映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【18-062】ラプラスの魔女 ★☆☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
当然のように舞台挨拶は外れたけど、暇だったので初日からラプラスの魔女を鑑賞。

離れた場所で二つの死亡事件が連続して発生し、両方同じ自然現象の下での硫化水素中毒死だと判明。さらに死亡した二人は知り合いであることがわかり、警察は地球化学の研究者である大学教授の青江(櫻井)に協力を依頼する。
青江は事件性はないと考え調査を進めていると、そこに円華(広瀬)という女性が現れ……。


東野圭吾小説はちょこちょこ読むんだけど、この作品は未読です。
映画の方の予告編は何度も観ており、テイストとしては「容疑者X」系のお話かと思っていました。
科学的(化学的?)には不可能と思える事件を教授が解決していく・・・みたいな展開を勝手に想像していましたが・・・・・全然違っていました。

掴みは良かったんですよ。
でも、結局櫻井くんの立ち位置が「主役」じゃなくなってた(もっと言うと、そもそも存在してなくても影響なくなってた?)し、話の中心が誰なのか、今イチ不明確で集中できませんでしたよ。
もっとも、真面目な科学考証をするのかと思いきや、蓋を開ければ「超能力者の仕業です」じゃあ、急激にトーンが下がるのも必然じゃないでしょうか。
竜巻に吹き飛ばされたり、終盤はダウンバーストでボロボロになったり、描写も極端すぎます。
その割には、ストーリー全般としてはそれほど盛り上がるって所も無く、中盤過ぎまで淡々と進む感じなので、正直言って眠くなりました。(というか、少し記憶飛んだかも)

役者の個々の芝居はまあまあ見応えはあったんだけど、さほど印象に残っていないのは、やっぱりお話自体にドキドキと「次はどうなる?」と思わせる所が希薄だったからではないかと見ております。
と言うか、行き着く所は「原作を映画の尺に収めるために無理矢理押し込めた」ってパターンなんですかね?

「思ってたのと違う」ってだけでは即低評価にはならないんですが、要するにつまらなかったのでこの評価です。
広瀬すず&福士くん主役の魔女(超能力者)映画と最初から分かって観たらまた評価が変わったかもしれません。
櫻井くんファンはこの映画をどう評価してるんですかね・・・??

◆パンフレット:720円

ラプラスの魔女

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【18-061】ママレード・ボーイ ★★☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
未体験ゾーン映画を観た際に音声トラブルがあったために配布された無料券の期限が間近だったので、むりやりママレード・ボーイを鑑賞。

高校生の小石川光希(桜井)は突然両親から離婚を聞かされ、さらに旅行先で出会った松浦夫妻と互いのパートナーを交換して再婚し、松浦夫妻の一人息子・遊(吉沢)も含めて皆で一緒に暮らすことを告げられる。
戸惑う光希だったが、奇妙な同居生活が始まると、クールなのにたまに見せる遊の優しい一面に惹かれていき……。


はい。当然原作は少女コミックです。(当たり前ですが、全く原作を見た事はありません)
このお話のように、「ひょんな事から同世代のイケメンと同居」みたいなシチュエーションは以前から良くありました。
今回は「両親同士がパートナーを取り換えて再婚。それぞれの子供(桜井/吉沢)も含めて同居」というトンデモ設定にも「有り得ない」なんて突っ込んではいけないのです。
何たって頭の中をお花畑にして観るのが吉な映画だけに、まさに妄想の世界の話と思って観ればいいんです。つまり、この映画も「プロレス脳」が必要なんです。

と言ってもですね・・・やっぱりオッサンにこの手の話を「頭の中お花畑状態」で観ろってのは明らかに無理があります。
いやね、設定はもうプロレスだからいいんですよ。
でも、どうにもこうにも良く分からないのが遊クンの心理的な変化です。
最初は全く光希を「女」とは見ていないばかりか、そもそも「女に興味ないぜ」と言わんばかりの「ツン」状態だったのに、何か気が付いたら光希と「デレ」に。
かと思ったら、急に冷たくなって「京都に行く」とか言っちゃって、それを聞いた光希の葛藤もさほど深掘りされる事無くあえなく破局?と思わせておいて、何年後か(っていう設定だよね?)に突然京都まで遊を訪ねて行き(急に訪ねられた遊の方も、さほど驚いている様子も無く・・・)、そこから「実は兄妹(姉弟?)かも」からの「xxx(自粛)」という展開を経てのまたラブラブに・・・みたいな展開なんだけど、何か芝居のクオリティのためか、単に脚本が悪いのか演出も今イチなのか分からんが、物語的にあまり抑揚を感じなかったわけです。
まあ、仮に抑揚があったところで楽しめたかどうかは疑問なんですけどね・・(実も蓋も無い)

