映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【12-132】ゾンビデオ ★★☆☆☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
完成披露上映は1年以上前にあったというのに公開が延びていたゾンビデオを鑑賞。

映画制作会社勤務のアイコ(矢島)は、偶然会社の倉庫に山と積まれていたビデオの中から1本の作品を見つけ出す。「ゾンビ学入門」というタイトルの作品は1960年代あたりに製作されたらしく、リポーター(菅野)がゾンビ遭遇の際の対処方法を解説するという内容だった。それを観たホラーマニアの同僚(宮崎)は大喜びし……。

『アイドルを起用し、ゾンビを題材にしたおバカB級ホラー』

もはや定番中の定番である。
そんな定番を、かなりの割合で鑑賞し、既に食傷を通り越して空気にすらなっているような作風の映画です。
何たって、アイドルを可愛く見せるホラーなんですから、ゾンビ化の起源とか日本中がどうなってるかとか、そんな事はどうでもいいのです。
アイドルが居る極めて狭い範囲での出来事のみで話を膨らませて、アイドルのファンが満足すればそれでいいのです。

普段は可愛いアイドルが血糊を浴び、凶器を振りかざして攻撃するというお馴染みの見せ場。
B級J−ホラーでは、これまたお馴染みの特殊造形の西村喜廣の仕掛けもあって、こういったB級ゾンビものをそれほど見慣れていない方には、それなりに楽しめるかもしれませんが、自分のように頻繁にこの手の映画を観てしまっている厄介なマニアにとっては、目新しさは全く発見できないマンネリな映画に映ります。
まあ、試写から1年以上も経ってからようやく公開と言うのも頷けますよ。

そんな映画ですが、可笑しな描写に対する笑いの質も今一歩だった印象。
この手の映画は、観ている者の予測を上回る、あるいは予測し得ないようなブッ飛びトンデモ描写で笑わせる事が不可欠ですが、そういう意味では、『もっと弾けられるだろー!』と思いましたよ。
って、それじゃあドコを弾けさせるんだ!?と聞かれると、主役(矢島)にもっとハチャメチャな事をさせたいという個人的な願望に行き着く訳で、それはすなわち、「可愛い子こそ酷い目に合わせよ」という個人的な拘り・・・と言うか、単なるドSな趣向でしかなく、そんな趣向にマッチしないからと言って点を下げると言うのは全く理不尽な事でしょうね。
いや、ホントに我ながら厄介で変態なホラーマニアってどうしようもないです。
あ、但し、「扇風機でゾンビ退治(生首飛ばす)」というトンデモ展開は突っ込み甲斐もあって良かったよ。

そしてエンドロール。
本編もガチなホラーじゃないとは言え、全くカラーに合っていない『世界一HAPPYな女の子』というコテコテのアイドル楽曲が流れて脱力させると言うのも、ある意味『アイドルB級ホラー』の定石なのかも。

何だかんだと注文も付けてきましたが、それでもこの手のアイドル出演B級ホラーは好きだから懲りもせずに観に来るのです。
今後もなるべく観ようとは思いますが、ぜひ「その映画ならではの売り(見所)」を持った作品の提供を願っております。

あ、そうそう。主役の矢島舞美ちゃんにだけ触れておきましょう。
「可愛くもあり、美人さんでもある」のが彼女の強みでしょうが、そんな彼女が血糊を浴びて肌に纏わり付くタンクトップで通すと言う神展開はファンにとっては堪らんでしょう。監督GJ!
え?肝心の芝居??・・・・・うーん、あんまり良く分かりません。
だって、この手の映画に演技力なんて求めてないんだもん。おバカ映画なんだから下手でも目立たないんだもん。
はい。ぜひ舞美嬢のファンの方は観に行きましょうね。

◆パンフレット:A4判・12頁・500円

ゾンビデオ

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【12-131】たとえば檸檬(ネタバレあり) ★★★★☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
月曜メンズデーで1000円なのに前売り券を買ってたという悲報にもめげずに、たとえば檸檬を鑑賞。

母親からの過干渉や暴力にさらされ、つらい日々を送っているカオリ(韓)。
石山という男に惹かれた彼女は、それを機に母親のもとを離れようと決心する。
一方、大手企業の役員秘書として働く、香織(有森)。
彼女は引きこもりの娘を持ち、自身も万引きや行きずりの情事を繰り返すなどの問題を抱えていた。彼女は河内という刑事と出会ったのをきっかけに、自分が境界性パーソナリティ障害ではないかと考える。
カオリと香織、関係のないように思える二人の運命が意外な形で重なり合っていく。


序盤から、カオリと香織の話が並行して描かれていく。

母(室井)からの暴力を受けながらも、その母の為に食事を用意して宝飾の学校に出かけるカオリ。
お金が欲しいが為に変な店に連れて行かれ、そこで関わったチーマーの若者が刺されている現場に出くわした上に、若い警官にその現場を見られた事をきっかけに、その警官から好意を寄せられ、初めて作った指環も巡り巡ってその警官の手に渡る。
そして、その変な店で知り合ったイシヤマ(綾野)と急速に親しくなっていく。

