金とは?」という薀蓄を自分の価値観で語る人々を中心とした堅苦しい人間ドラマでした。

いやね、普通に考えれば、借金がある男が3億円当たったらまず借金返済するのが最優先だと思うんだけど、そうせずに「どうしていいか分からん。昔の親友に相談しよう」という時点で何か違和感を感じてしまいます。
しかも、いきなり怪しい集まりに連れ出されて札束ばら撒くとか、完全に「急に大金を掴む事で、むしろ破滅に向かうダメな人」の典型じゃねーかと思っちゃう。

んでもって、九十九と共に色々な「秒速で稼ぐ(過去に稼いだ)人」に会うんだけど、どいつもこいつも変わり者で、何だか胡散臭いのばっかりです。
まあ、稼げるって事は、他の人がやってない、あるいは他の人が考え付かない事を実現するって事も良くあるので、どこか人とは違った変わり者じゃないと・・ってのは分かるんだけど、何か説教臭く感じちゃう所もあり、あまり頭に入ってきませんでした。
ただ、話は今イチ入ってこなくても、北村一輝や藤原竜也といったあたりの変わり者キャラたちはなかなか強烈で(特に北村は北村と分からないくらいの変わりっぷりが草)、それはそれで楽しめます。
そう考えると沢尻エリカのキャラが何とも中途半端な感じでした。

結局、「持ち逃げされた3億円は?」「九十九はどこに消えた?」という所に向かうための話よりも、3億円や九十九を探す過程で知り合った人々の独自の説法を聞かされるだけ・・って思えてしまい、全体的には退屈な映画だと自分は感じてしまいました。
時代も現代だったり、過去のモロッコ旅行だったりを行ったり来たりする(そんな描写を繰り返すから一向に「消えた3億円」の話が動き出さない)ので、それも集中できなくなってた要因でした。

最後に・・・池田エライザは相変わらずエロ可愛いが、露出は全くと言っていいほど無くてガッカリです。。(; ̄Д ̄)

◆パンフレット:720円

億男

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【18-099】あの頃、君を追いかけた(ネタバレあり) ★★★★☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
乃木坂の飛鳥ちゃんが主演と言う事もあり、あの頃、君を追いかけたを鑑賞。

地方都市の高校生・水島浩介(山田)は、仲間たちと馬鹿騒ぎを繰り返す気ままな生活を送っていた。
ある日、彼の悪ふざけで授業がストップしてしまう。激昂した先生は、浩介の監視役にクラスで一番の優等生である早瀬真愛(齋藤飛鳥)を任命。
真面目を絵に描いたような真愛の言動をうっとうしく思う一方、中学から憧れの存在でもあった彼女に心が揺れ動く浩介。教科書を忘れた真愛を浩介が助けたことから……。


オリジナルは2011年の台湾映画(日本公開は2013年)ですが、当然と言っては変ですが、そのオリジナルは観ておりません。
まあ、オリジナルを知らないなら知らないなりに、比較することなくこの映画単独で評価すればいい事です。

予告にもあるが、映画の冒頭は、どうやらこれから結婚式に向かおうとする主人公男子。
「急げよ、花嫁が待ってるぞ」と声をかける友人。そして純白のドレスに身を包む飛鳥ちゃん。目からは涙がこぼれる・・・。
もうね、高校時代の色々を経て大人になって結ばれる話だと誰もが思うでしょ。自分もそうだと思って観てましたよ・・・。

シチュエーション自体は良くある構図だと思うのです。
ヤンチャで馬鹿ばっかりやってて、でもちょっと格好良くてちょっと優しい。そんな男の子に好意を持つクソ真面目な、でもカワイい女の子。
正反対のような2人が時間をかけて心を許し合って、そして・・・・って思ってましたよ。

実際、この2人はお互いの事が好きなんですよ。
でも言い出せない男子と、言ってくれるのを待ってるけど自分からは言えない真面目女子。
そして受験・卒業・進学により離れ離れに・・・と言っても、好きあっていれば大丈夫と思ってましたよ。

そして冒頭の結婚式シーン。
新婦の飛鳥ちゃんは遂に結婚しますが、隣に居るのはあの彼ではありませんでした。
どうして?あれだけ好きだったのに・・。
どうして?坊主にした彼の願いだったポニーテールでずっと通してあげたのに・・・。
どうして?一緒に台湾旅行行ったのに・・・。
どうして?彼からもらった「YOU ARE THE APPLE OF MY EYE」のリンゴイラストTシャツ気に入って何度も着てたのに・・。
どうして?地震が来たら、何年も会って無いのに真っ先に電話で無事を確認し合う仲なのに・・・。
結局、終わってみれば、結婚どころかきちんと「付き合う」という関係にすらなっていなかったって・・。

