2012.12.30 Sunday/20:13 |
【12-132】ゾンビデオ ★★☆☆☆ |
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie |
完成披露上映は1年以上前にあったというのに公開が延びていたゾンビデオを鑑賞。
映画制作会社勤務のアイコ(矢島)は、偶然会社の倉庫に山と積まれていたビデオの中から1本の作品を見つけ出す。「ゾンビ学入門」というタイトルの作品は1960年代あたりに製作されたらしく、リポーター(菅野)がゾンビ遭遇の際の対処方法を解説するという内容だった。それを観たホラーマニアの同僚(宮崎)は大喜びし……。
『アイドルを起用し、ゾンビを題材にしたおバカB級ホラー』
もはや定番中の定番である。
そんな定番を、かなりの割合で鑑賞し、既に食傷を通り越して空気にすらなっているような作風の映画です。
何たって、アイドルを可愛く見せるホラーなんですから、ゾンビ化の起源とか日本中がどうなってるかとか、そんな事はどうでもいいのです。
アイドルが居る極めて狭い範囲での出来事のみで話を膨らませて、アイドルのファンが満足すればそれでいいのです。
普段は可愛いアイドルが血糊を浴び、凶器を振りかざして攻撃するというお馴染みの見せ場。
B級J−ホラーでは、これまたお馴染みの特殊造形の西村喜廣の仕掛けもあって、こういったB級ゾンビものをそれほど見慣れていない方には、それなりに楽しめるかもしれませんが、自分のように頻繁にこの手の映画を観てしまっている厄介なマニアにとっては、目新しさは全く発見できないマンネリな映画に映ります。
まあ、試写から1年以上も経ってからようやく公開と言うのも頷けますよ。
そんな映画ですが、可笑しな描写に対する笑いの質も今一歩だった印象。
この手の映画は、観ている者の予測を上回る、あるいは予測し得ないようなブッ飛びトンデモ描写で笑わせる事が不可欠ですが、そういう意味では、『もっと弾けられるだろー!』と思いましたよ。
って、それじゃあドコを弾けさせるんだ!?と聞かれると、主役(矢島)にもっとハチャメチャな事をさせたいという個人的な願望に行き着く訳で、それはすなわち、「可愛い子こそ酷い目に合わせよ」という個人的な拘り・・・と言うか、単なるドSな趣向でしかなく、そんな趣向にマッチしないからと言って点を下げると言うのは全く理不尽な事でしょうね。
いや、ホントに我ながら厄介で変態なホラーマニアってどうしようもないです。
あ、但し、「扇風機でゾンビ退治(生首飛ばす)」というトンデモ展開は突っ込み甲斐もあって良かったよ。
そしてエンドロール。
本編もガチなホラーじゃないとは言え、全くカラーに合っていない『世界一HAPPYな女の子』というコテコテのアイドル楽曲が流れて脱力させると言うのも、ある意味『アイドルB級ホラー』の定石なのかも。
何だかんだと注文も付けてきましたが、それでもこの手のアイドル出演B級ホラーは好きだから懲りもせずに観に来るのです。
今後もなるべく観ようとは思いますが、ぜひ「その映画ならではの売り(見所)」を持った作品の提供を願っております。
あ、そうそう。主役の矢島舞美ちゃんにだけ触れておきましょう。
「可愛くもあり、美人さんでもある」のが彼女の強みでしょうが、そんな彼女が血糊を浴びて肌に纏わり付くタンクトップで通すと言う神展開はファンにとっては堪らんでしょう。監督GJ!
え?肝心の芝居??・・・・・うーん、あんまり良く分かりません。
だって、この手の映画に演技力なんて求めてないんだもん。おバカ映画なんだから下手でも目立たないんだもん。
はい。ぜひ舞美嬢のファンの方は観に行きましょうね。
◆パンフレット:A4判・12頁・500円
よろしければポチっと投票お願いします。⇒
映画制作会社勤務のアイコ(矢島)は、偶然会社の倉庫に山と積まれていたビデオの中から1本の作品を見つけ出す。「ゾンビ学入門」というタイトルの作品は1960年代あたりに製作されたらしく、リポーター(菅野)がゾンビ遭遇の際の対処方法を解説するという内容だった。それを観たホラーマニアの同僚(宮崎)は大喜びし……。
『アイドルを起用し、ゾンビを題材にしたおバカB級ホラー』
もはや定番中の定番である。
そんな定番を、かなりの割合で鑑賞し、既に食傷を通り越して空気にすらなっているような作風の映画です。
何たって、アイドルを可愛く見せるホラーなんですから、ゾンビ化の起源とか日本中がどうなってるかとか、そんな事はどうでもいいのです。
アイドルが居る極めて狭い範囲での出来事のみで話を膨らませて、アイドルのファンが満足すればそれでいいのです。
普段は可愛いアイドルが血糊を浴び、凶器を振りかざして攻撃するというお馴染みの見せ場。
B級J−ホラーでは、これまたお馴染みの特殊造形の西村喜廣の仕掛けもあって、こういったB級ゾンビものをそれほど見慣れていない方には、それなりに楽しめるかもしれませんが、自分のように頻繁にこの手の映画を観てしまっている厄介なマニアにとっては、目新しさは全く発見できないマンネリな映画に映ります。
まあ、試写から1年以上も経ってからようやく公開と言うのも頷けますよ。
そんな映画ですが、可笑しな描写に対する笑いの質も今一歩だった印象。
この手の映画は、観ている者の予測を上回る、あるいは予測し得ないようなブッ飛びトンデモ描写で笑わせる事が不可欠ですが、そういう意味では、『もっと弾けられるだろー!』と思いましたよ。
って、それじゃあドコを弾けさせるんだ!?と聞かれると、主役(矢島)にもっとハチャメチャな事をさせたいという個人的な願望に行き着く訳で、それはすなわち、「可愛い子こそ酷い目に合わせよ」という個人的な拘り・・・と言うか、単なるドSな趣向でしかなく、そんな趣向にマッチしないからと言って点を下げると言うのは全く理不尽な事でしょうね。
いや、ホントに我ながら厄介で変態なホラーマニアってどうしようもないです。
あ、但し、「扇風機でゾンビ退治(生首飛ばす)」というトンデモ展開は突っ込み甲斐もあって良かったよ。
そしてエンドロール。
本編もガチなホラーじゃないとは言え、全くカラーに合っていない『世界一HAPPYな女の子』というコテコテのアイドル楽曲が流れて脱力させると言うのも、ある意味『アイドルB級ホラー』の定石なのかも。
何だかんだと注文も付けてきましたが、それでもこの手のアイドル出演B級ホラーは好きだから懲りもせずに観に来るのです。
今後もなるべく観ようとは思いますが、ぜひ「その映画ならではの売り(見所)」を持った作品の提供を願っております。
あ、そうそう。主役の矢島舞美ちゃんにだけ触れておきましょう。
「可愛くもあり、美人さんでもある」のが彼女の強みでしょうが、そんな彼女が血糊を浴びて肌に纏わり付くタンクトップで通すと言う神展開はファンにとっては堪らんでしょう。監督GJ!
え?肝心の芝居??・・・・・うーん、あんまり良く分かりません。
だって、この手の映画に演技力なんて求めてないんだもん。おバカ映画なんだから下手でも目立たないんだもん。
はい。ぜひ舞美嬢のファンの方は観に行きましょうね。
◆パンフレット:A4判・12頁・500円
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