一方、日中は普通の会社の役員秘書をしている香織は、精神を病んでいる娘が家で引きこもる中、自身も万引き常習犯とSEX依存症、そして過食嘔吐、境界性パーソナリティ障害・・・。
毎度毎度万引きで警察に捕まる香織を見かねた河内刑事との関係が・・・・

くっそー、終わってみれば、すごく簡単な謎解きなのに、かなり終盤まで気付かなかったよ!!!
香織の娘が実在していない(香織の妄想)というのは想像ついてたんだけどね。
河内刑事がカオリの指輪を出すまで気付かなかったんだなぁ。

そうなんです。
並行して2つの壊れた母娘ストーリーが描かれていると思いきや、実は20歳のカオリの20年後の姿が香織だったのです。
そうだよなぁ。カオリの時代に生きていたイシヤマは「バブル」とか「渋谷にディスコ」とか言ってたもんなぁ。明らかに時代が古いよね。
香織の母は首を吊って死んだと言っていたが、その母親がカオリの母親であった室井滋の事だと全然気づかぬ鈍感っぷり。恥ずかしいですね・・・。

そしてこの「カオリ」と「香織」以外にも、アノ人とあの人が同一人物とか色々あった事を知ったのは、上映後のトークショーと言う有様。(この後のネタバレ満載のトークショーレポ記事をぜひ参照ください)
まったく、年間100本以上見ておきながらこの体たらく。ぽんこつ過ぎて凹むわぁ。。。
2時間20分くらいという長めの尺に正直言って少し飽きてきた頃に、急に2つのストーリーが繋がったもんだから、急激に盛り返してなかなか満足できました。

役者陣は、相変わらずの綾野剛の芸風は安定している所に絡む韓ちゃんの芝居もいいね。
韓ちゃんと言えば「疾走」「memo」が良かったけど、この映画は韓ちゃんベスト3に入れたい出来です。
(「アジアの純真」を見てないのは頂けないな・・)
そして注目すべきは有森也美の狂気の芝居です。そういうイメージの女優では無いだけに、あの壊れっぷりは天晴でした。

母娘の間の歪んだ関係と、受け継がれる歪んだ愛情表現。
その先に待ち受ける破滅までの「カオリ・サーガ」の物語を堪能せよ!!

◆パンフレット:A4判・40頁・800円(後ろの頁は「アジアの純真」のパンフになっている)

たとえば檸檬

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【12-130】ジョーカーゲーム ★★★★☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
またしてもアイドル系B級ホラーテイストのジョーカーゲームを性懲りもなく鑑賞。

県立の進学校に通う高校3年生の千夏(北原)は、3年生全員の合宿に参加する。
その当日、担任がクラス全員でババヌキをすることを発表し、詳しいルールの説明を始める。ゲームがスタートした当初千夏はジョーカーを所有していたが、最終的にはクラスメートの下川に渡すことができて安心したのもつかの間……。


同じAKBの松井咲子師匠が「ビンゴ」かと思えば、うなちゃんは「ババ抜き」ですか。
まあB級ホラーとゲームって言うのはむしろ定番なのでネタは何でもいいんです。

って事で「ババ抜き」をベースにした「生き残りゲーム」であり、且つどこか「ライアーゲーム」の要素も入ったようなエピソード。
単にババ抜きだけではなく、カードを委託する契約システムも加わる事で、少しは駆け引きの幅が出てきます。

とは言うものの、実際は「駆け引き」と言えるような場面は少なく、むしろ何らかの力関係のみでカードの交換や委託が行われる場面が多いのは勿体ないですな。
そして、ゲームに負けた者へのペナルティも、今イチ迫力不足。
ゲームに負けるよりも重罪の「バックレ」に対しては、ただ『棍棒でブン殴って殺す(?)』という面白味の無いものなのも今イチ。

それでも何とか面白く観られたのは、主要なキャラが立ってた事かな。
特に、高月彩良。ハッキリ言って、事実上の主役はこの子でしょう。
見栄えもする容姿に加え、一番人物背景も描かれているようで良かったです。

次が小池唯と伊倉愛美の2人。この子たちも個性ある性格で、それぞれ見所はありました。
そして男連中も、一応はキャラ付けがしっかり成され、印象には残りますが、個人的な感想として、「高島くん」役の大久保くんが、ちょっとキモいキャラに見えたのは、減点かも・・・。

と、ここまでで北原里英の名前が出てきません。
ハッキリ言って、キャラ的には非常に弱い。と言うか、自分の意思がはっきりせずに、日和見主義的な所があるのがどうにもこうにも感情移入しづらい。
そんな優柔不断なキャラが、なんで最後にババ抜き対決を挑むのか(いや、正確には挑まざるを得ない状況になったのが正解なのか?)も良く分からない。
最終的には、ゲームの行方は高月彩良目線で見るしか無いというのは主役としては遺憾な所でしょう。