劇中、飛鳥ちゃんの行動で2つ秘密にされていた事がありました。
彼について聞かれた飛鳥ちゃんが詩子の耳元で囁いた言葉と、台湾デートで彼と一緒に上げた天燈(ランタン・気球みたいなやつ)に書いた内容です。
これは最後の最後で明かされますが(さすがにそれはネタバレせずに伏せておきます)、もう切なくて切なくて・・・。
いや〜、男女の仲って、つくづくタイミングってのもあるんだね。ある意味残酷ですよ。
でも、それも現実的とも言え、違和感はありませんでした。

そして注目の齋藤飛鳥ですよ。
乃木坂とか齋藤飛鳥本人をほとんど知らない人にはどう映ったんでしょうか?
こっちは推し変したとは言え、乃木ヲタの血がまだ残っている身なので、やっぱりどこからどうみても早瀬真愛じゃなく齋藤飛鳥にしか見えないんです。
だからこのレビューでも「飛鳥ちゃん」と書かずにはいられない。
でも、イメージには合ってたんじゃないかな。山田クンとも良いコンビでした。

一方で、ちょいちょい残念に感じた所も見受けられました。
・主役2人以外の友人たちが、キャラが立っているはずなのに存在感が薄い
 特に松本穂香扮する詩子は、もうちょっと深みを持たせられなかったものかと残念です。猫と戯れる画は良かったけどね。
・その友人たちの「その後」がどいつもこいつも立派過ぎて草。
・卒業の後に海ではしゃぐとか、季節感はどうなってるんだ?と戸惑う場面あり。
・これでもオリジナルよりもだいぶ下ネタは抑え気味らしいが、主人公の裸族設定とか、すぐに勃起しちゃうヤツとか、チンチンネタが頭にちらついて話が入ってこなくなる。
 (オリジナル通りなので止む無しだが・・。「勃起」ってあだ名設定じゃなかっただけマシかも)

そんな減点要素はあったけど、最後にハッキリと言わせてもらおう。

飛鳥ちゃん!よくぞちゃんとキスシーンやりきった!!
あそこでいわゆる「アイドルのキスシーン」(顔は重ねるけど唇は映さない的な)をされたら白ける所だった。
その直前のウエディングドレスでの涙シーンとのコンボはホントに良いシーンだったよ!

結局最後は乃木ヲタ的な感想でしめくくる事になってしまったが、「女優・齋藤飛鳥」は一見の価値がありました。
少なくとも乃木ヲタは必見ですぞ!

◆パンフレット:720円

あの頃、君を追いかけた

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【18-098】音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!! ★☆☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
舞台挨拶が当たったので音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!を鑑賞。

絶大な人気を誇るロックスターのシン(阿部)は、誰にも言えない秘密を抱えていた。それは、彼の歌声が“声帯ドーピング”という方法で作られているということ。
しかし彼の喉は副作用で限界の一歩手前まできており、声が出なくなる恐怖におののいていた。
ある日シンは、声が小さいストリートミュージシャンのふうか(吉岡)と出会い……。


この映画は三木聡監督脚本です。
三木作品は今まで「亀は意外と速く泳ぐ」(採点活動前)、「インスタント沼」(★★★★☆)、「俺俺」(★★☆☆☆)という所は観ているが、ハッキリ言ってこの人独特のナンセンスコメディというかシュールな笑いは掴みどころが無くて何だか良く分かっておりません。

そしてこの作品。
まあ監督がやりたいようにやってるとは思います。
しかし、確実に言える事は「一般ウケはしない」という事でしょう。
話自体もどうって事無い上に、意味不明は描写を繋げて「これ笑う所なの?」という良く分からないシーンがちょいちょい入り、素直には楽しめないでしょう。
自分は笑いとか筋云々よりも、序盤から必要以上に乱発される「手ブレが激しいハンディカメラ映像」に集中力が早々に切れてしまい、もはや30分以降くらいから惰性モードに入ってしまいました。。。