で、その兄妹(姉弟?)の話になると、「って事は、あの親父はヤリチンで、同時に2人の女に種付けしてたのか?」「要するに二股?」みたいに「同級生の遊&光希が兄妹」って事で変な計算が頭の中をぐるぐるする始末。
そのカラクリが明らかになった後も「って事は、いったん同時に種付けされたけど流れちゃって、でも次の彼との子が遊って事は、時系列で言うと・・」って、もう「いつ仕込まれていつ孕んでいつ2人が生まれたのか」という時間軸を考える事で精いっぱいになってしまい、肝心の映画への集中力が薄れてしまうという体たらくでした。

そんなわけで、この映画はズバリ「素敵な吉沢亮が見たい女子向けの映画」です。
できれば私のようなおっさんは観ない方が良いです。
吉沢亮くん目当ての人以外は、「おっ!桜井日奈子ちゃんって、ちゃんとチューしちゃうんだ!?」という意外性はありましたが、あとは特に観るべきところは無いと言っても過言ではありません。

それにしても、このチラシやポスターでの2人の顔って、加工するにも程があると思うんですが・・・(; ̄Д ̄)

◆パンフレット:720円

ママレード・ボーイ

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【18-060】いぬやしき ★★★★★
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
楽しみにしていたいぬやしきを鑑賞。

定年を控えるうだつが上がらない会社員・犬屋敷壱郎(木梨)は謎の事故に巻き込まれ、目が覚めると見た目は変わらず、体の中はサイボーグになっていた。
超人的な能力を手にしたことを自覚した彼は、その力を人のために使うことで存在意義を見いだすようになる。
一方、犬屋敷と同様の事故で同じ能力を備えた高校生・獅子神皓(佐藤)は、敵対する人間を全て消し去りたいと考え……。


素直に面白かった!頭の中を空っぽにして、難しい事を考えずに目に見えるものを楽しめば吉!って感じの映画じゃないでしょうか。
(原作漫画はまったく知りません。映画単体としての感想です)

謎の出来事でロボット(サイボーグ)化してしまったオッサンと高校生。
ここで「あの光は何?目的な何?どうして機械になったの?」なんて事を気にしちゃいけない。
「ゾンビは何で死んでるのに蘇るのか?」と同じくらいナンセンスですよ。
「何だか分かんないけど、目が覚めたら体が機械になってた」でいいじゃん。話はそこからですよ。

そこから先は、どこかアメコミの『〇〇マン』みたいな所もあるけど、善悪ハッキリしてるし、それなりに東京中を震撼させる展開にはなっており、シンプルに先を楽しみに見続けられます。
獅子神くんがあそこまで凶悪な無差別殺人者になる動機がちょっと弱い気がするけど、そこは「ぶっ壊れてきた」と解釈しました。

一方の犬屋敷さん。タイトルからしてこっちの方が主役のはずなんですが、存在感的には完全に獅子神くんに食われてる感じです。
まあ、家でも会社でもダメっぷりが極端すぎる気はするし、更に末期ガン設定はあまりにも酷だけど、そんなうだつの上がらなさ加減が後半のヒーロー描写に生きてくるって所でしょうか。