冒頭でちょっと挙げた「ライアーゲーム」では、「正直者はバカを見る」という事を逆手に取って、最終的には「正直者がやっぱり正しい」と言うオチに行く流れだが、このジョーカーゲームは「正直に行かなかったばかりにバカを見てみてしまう」(つまり「人を信じない奴が結局負ける」)という所がポイントか。
「人を信じて勝ちたかった」と願う千夏(北原)が、「信じたかったけど、その相手の嘘を見抜いてしまった」ばかりに悲しい決断をする場面が良かっただけに、もっと「人と人との信頼感」と言うものにクローズアップして前半を描写していればラストが生きたと思うけどなぁ・・・・(尺の関係でそれは難しいのか、そもそも原作にそんなシーンが無いので仕方ないのか?)

と、あまり褒めてない割には点数は平均以上なのは、何だかんだ言いながらも、それなりに楽しく観られてしまったからです。
うーん、やっぱり可愛い子が多い上にキャラ立ちがしっかりしてたのが勝因なのかなぁ。
まあ、何れにせよ、出演者のファンの方は必見です。特に高月彩良、小池唯、伊倉愛美ファンの方はぜひ劇場へどうぞ。
あ、そうそう。伊倉愛美と同時期にももクロを卒業し、伊倉と共に「クリィミー・パフェ」で活動していた「藤白すみれ」もチョイ役で出てるよ。

◆パンフレット:B5判・16頁・500円

ジョーカーゲーム

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【12-129】映画 妖怪人間ベム ★★★☆☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
日曜は映画 妖怪人間ベムを鑑賞。

怪異な姿に正義の心を持つ妖怪人間のベム(亀梨)、ベラ(杏)、ベロ(鈴木)は名前の無い男(柄本)との戦いで、人間になることよりも人間を手助けしていくことを選び、あてもなく放浪していた。
そんな彼らは、たどり着いた街で連続して不可解な事件に遭遇。事件の謎を追う中、ベロはMPL製薬の新薬開発研究者の娘みちる(畠山)と出会い、恋心を抱く。


またしてもTVドラマの映画化。
今さらドラマの映画化について異を唱えても仕方ない。ある程度の集客が見込めるコンテンツだからね。。。。
かくいう自分も、このベムのドラマは全話とまではいかないが、けっこう見ていたクチなのです。

「人間になりたい」

その思いを胸に、人間に歩み寄りながらもdisられ、迫害され、それでも「正義」の名のもとに人間に近づこうとする妖怪人間たち。
しかし、「人間になる」=「悪を取り込む」という事を知ったベムたちが映画で見せる姿も、やはり「悪」に対する激しい葛藤であろう。
と言うよりも、映画では、もはや「人間になる」という思いは捨ててしまっているとも思える。
そんなベムたちが対峙するのは、命を失いながらも「悪」の力で生を受けてしまっている小百合(観月)だ。
悪として生きるか、善人として死んでいくか、その選択を迫られている状態の小百合とのバトルは哀しくもある。
そんなベムたちは、杭が刺さっても銃弾を浴びても死なない、いや死ねない所も悲哀を感じさせる。

と、けっこう好評なような書き方をしているが、全体的にはドラマからの「あと一盛り」が感じられず、使い古された言葉かもしれないが「TVスペシャルで充分」な内容でした。

まあ、それなりにワイヤーアクションで派手に見せてたし、VFXもふんだんに使ってた。
けど、夏目刑事はまだしも、緒方家なんかは完全に「蛇足」的な雑な扱いだし、お目当ての「ベラ」の見せ場も少な目だったような気がする・・・。
唯一、『連想遊びの歌』を熱唱(と言うよりヤケクソ気味)する所は萌えたけどね。

そんなベラとベロはまずまず原作漫画に近くて安定化高です。
ベムは、おおよそ原作漫画とはかけ離れたイケメンなんですが、もはや「21世紀実写ドラマ版ベム」として原作を離れてキャラが定着した感があり、これはこれでもう違和感無く観られます。

恐らく、この先映画はもちろん、ドラマSPも無いと個人的には思うこの作品。
ドラマを見ていた人は、とりあえず見ておくべきか?