まあ、自分は吉岡里穂目当てで観たのですが、その点ではまあまあ(決してベタ褒めまでは行かん)だったんですが、ふせえり/松尾スズキ/麻生久美子といった三木組の面々のコメディにはついていけませんでした。
もうね、コレはしょうがないんじゃないかな?監督だって決して一般ウケするとは思ってないでしょ。

ただ、HYDE作曲「人類滅亡の歓び」、あいみょん作「体の芯からまだ燃えているんだ」、劇中のふうかの曲は元チャットモンチーの橋本絵莉子作・・と、劇中の曲は色々と良かった所はプラスです。
というか、「吉岡里穂はカワイイ」と「楽曲はけっこう気に入った」という所しか褒める要素がありませんよ・・。

と言う事で、三木聡ワールドに理解のある人、出演者ファンの人以外にはオススメしません。
鑑賞は自己責任でどうぞ。

◆パンフレット:720円

音量を上げろタコ

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【18-097】クワイエット・プレイス ★★★☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
これまで嫌と言うほど予告編を観てきたクワイエット・プレイスを鑑賞。

音に反応して襲撃してくる何かによって、人類は滅亡の危機にさらされていた。
リー(ジョン・クラシンスキー)とエヴリン(エミリー・ブラント)の夫婦は、聴覚障害の娘ら3人の子供と決して音を立てないというルールを固く守ることで生き延びていた。
手話を用い、裸足で歩くなどして、静寂を保ちながら暮らしていたが、エヴリンの胎内には新しい命が宿っていた。


「音を立てられない」という題材は既に2016年の「ドント・ブリーズ」でもお馴染みです。
「ドント・ブリーズ」の評判・興収が成功の部類だったからという事も有ってか無くてか、この映画も音を立てられないホラーです。
が、終わってみれば、「ホラー」というよりも「SFサバイバル」系の話でした。

そしてもう1つ、終わってみれば「ツッコミどころは満載」という所も目立ちます。
そのツッコミどころの東西横綱は
・音がヤバいと言いつつ、自然の音は完全スルー。轟音の滝のそばにはエイリアン1匹も居ないぞ。
・こんな状況で子供作るか!?絶対やっちゃダメな事だろwww
となりますが、自分はむしろ早い段階でツッコミどころを楽しもうと切り替えていたので、むしろ面白かったです。

と、ツッコミどころはいったん置いておいて本編に戻りますが、話は至ってシンプルですよ。
「音に反応(目は見えない)する凶暴なエイリアンVS普通の家族」という構図。
家族の一番下の男の子はうっかり音の出るオモチャを鳴らしてしまったおかげで序盤で瞬殺(予告編にもあります)からの新たな子供が産まれるまで・・という中で、再三音を出しちゃってそのたびにエイリアンやってくる→隠れたりして何とかやり過ごす。。の繰り返し。
もはや人類はこの家族だけ?という勢いで描写されていますが、途中、森の中でオッサンに遭遇(相方は惨殺されてる)するも、何故かこのオッサンが絶叫し始めたため、大して登場人物に変化は出ませんでした。

この家族の長女が聴覚障がい者という事で自家製の補聴器をつけている(娘は付けるのを嫌がっているが父ちゃんがつけさせている)が、これがエイリアンへの対抗というキーアイテムになってくる。
ラストはどうなるか・・・ぼーっと観てると「どういう事?」と思いそうだが、自分は「これからクリーチャー退治に燃えていく」というポジティブな見方と「でも、そのクリーチャーはうじゃうじゃと居るんだからやっぱり無理だよね」というネガティブな見方が半々で割れています。
だってあれで反撃出来たら軍隊すら壊滅しちゃってるという設定と辻褄が合わないからね。

そんなサバイバル感が強いSFホラーだけど、正視に絶えない「痛ぁぁぁぁいシーン」があります。
キーアイテムは「釘」です。
「何でそんな出方してんだよ!」「また刺さるから早く抜いておけよ!」「もうあの階段が映し出されるたびにハラハラするわ!」「あの釘をクリーチャーが踏んじゃって悶絶すると思ったら違うんかい!」と、この釘だけで幾つも突っ込めて幾つも楽しめます。

いちおうホラー映画と言う触れ込みながらもホラー要素よりもツッコミ映画として楽しめてしまったので、差し引きで平均点としておきました。
父と娘の間のドラマはちょっと感動する所もあるので、「ホラー無理!」と拒否反応を起こさず勇気を持って観てみよう!

◆パンフレット:720円

クワイエット・プレイス

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