さて、細かな描写で言うと、1つ残念だったのが「弱点は塩分」に関して。
機械になった体が塩を受け付けないという事は理に適っているとは思うんだけど、犬屋敷がそれに気付くのも、味噌汁やスポーツドリンクを飲んだ後、それを逆噴射(要するに吐き出す)するって描写のみ。
この吐き出した後に、一定時間でも体が動かなくなるとか、特殊能力が効かなくなるという事でもあれば「弱点」と言えるんだけど、吐き出すだけでけっこうケロっとしてる。
そうなると、終盤で見事に獅子神にスポーツドリンクを水と騙して飲ませる事に成功しても、それが形勢逆転の要因とするには弱いと思っちゃう。
原作がどうだか知りませんが、もう少し「塩分耐性」に関する描写はしっかりと整合性を取って欲しかったところです。

そしてラスト。
細かくは書きませんが、あれは現実だったのか幻なのか。
現実だとすると、あまりにも「それまでのバトルは何だったの?」って事になっちゃうので、自分は幻だったと解釈していますが、どうでしょうね。

そしてそして最後に1つ。
映画の世界でインターネットの匿名掲示板への書き込みに関する描写はこの映画に限らずたびたびありますが、まあ決まりも決まって必ず「メガネかけたデブが部屋に引きこもってPCに向かってイキがっている」なんですよね。
この映画でも見事な「ニートデブ」っぷりなのが「またかよ」感半分、「デブ殺されてざまあみろ。気持ちいい」感が半分。
世の中にはデブじゃないニートな粘着ちゃんねらーは山ほどいるんですけどね・・・。

キャストですが、佐藤健くんは十分に高校生でもイケてました。
ただ、旦那が他に女作って逃げられた設定のお母ちゃんが斉藤由貴ってのがやっぱりイメージ上しっくり来ない・・??
そして良くも悪くも「二階堂ふみらしさ」が完全に消えていた二階堂ふみ。ああいう変装(?)で出てくるなら二階堂ふみを起用する必然性はあまり感じられませんでした。
そして三吉彩花。
一言「クラスメートと並ぶと背のデカさが目立ち過ぎ!(褒め言葉)」って事。170cmオーバーだからね。土生ちゃん並みだよ。

そんなわけで、自分の会社が西新宿の高層ビル(けっこう目立つビルなんだけど)なので、どこかに見切れてるか?というのも楽しみにして観ましたが(まったく映ってなかったか、空中戦が早すぎて追いきれなかった)、GWに頭を使わずにシンプルに楽しくて満足できました。
もしかしたら続編できそうなのか??(謎)

◆パンフレット:720円

いぬやしき

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【18-059】ほんとにあった!呪いのビデオBEST10 ★☆☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
病み上がりでかったるいので、混雑していそうな映画は避けて、いかにも物好きしか集まらなそうな映画と言う事でほんとにあった!呪いのビデオBEST10を鑑賞。

1999年の第1作発売以降、ビデオ/DVDレンタル市場で根強い人気を誇り、ホラー部門のレンタルランキングでは長らく首位を独走している心霊ホラードキュメンタリー「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズの傑作選。
18年間に発表された作品の中から、製作委員会スタッフが選んだベスト10をまとめた。


1999年が第1作という事もあり、大多数が「ビデオの画面サイズ」で且つ「画質は良くない」ってのを映画館のスクリーンで上映という事で、クオリティは二の次です。
昔はこの手のビデオものってテレビでもちょいちょいやってたと思うが(今でもやってるのかな?)、今改めて見ると、もう笑っちゃうくらいのファイク感満載の内容。
そこを分かった上で一応驚いてみちゃうという「プロレス脳」が必要とは思うんだけど、さすがに同じようなパターンを10本見せられて「BEST10です」なんて掲げられると、見てるこちらは辟易してきます。

まあ、早い話が「ビデオの片隅に人がチラっと映ってる」パターンなんですが、「急に向こうから何だかわからない人間がこっちに向かって走ってくる」なんてのはもはや恐怖映像では無く爆笑映像に見えて仕方ない。
そんな所を突っ込みながら観るのも楽しみ方の1つとは分かっていても、やっぱりそれも最初の2〜3エピソードまで。あとは「まだやってるよ・・・」と飽き飽きしてくる始末です。
まあ、そういう厄介な客よりも、もっと純粋に「何あれ!?怖っ!!」って目に見えたものを怖がる人向きのシリーズでしょうね。