◆パンフレット:A4判・40頁・700円

映画 妖怪人間ベム

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【12-128】いま、殺りにゆきます ★★☆☆☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
今日から2週間限定レイト上映のいま、殺りにゆきますを早速鑑賞。

この映画、短編を5話というオムニバス形式のホラーである。(各話の間に繋がりは無い)
それぞれ15〜20分といった尺だけど、1つ1つ振り返ってみます。

「わたしのししゅう」
高2の奈緒(森田)は、帰宅途中に路上でホームレスから詩集を買う。
翌日、彼女は恋人・悟(戸谷)が警戒を呼び掛けるのも聞かずに詩集の素晴らしさをホームレスに伝える。すると、ホームレスは日を追うごとに奈緒の家に近づいてきて…。


この話、掴みはいいと思うのですよ。
まあ、いくら何でもあんなホームレスが売る小汚い詩集を、いくら50円とは言え買うという事は現実離れしたものでしょうよ。
そこは設定として目を瞑れば、変則的なストーカー話として、ちょっとゾクっと来る恐怖感もあると思うのです。
しかし、何と言ってもオチが弱すぎる・・・・。
あそこまで引っ張ったら、あのオチじゃ弱いよ。台詞はエコーがかかりまくりで何言ってるか分からないのも減点。
それに、彼氏がやられる所も無いし、何か最終的に残念な感じでした。。。
森田すぅちゃんは、馬鹿みたいな人の良さが良くマッチしていて良かったですよ。

「おまけ」
古本屋でお目当ての絵画集を手に入れ、上機嫌で恋人に電話する織恵(桃瀬)は、本の入った段ボールの底に一枚のDVDを見つける。
好奇心からそれを観ることにする彼女。何も映っていないかと思いきや、そこには身の毛もよだつ映像が記録されていた。


この話も、ズバリ言っちゃうと、オチが弱い・・・と言うより、「オチが無い」とまで思ってしまいます。
で、怖さも今イチで、もうちょっと何とかなんないのかね・・・という困った一編でした。
正直、あまりにも見所が無く、レビューが書き難い事この上無い。
結局、桃瀬美咲ちゃん本人が舞台挨拶で語っていたように、「桃瀬ドン引き顔」だけが見所なのか??

「やあ、カタオカ!」
出社途中に突然、見知らぬ男(廣瀬)から呼び止められた智恵(肘井)。異様なテンションで彼女が小学校時代になくした筆箱の話をまくしたてる男はどうやら智恵の小学校時代の級友・オオトモらしい。男はその筆箱を見つけたと彼女に告げる。


いきなり超ウザい男のマシンガントークからしてドン引きさせられるんだけど、結局は女を拉致ってさあどうするって話。
しかし、せっかく拉致しても、相変わらず筆箱がどうのこうのと言ってるだけで、結局このウザい男はただのバカだという事で、この話も大したオチもなく終わる。
んーー、何なんだろう、この話も・・・。ちっとも怖さを感じないのは、作りが悪いのか、自分が恐怖感に対して麻痺しているのか・・・。

「さよなら、お〜える」
便意を催して自転車を走らせる夏美(菅野)は、ようやく見つけた公衆トイレに駆け入る。そこで雨宿りをする不思議な女子高生(大坪)に、「そこのトイレ危ないよ」と言われる彼女だったが、便意を我慢できずにその警告を無視してしまう。


菅野麻由は、「ゾンビアス」に続いてウンコのお姉さんになってるのねwww。
個室トイレでの恐怖っていうのは誰もが想像できると言うもの。
で、主題は何なの?「自転車停めるな」って事なの?
あのJKは何なの?
何でまたオチが無いの?
もう既に心が折れて、考えるのも面倒くさくなってきましたよ。。。

「いま、殺りにゆきます」
帰宅途中、何者かに頭上からTVを投げつけられ、命を狙われていると怯える美鈴(大友)。
何とか自宅に帰り着いた彼女の携帯に、非通知で電話がかかってくる。恐る恐る出ると、「もう、殺りにゆきます」という不気味な男の声がして…。


これも拉致モノですか。同じ映画の中でネタが被ってるじゃん。
しかし、こっちの方が、ズバリ「痛い」感じは数段上なのは分かるし、拉致する動機(キチガイ動機だけど)もあるし、今度こそそれなりのオチがあるはず・・・と期待しましたが、あのオチは・・・・あそこは笑う所なんですか?少なくとも怖がる所じゃないよね?

うーむ、5編並べてはいますが、ここまで徹底してオチが「弱い」、もしくは「無い」話ばかりだと、疲れしか残りません。
製作されてから公開まで日が経っているようですが、何となく分かるような気がします。
出演者のファンの方でもDVDレンタルで充分だと思いますよ。

◆パンフレット:A4判・12頁・500円(よくぞパンフを作った!それは評価する!)

