映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【11-140】タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 ★★☆☆☆
category: 2011年の映画レビュー | author: moeru-movie
2011年最後の鑑賞作は、タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密です。

ある日、タンタンは、ガラスケースに陳列されていた帆船の模型に魅了され購入する。ところがその直後から、彼は見知らぬ男たちに追いかけ回されるハメになる。何とその船は17世紀に海賊の襲撃によって消息を絶った伝説のユニコーン号で、模型のマストにはある暗号が記された巻物が隠されており……。

12月1日に封切られたスピルバーグ作品、それも子供にも楽しめそうなCGアニメで冒険活劇。
そんな映画なら、大晦日の今でもヘビーローテーションしててもいいはずなのに、何でこんなに上映回数が少なくなっているのか?
既に観た人から聞いた評判も決して高くはなく、地雷臭が漂ってはいたが、先入観を持つ事無く観る事にしました。

結果として、スクリーンの中で色々派手に盛り上がっている割には、それを観ている自分は全然高まらず、正直言って退屈でした。
次々と見せ場が訪れ、それを切り抜けていく・・・ちょうど前日観た「MI4」はあんなに面白かったのに、こちらは全然面白くないのは何故なんだ?アニメだからか??

何というか、まずベースがもろに「インディ・ジョーンズ」的でしょ。
そして、そんな話をCGアニメだからって更に荒唐無稽にしても、何だか置いてけぼり感を感じて、どんどん冷めてきちゃったのです。
それなのに、画面は相変わらず「何かアクシデント発生」→「対処」→「解決」が比較的早いサイクルで回るばかりなので、派手に動いてる割には退屈だったのです。

何だかなぁ、この感じ。どういう事なんでしょ?
「目まぐるしく見せ場が訪れ、息もつかせぬ展開」と感じずに「何度も同じ事の繰り返し?何だか散漫」という方向に自分の意識が向いてしまった時点でもうダメだったのかもしれません。

そんなダメだった要因の1つに、主人公タンタンのキャラがあります。
何歳なのか得体の知れない設定に、ユニコーンの暗号に拘るモチベーションも今イチ理解不能。
そして、髭もじゃの酔っ払いオヤジに半分くらい見せ場を持っていかれ、更に犬にも美味しいところを持っていかれている中途半端な主役度。
変にCGで実写に近い分、「アニメの中のフィクション」と感じきれない点も却ってマイナスなような気もします。

重ね重ねなんですが、映画は見所が多く、一見飽きさせない作りなんです。
でも、矛盾しているんですが、退屈と感じてしまったのです。何だ?このおかしな感情は・・・??
結局、「仏作って魂入れず」の映画なんじゃないっすかね?
少なくとも、自分にはこの映画から何らかのメッセージは届きませんでした・・・

うーむ、何だかモヤっとしたまま終わる2011年・・・残念(-_-;)

◆パンフレット;ジャケットサイズ・32頁・600円

タンタンの冒険

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【11-139】ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル ★★★★★
category: 2011年の映画レビュー | author: moeru-movie
本日2本目はミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルです。

ロシアのクレムリンで爆破事件が発生、その容疑がIMF(極秘スパイ組織・不可能作戦班)のイーサン・ハントとそのチームにかけられる。米大統領は政府が事件に関与した疑いを避けるため、「ゴースト・プロトコル」を発令。イーサンチームはIMFから登録を抹消され、国や組織という後ろ盾を失ったまま、「クレムリン爆破の黒幕を追い、さらなる核テロを未然に防ぐ」というミッションの遂行を余儀なくされる。

いや〜、これは面白い!!
ここで何だかんだと御託を並べるよりも、「見て御覧なさい」とだけ書いた方がいいんじゃないかな?という内容です。

今回は、イーサン・ハントが当然主役ではあるのですが、決してスーパーヒーローという訳ではなく、主題は「IMFからの協力も得られなくなったチーム」での活躍です。
1人の敵を追い詰めながら、核爆弾の発射を止めようとするミッションも重なり、何十分かに一度の見せ場も手に汗握る展開・・・でありながら、どこかコミカルだったりするシーンもあり、全く飽きる事がありません。