こんな映画ですが、何故か入場時にはオリジナル・トートバッグが特典として入場者にプレゼントされました。
う〜ん、コレをどこで使えばいいのだろうか・・・(; ̄Д ̄)

◆パンフレット:販売無し

ほんとにあった!呪いのビデオBEST10

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【18-058】それ〜それがやって来たら… ★☆☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
地雷と分かっていながらもそれ〜それがやって来たら…を鑑賞してしまいました。

小林絢香(平松)と親友のすみれ(椎名)は、ボランティアで小学生の男女6名を引率し、山奥のキャンプ場に来る。
絢香は、5年生の上杉響が一人だけみんなの輪に入らずに何かを気にしている様子を見て、おかしいと感じていた。
すると、どこからか口笛が聞こえてきて……。


この「それ」というタイトルを見た10000人の人全員が思うのは『「あれ」の超絶パクリだろwww』って事。
子役+ピエロ+ホラーと言えば、間違う人も居ないくらい、答えは『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』ですよね。
まさか「IT」をそのまま「それ」っていう日本語に直訳してタイトルにしちゃうなんて、ある意味大胆不敵で感心しますよ。
でも、このタイトルで間違いなく損しているのも事実。
ただでさえギャラの安い「知名度の低いアイドル系」「子役」「名の知れぬ舞台俳優」といったキャストを揃えて、「ボランティアの2人の若い女の子に連れられて3泊のキャンプ旅行(当然保護者の同伴無し)に来た小学生男女」っていう有り得ないシチュエーションで始まった時点でもう「何じゃこりゃ」モードに入っちゃいます。

尺が60分強しかないんだから、サクサク進めりゃいいんだけど、ピエロが出てくるまでが勿体ぶってるし、出てきてからの展開も当然説明不足で殺人動機も良く分かりません。
何かねぇ・・・中途半端に「虐めが原因で死に追いやった」とか「DV」とか、可哀想な子供の事件を挟んだりして、それとピエロをリンクさせてるんだけど、変にパクリ元をなぞってみようとするから分かりにくくなるんだよなぁ。

っていうか、「殺人鬼」って言われているあのピエロ、あれって怖いと思う人居るのかね?
道化恐怖症の人は別にして、自分にはただの「変な人」としか思えず、恐怖感はほぼゼロでした。ホラー映画のキャラクターが恐怖感を与えられないんじゃあ話になりません。
まあ、こうなる事は観る前から予想もしてましたが、やっぱりこの手の「怖くないホラー映画」が定期的に作られて何故か劇場公開されてしまい、半ばスカと言う事が分かっていながら舞台挨拶目当てで「何とかホイホイ」の如くお金を払ってしまう落とし穴への落ち癖が直らないのは完全に自己責任でしょう。
(「デス・フォレスト」シリーズで散々懲りてるはずなのに・・)

でも、出演者(子役)の親族ファンなら絶対に観るべき作品です。
出演者が少ないので、割と映ってる時間は長めです。
ファンの方のみ、ぜひどうぞ。

◆パンフレット:販売無し

それ〜それがやって来たら…

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【18-057】放課後戦記 ☆☆☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
ホラーかと思って放課後戦記を初日から鑑賞。

門脇瀬名(市川)は、憑対弓立(りりか)に借りていたハンカチを返そうと校舎の屋上に向かう。
待っている間に居眠りしてしまった彼女が目を覚ますと、学校内は暗くなっていて外部から完全に遮断された状態になっていた。
電話も通じないことに混乱する中、瀬名は何者かに手を切り落とされてもがき苦しむ生徒たちの姿を目にする。やがて周囲が赤く染まり始め、巨大な光が現れるなど不可解な現象が続発し……。


これは舞台がオリジナルなんですかね?
まあ、何でもいいんだけど、ハッキリ言って・・・・1ミリも面白くありませんでした・・・(; ̄Д ̄)

辛辣ですみません。

でも、もう冒頭から「良く分からない話」「拙い芝居」「出来の悪い学生映画以下の血糊等の造形」「全体的に暗い」「同じようなシーンの繰り返し」・・という感じで、開始15分くらいで早くも観るのが苦痛に感じてしまう始末です。
(不幸な事に、この手の映画の割にはほぼ2時間の長尺)