いま、殺りにゆきます

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【12-127】グッモーエビアン! ★★★★★
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開初日のグッモーエビアン!を早速鑑賞。

元パンクバンドのギタリストのアキ(麻生)と、娘で15歳のハツキ(三吉)は、友達のような関係。
ある日、ヤグ(大泉)が海外から2年振りに二人のもとへ帰ってくる。ハツキは、自由気ままなヤグと、それを笑い飛ばして許すアキに対し、イライラしてしまう。
そんな中、親友トモ(能年)がハツキとけんかしたまま転校してしまい、さらにはアキとヤグの過去を知ることになり……。


この作品も、いつも通りにほとんど予備知識を入れずに、せいぜい予告編程度の情報しか入れずに観ました。
きっとパンクな変な親に振り回されるホームコメディ風なのかと勝手に想像していました。
それはそれでもいいのですが、本題としては「三吉彩花をガッツリ見たい」というのが正直な所でした。
その結果が採点結果です(単純)

まず、話としては、それほど目新しい訳でも無い、変わってるでも無い、割と正当なホームドラマだったのではないでしょうか。
終始「ハツキ(三吉)目線」で語られる進め方から、親子喧嘩やその裏に隠された愛情など、ハッキリ言ってベタベタで使い古された展開とも言えるでしょう。
実際、山本監督の演出も、特にトリッキーな事もせずにじっくりと見せる感じで、観た感じはそれほど「コメディ」感は無かったかな。

まあ、そんな話なので、「何を今さら」という意見もあるでしょう。
しかし、何故か分からんのだが、自分には見事にツボって、後半はけっこう泣けてしまいましたよ。
いや〜、何でなのかね?って言うのは、恐らく話自体がどうかと言うよりも、やっぱりアレです。
それは何か?

それはやっぱり三吉彩花ちゃんです!

リアル中3だった彩花ちゃんだが、画面で見ると実年齢より大人びた感じ。
元アイドル(『さくら学院』在籍)であり、元チャイドルだった(自分は『女の子ものがたり』で波瑠の小学生時代を演じていたのを良く覚えてる)という前歴でありながら、いい感じに年相応、いやそれ以上の成長を見せています。
そんな彩花ちゃんが演じるハツキのお年頃特有の反抗期的なイライラが他人に自分にと色々向いた後に一皮むける所に感情移入しちゃってね・・・。いやいや素晴らしいです。
そして、そんな三吉"ハツキ"の親友役が能年玲奈。
「カラスの親指」に次いでの公開だが、これがまたクソ可愛い。
実年齢は能年ちゃんの方が3つ上なのに、むしろ子供っぽい感じなので、中学生役に全く違和感がありません。
三吉&能年が同じクラスにいたら、男子は大騒ぎでしょ。。。
この2人がラストで一緒に居るシーンで良かったと思います。

と、そんな三吉&能年で既に採点が満点なのですが(大甘裁定)、対する大人の方はどうか?
大泉洋は、ハッキリ言って相当なウザキャラだし、穀潰しだし、いい歳して馬鹿です。まったく感情移入はできません。
それでも終盤で見せるハツキへの愛情もあって、何とかギリギリセーフなキャラとなりました。

そして麻生久美子。
娘の進学など大事な事にも深く関わろうともしないし、ヤグとの関係もどう考えているのかハッキリしない。
「ロックだね」「ロックじゃない!」と言ってる割には、何がロックなのか?自分はロックなのか?という疑問もある。
しかし、これも最後の土手シーンで強引にチャラにされてしまいます。
「そこまで考えてるなら、きちんと声に出して親子で会話すりゃいいのに」と思う所もあり、若干釈然としない所もありつつ、ベタベタな泣かせシーンにまんまとハメられて許してしまうのは甘いでしょうか。

はい。そんな訳で、ちょっと甘いですが、三吉彩花目当てだった事もあって、満足いく映画でした。
ちなみに、この映画でたびたび映しだされる「ある場所」を見て、「あれ?ここって・・・!」と思ってエンドロールで確認したら、まさにうちのすぐ近所でしたwww。
うーむ、こんなに近くで三吉彩花ちゃんが撮影してたのか・・・・

◆パンフレット:B5判・24頁・700円

グッモーエビアン!

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【12-126】今日、恋をはじめます ★★★★☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
かなりいい歳のオッサンなのに、果敢にも初日から今日、恋をはじめますを鑑賞。

勉強一筋で真面目さ一色の日比野つばき(武井)。高校の入学式当日、彼女は成績もルックスも人並み外れた椿京汰(松坂)の隣に。すると、いきなり京汰にファーストキスを奪われ、クラス全員の前で「彼女にする」と宣言されてしまう。猛烈に怒って反発するつばきだったが、優しくて繊細な京汰の真の姿に心惹かれていくように。
そして、初めての恋に戸惑いながらも、それまでの勉強ばかりだった自分が少しずつ変わっていくことに気付く。一方の京汰も、思いを率直にぶつけてくるつばきに運命めいたものを感じていた。


この映画に限らず、実に色々な少女漫画が映画化されています。
もちろん、オッサンの自分がその原作を読んでいる事は有り得ず、きっと「受け入れられない」「合わない」「オッサンには無理」とガッカリするんだろうと思ってました。

しかし、今まで観てきた少女漫画原作の映画・・「僕等がいた」「高校デビュー」「君に届け」「僕の初恋をキミに捧ぐ」と振り返ると、総じて点数は高めなのです。
(「パラダイス・キス」などの例外もありますが・・)
つまり、少女漫画原作だと、原作を読んで無いが故に、自分のイメージというものが無いし、少女漫画らしい(と一括りにすると怒られそうだが)「定石」って言うか「ベタな展開」が背景にあるので、安心して楽しむことができるのが高得点の理由なのでは?と自己分析しております。

で、この作品。
結論から言うと、またしても安定のベタ展開とも言えるし、何だかんだ言っても、ハッピーエンドの予定調和。
いいじゃないですか。若い男女がくっついたり離れたり喧嘩したり誤解したりで結局は今まで以上の愛情で結ばれるって、超安心展開じゃないですか。
最初から、言い方は悪いけど「所詮少女漫画」「ベタベタなんだから、リアリティなんか求めずに設定を楽しもう!」と割り切ったおかげで面白かったですよ。(もちろんツッコミ所も含めてね)

松坂桃李が高校生に見えなくたって構わない。何故なら、高校生に見えないキャスティングだって定番なんだから。
って事は、木村文乃も高校生?んなバカな!って思っても、劇中ではさすがに制服姿にはなってないじゃん。それでいいでしょ。
武井咲だって、いくらダサダサな昭和女設定ったって、いきなり可愛いじゃないか!
それを可笑しいと言ってはいけませんよ。だって可愛いんだもん。芸能人なんだもん。←何だこりゃ。
Yahoo!映画のレビュー等観てると、恐らく同一人物と思われる人が一生懸命にID使い分けて叩いてるけど、今やAKBと武井と剛力は叩かれキャラだからね。気にしない気にしない。

と、まあ色々持ち上げてはいますが、結局のところ「飽きずに最後まで楽しめた」というのがヨイショの理由なんですよ。
水と油みたいな2人の男女が付き合うって言うのも強引な展開だけど、勢いだけで引っ張るだけでなく、お互いの家庭環境や生い立ちも上手く絡めて、思ったより深みもあったと思う訳ですよ。
京汰の方はマザコンなのかそうでないのか、ギリギリな所なんだけど、つばきの「許せないって事は、愛してるって事だよ」なんて言う台詞にはハッとさせられるね。
許せないと思って叩いてるアンチも、実は愛している感情の裏返しなのかもねwww。

で、その母との別離がトラウマになり、「愛してる」って言われる事に嫌悪感を持っていた京汰が自ら「愛してる」という言葉を発するまでの物語と思っても良し。
ガリ勉で、結婚までは処女を守るって言ってた昭和の白くま女も、結局は平成の黒くま女に・・・って話と思って観るも良し(笑)。

そんなわけで、普通に考えると、完全に中高生向けの映画です。
間違っても中年のむさいオッサンが見てはいけない領域なような気がします。
しかし、オッサン/オバハンのあなた!心を30歳くらい若返らせて観てみたらどうでしょう?
細かい事を気にせずに、ベタベタの少女漫画を楽しむ高校生になったつもりで割り切って観てみましょう。
意外と楽しめる・・・はず??

最後に、日比野姉妹(武井&新川)の水着姿が拝める海シーン。
貧乳を思いっきりパットで盛ってる武井を見て「いい体・・・」と呟く野郎どもの台詞だけは受け入れられなかったぞ!
あんなので騙されちゃうのか?実はまだ女を知らないウブな男の子だったのか??
(あ、「いい体・・」って言ったのは、西希くんだっけ?)

すんません。最後に下品になってしまいました・・・。

◆パンフレット:B5弱変型・48頁・600円

今日、恋をはじめます

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【12-125】ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 ★★☆☆☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
ハリポタを全く観ていない自分にとっては主役が誰かはどうでもいいウーマン・イン・ブラック 亡霊の館を観た。

19世紀末のイギリス。ロンドンで弁護士として働くアーサー・キップス(ダニエル・ラドクリフ)は、4年前の妻の死を引きずっていた。そんな彼に、弁護士事務所の上司は田舎町クライシン・ギフォードへの出張を命じる。課せられた仕事の内容は、同地に建つイールマーシュの館へ赴き、亡くなった家主であるアリス・ドラブロウ夫人の遺書を見つけ出すというものだった。
やがて、アーサーは黒衣をまとった女が周囲の森や窓辺に出現するのを目にするようになり、館の恐ろしい歴史と町の子どもたちが次々と怪死している事実を知る。


のっけから「HAMMER」の文字に心踊らされる掴みにwktkでした。

しかし、内容的にはめっちゃオーソドックスな感じのゴシック・ホラーでして、良くも悪くも定石通りで、意外性とかぶっ飛び要素はほとんど見られずといった印象。
それはそれで安心安定で、程よくドキっとさせられて、普段ホラー慣れしていないラドクリフ君ファンなんかはそれなりにドキドキできたのかもしれません。
その反面、自分のようなありとあらゆるホラーやスプラッター等の「恐怖映画」を見尽くしている変人には、今さらカッチリとしたゴシックホラーを見せられても退屈感の方が勝ってしまいました。

で、「ゴシックホラー」といいつつ、その内容と言えば、「どことなく『リング』じゃね?」と思ったのは自分だけでしょうか?
もう少し踏み込むと、『リング』−『呪いのビデオ』+『呪いの館』+(貞子×謎の黒装束)みたいな・・(意味分からんか??)