最初は「何だこれは?パラレルワールド的なSFチックな話?」と思ってたけど、そのからくりが分かる前に興味を失ってしまいました。
後で調べると、あれは主人公の脳内の空想(の中で多重人格になっている?)なのか?と、他の記事を観てもさっぱり分からないのは難解なのか、単に自分がバカなだけかのか、いずれにしても分かりにくいです。
更に、けっこうな数の女の子が出てきますが、今いちキャラが立ってないので、ごく一部を除いて名前と顔がさっぱり一致しません。

はい。ロクな感想しか出てこなくてすみません。
自分には全く合いませんでした。
これは出演者のファン向けの映画だと思います。
オフィシャルサポーターと言う名のクラウドファンディング参加(少額出資者とも言えばいいのでしょうか)のファンはエンドロールに自分の名前も出て満足でしょう。
そうでない人は・・・・まあそこから先は言いますまい。
最近無かったけど、久々の星ゼロです。ある意味伝説になりました。こういう事もあるさ・・・

◆パンフレット:1000円

放課後戦記

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【18-056】ベルリン・シンドローム ★★☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
何となくと言ったくらいのノリでベルリン・シンドロームを鑑賞。

ベルリンを旅行中のオーストラリア人カメラマン、クレア(テリーサ・パーマー)は、アンディと名乗る男(マックス・リーメルト)と出会い、彼の部屋で一晩を過ごすが、気が付くと閉じ込められていた。
部屋から出られず、叫び声をあげても誰にも届かない。クレアは彼の目的や素性もわからないまま、脱出する方法を探るが……。


まず最初に、この映画の惹句にモノ申す!

「脱出不可能な絶望の部屋」→確かに脱出は困難だが、そこまで絶望的な状況でも無い。
「監禁映画史上最も危険な<極限>ハードコア・サスペンス・スリラー」→盛り過ぎにも程がある。JAROに訴えたいレベル。
「凶悪なストーカーか?」→まあクエスチョンマーク付きだからセーフかもしれんが、全然ストーカーではありません。
「異常者の恐怖!」→確かにちょっと異常かもしれないけど、よく見るとそんなに恐怖ってわけじゃない。
「狂気のシリアルキラーか?」→これもクエスチョンマークで逃げてるなぁ。シリアルキラーかもしれんが、殺人鬼ってほどじゃなさげです。

今年の未体験ゾーンでも「アニマルズ 愛のケダモノ」という実話ベースの監禁モノがあったが、今回もいわゆる監禁モノ。
そこに持ってきて上記の惹句の数々となれば、さぞかしサイコパスのキチガイ男がえげつない事をする蹂躙ホラーと思うじゃないですか。
確かに「監禁する」という行為がある以上、それは「変態」「異常者」と分類されても仕方ないとは思うけど、最初は「ただ部屋から出られなくするため」なんですよ。
要するに、暴行レイプ目的じゃなく、単に気に入った子を自分だけの所有物にしたいというのが目的なわけです。

それでも、何の関係も無い子がいきなり拉致監禁されたらさぞかし怖いだろうと思うんだけど、この映画では女の方も第一印象が良さげというだけで(まあ外見もまずまずイケメンっぽかった事もあると思うが)ふらふらとついていって部屋まで上がって合意の上のSEXまでしちゃってる。
旅先ゆえの大胆な行動と言えるけど、見ず知らずの土地でやるにしちゃあ軽率で、乱暴に言っちゃうと自業自得なわけです。

ここからはだいたい「逃げるための色々な試行錯誤」か、「犯人男との心理戦」(ストックホルム症候群的な心理状態になるっていうのもアリ)という方向に進むと思いきや、割と中盤はダレる感じで、尺以上に長く感じてしまいます。
そしてラストは・・・ここでは書きませんが、特に爽快感や解放感は感じられず、「あ、やっと終わった」くらいにしか思わなかったのは、やっぱり全体通して平坦なお話だったからと感じております。

何か、監禁モノもかなり出尽くした感があり、新作ではオリジナリティを出すのは難しくなってるのかな・・。
(と言っても、基本的にS派の自分は観たいんだけどな)