そんなこんなで迎えるラストは、詳細なネタバレは控えますが、考えようによっちゃあハッピーエンドなのかもしれません。
ただ、あの画を観て「『スペル』かよ!」と思ったのは、恐らく日本中で自分だけでしょう。
(単に「画」が似てると思っただけね)

と言う事で、ホラーを見尽くしているマニアなら、あまりお金を払って観る程のものではありません。
ハリー・ポッターのラドクリフ君が好きで、怖いのは苦手だけど勇気を出して観てみよう!という人なら、だいぶ怖い思いが出来て、それなりに楽しめるでしょうね。
(ホラーに対してそのような純粋な心で臨める人が羨ましいですよ・・・)

しかし、観てからまだ1日強しか経ってないのに、内容をもう忘れ始めてるとはどういう事なんだ・・・・

◆パンフレット:B5判・32頁・600円

ウーマン・イン・ブラック

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【12-124】人生の特等席 ★★☆☆☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
客質が落ちるファーストデーなので、大人向けの人生の特等席を観てみた。

ガス(イーストウッド)は長年大リーグの名スカウトとして腕を振るってきたが、ここのところ年のせいで視力が弱ってきていた。それでもまったく引退する素振りを見せない彼に、チームは疑いの目を向ける。窮地に陥った父親に救いの手を差し伸べたのは、あまり関係が良好とはいえない娘のミッキー(エイミー・アダムス)だった。

まず最初に個人的な思いとして、この映画には「野球映画」としての面白さを求めていました。
が、結果的に「野球映画」としてはクソ映画だと思えたのでこの採点です。
実際は、むしろ父娘の映画と言った方がいいのでしょう。
自分が勝手に野球に期待し、それが叶わなかったから低点数というのも理不尽なのかもしれませんが、それが正直な感想なんだから仕方が無い。

まずはその父娘話。
ハッキリ言って、安定のベタ話だ。
野球じゃなくて父娘の心温まる絆を期待していたならば、例えベタだろうが満足できるのでしょう。
父娘にしては年齢が離れすぎて見えようと、娘の弁護士仕事に関する割り込みが最早どうでもいいエピソードに成り下がろうと、他チームのスカウトマン男と娘との恋愛描写が中途半端だろうと、それほど気にせずに観られたであろう。
しかし、ハナっからそういうドラマに興味が無かった自分には、頑固で迷惑(無茶な運転で事故っちゃう老害っぷり等)な糞ジジイと、自惚れていて可愛げの一つも無いアラサー娘のドラマは退屈なだけでした。

で、問題の野球描写。
実際に野球選手を演じている人たちの野球クオリティには文句はありません。
邦画なんかだとプロ以前に、素人以下の野球シーンである事も珍しくない中、相変わらず安定のスポーツシーンです。
しかし、肝心の話の方がダメダメです。

ようするに、自尊心の高い自称強打者のボーとかいう小太りの若造のドラフト指名をめぐって、密かに弱点を見つけて指名回避を進言するガスとそれを受けて悩むGMらフロント幹部たちと言う構図。
その弱点っていうのが「ボーはカーブを打てない」だってさwwwww。
どんな重大な事を発見したんだと思えば、カーブは打てないwwww。
あのね、現代のデータ解析野球なら、得意な球種なんていうのも当然インプットされてるでしょうよ。
それに「カーブが打てない」=「もはや打者としては致命的で絶望的」みたいな構図になってるのは何なのさ。
ろくに目が見えない爺さんと、スカウトに関しては素人の娘がドヤ顔で「だから指名しちゃいかん」って・・・何だそりゃ。

更に、その後の展開は個人的にはあまりもの酷さに笑うしかない。
たまたまその辺でピッチング練習をしていた若造(笑)の球がスゲー!っていうのを発見した娘。
実際に球を受けてみて、その凄さに舌を巻く・・・っていうか、その前に球を受けてたのは小学生くらいのガキだし、かくいう娘だって野球素人の女だろ。そんな奴らが苦も無く受けられる球のどこが凄いんだっていう話。
でもその「秘密兵器」を当のボーのバッティング練習に当ててやろうと言う神展開(爆!)になるに至っては、「ああ。ここで絶対抑えちゃうんだろうな」という予感通り、全くバットにもかすらせない快投っぷり。
それを見たフロントは、ボーのダメっぷりに頭を抱えながら、秘密兵器投手の入団を即決し、スカウトはクビになる。

うははははははは。何だそりゃ。
最終的にボー指名を決めたのはお前じゃないんかい!スカウトに責任転嫁かい!!

で、たかが「カーブが苦手」ってだけでダメ打者の烙印を押したかと思えば、どこの馬の骨とも分からない投手の球は数球見ただけで「すげー!」って、めちゃくちゃアンフェアでしょ?
もしかしたら、セットポジションではダメ投手かもしれない。クイックも出来ずに走られ放題なダメ投手かもしれない。またはスタミナに難があるかもしれないし、そもそも直球とカーブしか球種が無いかもしれない。
そんな事もしっかり見極めない所は、球種の得意不得意すら分析できないクソ球団ならではと言ってしまえば十分納得なのですが、これって本職のスカウトの方や球団関係者が見たら怒るんじゃないですかね・・・

はい。そんな訳で、野球に関する脚本のあまりものクソっぷりに対して大減点です。。。。

あ、球団幹部の中に、あの「ターミネーター2」でのT−1000ことロバート・パトリックの姿があったのは懐かしかったね。

◆パンフレット:A4判・36頁・700円

人生の特等席

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【12-123】僕の中のオトコの娘 ★★★★☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
今日からパトスでのみ(都内)で公開の僕の中のオトコの娘を鑑賞。

謙介(川野)は、大学を卒業して就職するも、仕事で失敗を重ね、同僚や上司とソリが合わず半年で会社を辞めてしまう。
それから5年間も、自宅で引きこもっていた。ゲームやネットサーフィンに明け暮れる中、彼は女装を楽しむ男性「女装娘」が集うサイトを発見する。なぜか、彼らに引かれて女装娘のカリスマ的存在であるカレン(草野)とメールでやり取りをするように。
やがて、女装バーに足を踏み入れた謙介は、その世界に自分の居場所を見いだすが、女装への偏見や嫌がらせに悩まされ、父親からは絶縁を言われ……。


「女装」・・・・。一昔前なら、確実にそういう趣味は「異常」「変態」にカテゴライズされたであろうアングラなものであった。
しかし、現在ではコスプレも普通になり、男女の性を超えた「なりきり」趣向も市民権を得ていると言っても過言では無いでしょう。

この映画も、女装に目覚めた男のちょっとアブノーマルな話・・・と思いきや、描かれるのは引きこもりニートから、女装を経て社会に出て行けるようになるという人生ドラマでした。

最初はちょっとした好奇心、いや、半分は馬鹿にするような気持ちで「女装娘」に接触した謙介くん。
ネットで知り合った女装娘のカレンと会いに外に出るのがまず第一歩。でもまだ出歩くのは夜だ。

その出歩く弟を心配して後をつけて女装バーに行き着くお姉ちゃん(中村ゆり)がまたイイね。
最初はちょっとショックを受けながらも、形はどうであれ「社会」に踏み出したニート弟・・いや、まるで妹が出来たかのようにちょっぴりウキウキしている姿がかわいい。
そして父親(ベンガル)も、最初は視線すら合わせず、完全に空気扱いだった謙介への態度が、最後には・・・・・そこは映画で観て欲しい所だが、「ベンガル△」と言いたくなりました。

とは言え、やはり社会はまだ女装の男に対しての偏見も根強い。
まあ、そりゃそうだろうな。確実に外見は普通じゃないんだから。

「女装娘」とは、単に女装を趣味としているだけなんだが、世間一般では「オカマ」の一言で括られたりする。
そしてこの映画では、「ゲイ」も登場する。
この映画を観れば、「女装娘」は「オカマ」「ゲイ」とは違う事も分かるかな??

暗い室内に引きこもっていた謙介は、最後には女装姿で真昼間に出歩くまでに変化する。
女装と言う力を借りてはいるが、一人の男が社会復帰するまでのストーリーはなかなか興味深かった。

その女装娘を演じた川野直輝くん。
上で「外見は普通じゃない」と書いたけど、川野くんの女装姿は意外とイケてたんだな。
もちろん「女装している男」としてはイケてると言うだけで、女としてはちょっと・・・のレベルだが、まあ一見の価値はあります。

そして、我が推し女優の「中村ゆり」。
いつもは割と幸薄かったり悲惨だったり、それこそ普通じゃない役が多いんだが、今回は割と普通の可愛いお姉さん役が良かったです。

と、色々絶賛しておきながら満点じゃないという事は、幾つか気になる所があったと言う事。
例えば、謙介に絡んでくる「姉ちゃんの同級生」なる男。
こいつの偏見ぶりが極端すぎるし、その理由が「カンニングをばらされた」という稚拙なものなのは脱力しました。
そして、個人的には、もう少し謙介と家族との間の葛藤を深堀して欲しかったなぁ・・。
姉ちゃんは本当にこの女装弟の為に仕事を辞めたのか?父ちゃんの心境の変化は何だったのか?をもう1〜2カット入れてくれても良かったかも。

ちなみにこの映画、女装して観に行くと、当日料金から300円割り引かれるそうです。
※男装した女性じゃダメです(笑)。

◆パンフレット:販売無し

僕の中のオトコの娘

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