◆パンフレット:600円

ベルリン・シンドローム

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【18-055】モーターラッド ★★☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
未体験ゾーンも終了間近という事で、最後(29本目)にモーターラッドを鑑賞。(30作品鑑賞でもらえるチラシセットは実はとっくにGET済み)

バイカーのヒューゴは、盗みを働こうとして見つかったところを、美しいパウラに助けられる。
ヒューゴは兄や仲間たちとのツーリングにパウラを誘い、楽しい時間を過ごす。
しかし、はぐれた仲間が謎のバイカー軍団に殺されかけているところを目撃して逃げるが、バイカー軍団は彼らを執拗に追い……。


「激突!」風な不条理なホラーサスペンスである事を期待していましたが、結論から言うと今イチでした。
何だろう?適度にグロいし、謎の黒ずくめバイカーはまあまあ格好いいんだけど、思ったほどハラハラしません。
こういうのって、ターゲットになる方は、割と善良な人って言うのが定番(そんな人畜無害な普通の人が何故か危険な目に遭うのが不条理ってもんです)なんですが、のっけから不法侵入・窃盗しちゃってるし、バリケード(というか石で造った壁)を壊して勝手に変な所に入っちゃったおかげで殺人バイカー軍団に襲われちゃあ、ある意味「ざまあみろ」な展開なわけです。

そんなバイカー軍団との鬼ごっこが途中続くのもだんだん退屈になってきて、オチは全滅or逆襲のいずれかなんでしょうけど、結局色々な伏線(盗みに入られたのに、逆に部品を進呈しちゃったのは何故?とか、あの火傷の後は結局何?とか)もスッキリ回収されないまま終わっちゃった感じで、悪い意味で後味が悪いです。

全体的に台詞も少ないし、バイクで走ってるシーンが多くて単調な事もあり、途中で集中力が切れてしまったのも敗因かもしれませんが、もうちょっと「殺るか殺られるか」的な緊張感と、気持ち悪いくらいの執念深さとか、捉えられたら何されるか分からない恐怖感みたいなものを感じさせる敵の迫力とかが欲しかったところです。
ま、それが薄いからこそ未体験ゾーン映画なんでしょうけどね・・・(それを言っちゃあおしまい)

◆パンフレット:販売無し

モーターラッド
※左はチラシではありません。右は30作品鑑賞でもらえるチラシセットの図柄です。

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【18-054】トレイン・ミッション ★★★☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
だいぶ更新間隔が空いてしまったが、映画はしっかりとトレイン・ミッションを鑑賞。

保険会社に勤めて10年がたつ60歳のマイケル(リーアム・ニーソン)は突然解雇され、今後のローン返済や息子の学費のことが頭をよぎる。
いつもの電車で帰宅途中の彼の前に面識のない女性が座り、三つのヒントを頼りに乗客の中から大切な荷物を持った人物を捜し出せば、10万ドルを支払うと持ち掛けてくる。


リーアム・ニーソン主演でこの手の話(家族の安全を守るために何だか分からない敵の要求を受けつつ反撃して最後はハッピーエンド。いわゆる「巻き込まれ型」の映画)も食傷気味な気はするが、まあ寅さんだと思って観てみました。
結果、今回は「可もなく不可も無く」程度のあまり印象に残らない平凡な作品と言う評価に落ち着きました。

まず、もうリーアム・ニーソンを「何だか分からないけど面倒な事に巻き込む」事を前提として作られているので、「敵」が何でそんなに面倒くさい回りくどいやり方をするのかとか、「黒幕」が誰かがだいたい想像付いちゃったり(と言いつつ、自分の中の本命はサム・ニール黒幕説だったので壮大に外してますが・・)、色々と説得力の無いシーンが重なる事にちょっと白けます。

そして序盤から「一見してバリバリ働いてる風に見えるのに、いきなりクビで明日から来なくていいってか?どういう雇用形態なんだ?まあ60歳で勤続10年って事は契約社員的な感じか?」と、どうでもいい事が気になったまま「これが通勤電車なの?何か普通に旅行に行く時の特急列車みたいなんですけど」とか「通勤電車の割には何で最終的にあんなにガラガラなの?」とか、極めつけは「毎日決まった通勤電車とは言え、あんなに顔なじみばっかりっておかしいやろ!」とか、ことごとくどうでもいい事に突っ込んでしまい集中できません。

それでも、いざ格闘になると60の初老とは思えないほどの格闘強さ・打たれ強さ。これもこの手の映画では不可欠な要素です。(弱い主役なんて見たくない)
そしてそして、クライマックスは調子に乗って「電車の大パニック・大クラッシュシーン」の大サービスです。
もうね、ここまで来ると現実感なんてクソ食らえです。派手こそ娯楽。豪快こそエンタテインメント。

う〜ん、どこかで見たような展開丸出しで、観終わって大して記憶に残らないんですが、同監督の「フライト・ゲーム」に続いて、とりあえず勢いで見せられた感じです。
飛行機→電車と来たので、次は船か?バスか?大穴でスペースシャトルとか?と、どんな乗り物で巻き込まれるのかを楽しみにしておきます。
(但し、観に行くかどうかは気分次第)

◆パンフレット:720円

トレイン・ミッション

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【18-053】三十路女はロマンチックな夢を見るか? ★☆☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
久しぶりの武田梨奈主演を観たくなって三十路女はロマンチックな夢を見るか?を初日から鑑賞。

30歳を目前にして恋人もなく仕事をこなすだけの那奈(武田)は、親友が寿退社することを知りショックを受ける。その夜那奈の部屋に、銀行強盗の逃走犯たちが押し入る。
犯行を自らビデオカメラで撮影する男(久保田)、その恋人(佐生)と元彼女(酒井)から成る奇妙な強盗団と那奈は、なぜか逃避行をするはめになり……。


ズバリ辛辣ですが、忖度せずに思った事を書くと・・・・ビックリするほどつまらなかったたです・・・。
30前の女(独り暮らし)の部屋に突然3人組(銀行強盗に成功して大金を持ってるが逃げている途中)が押し入るというシチュエーションが既にトンデモ設定な上に、隣家のお節介ババアが訪ねて来るや「何も言うなよ」とか言って玄関口に一人で向かわせるアホ犯人もトンデモだし(ぶっちゃけ、そこですぐ外に逃げちゃえばジ・エンドなんです)、結局犯人一味はスパゲティミートソース作って食べて風呂入って寝て出ていくという行動もトンデモ。でも、そんな犯人に何故かついていく30前女もトンデモ・・・と何から何までが「何じゃそりゃ」な内容なわけです。

これを正当化するには「まあコメディなんだし。リアリティなんて糞食らえでしょ」と納得するしかない。
でも、コメディと思おうとしても、これが絶望的につまらないのです。コメディとは思えないのです。
何故かって、中途半端にタイトルにもなっている「夢とは何か?」的な哲学をちょいちょいぶっこんできちゃう。
何が言いたいんだ?どこに着地させたいんだ??と30分も経過しないうちにイライラしてきます。

その後もグダグダした「逃避行と言う名の呑気なドライブ」が続きますが、もう完全に集中力も切れた後に、惹句にもなっている「どんでん返し」が訪れます。
おいらはてっきり「これ、全部夢オチじゃねーのか?」か、又は「シベ超みたいに『カーット!』とか声がかかって『良かったよ〜』なんて満足げな映画好きの犯人男が出てくる?」って底抜け脱線オチかと思ってましたよ。
実際はそんな馬鹿オチではなく、割とまともなオチでしたが、まあ「ドンデン返し」ってほどの意外性は無く、「はぁ・・・そういう事なのね」と反応に困るオチでした。

あ、ちなみにポスタービジュアルではライフル担ぐ梨奈嬢が映っていますが、実際はそんなシチュエーションはありません。
ましてや彼女の役柄は「公務員」ですから・・・(これがどんでん返しのヒントです)

それにしても、3/31公開の映画なのに4/2を終了してもFilmarksにレビューが1つも無いってのは珍しいよ。
好評だろうが酷評だろうが、映画って観られて評価されてナンボですからね・・。それすら無いのは悲しい事ですよ(; ̄Д ̄)

◆パンフレット:800円

三十路女はロマンチックな夢を見るか?

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