そんな「見せ場」のシーンも、派手な爆破や銃撃、クラッシュシーンがありながらも、時には人間対人間の肉弾戦で見せるという緩急も使いつつ、要所要所では色々な「秘密兵器」も登場。
またその秘密兵器も決して完ぺきでは無い(スパイダーマン手袋が意外とヘタレだったり)所も実に面白いです。

そんなアクションや高層ビル登りをこなした御年48歳(撮影時)のトムさん。
メタボで体が動かないわたくしよりも年上ぇぇぇ!
素晴らしい。色男で体も動くアラフィーのおじさん。って、そうは見えねぇよ!
そして個人的に凄く気に入ったのが、サビーヌ・モロー役のレア・セドゥーちゃん。
金髪で冷酷な美女萌え〜。
迫力で言ったらジェーン役のポーラ・パットンには負けるような感じの胸元も、むしろ親近感が持てます(←何じゃそれ)

そしてこの映画のラスト。
何かは書きませんが、こんなにも切ないラストが待っていたとは、予想していなかっただけに悲しいやらホッとするやら。

とにかく、なるべく大きなスクリーンで見るのがベストです。
暇さえあれば、IMAXでもう1回見たいな・・・・

◆パンフレット:A4判・48頁・700円

MI4

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【11-138】リアル・スティール ★★★★☆
category: 2011年の映画レビュー | author: moeru-movie
この年末になってTOHOシネマズのフリーパスを引き換えたので、見るのを控えていたお正月映画鑑賞を開始。
まずはリアル・スティールです。

西暦2020年、リングの中で死闘を繰り広げるのは、もはや人間ではなく、高性能の格闘技ロボットだった。
才能あふれるボクサーだったチャーリー・ケントンは、チャンピオンになるために全てを捨てて、ただ夢だけを追い続けてきたが、ロボット格闘技の時代の到来によって生きる場所を失った。
辛うじてロボット格闘技のプロモーターとして生計を立てるものの、彼の乏しい資金力で手に入れられるロボットは、リングの上であっという間にスクラップ状態…。さらにチャーリーに災難が舞い込んでくる。11歳の息子マックスが、赤ん坊の頃に別れて以来、初めて彼の前に現れたのだ。ある日、2人はゴミ捨て場で捨てられた旧式ロボット"ATOM"を発見する。


「トランスフォーマー」的なロボット映画なのか?いや、そうではない。
「ロッキー」的なサクセスストーリーなのか?うん、そんな所もある。
「ターミネーター2」的な型落ちロボットの活躍を描いているのか?うん。それもあるかな。
でも、やっぱり父子の絆が本題??うん。それもそうだな。
と、色々な要素が絡まりあって、見せ場も多い作品。
そのどれもが面白いし、特にロボットのボクシングシーンは、ただでさえ「格闘技」というアドレナリンが放出される題材な上に、生身の人間が殴られるような痛々しさや生々しさがロボットだと緩和される事もあって、心置きなく「もっと殴れーーっ!」と高揚できます。

恐らく、この映画の本題は、やっぱり「父子」なんだとは思うのですよ。
しかし、格闘技好きの自分にとっては、WWEとかのイベントのような派手な舞台でマイクアピールを繰り広げるマックスにとても興奮したのであります。
いや〜、決まってたよね。日本で言う所の「アイアム・チョーノ!」みたいな「決め」は無いけど、あのダンスと組み合わせる事で観客のボルテージも高まるってもんです。

そんなロボットの「ATOM」をマックスと共に支えるのはダメ親父のヒュー・ジャックマン。
たびたび「そんなの無理だ」とネガティブな事を言ってても、元々は諦めない強い心を持ったボクサー。
そんな闘争本能がマックスによって甦らされるのも気持ちよかったねぇ。
そしてロボットには「超悪男子」と書いてあったり、戦闘コマンドがデフォルトで日本語(「ミギ!」「ヒダリ!」と言わないと動かない)という所も、日本人にとっては何だか微笑ましくも思えました。

と、絶賛しながらも星を4つに留めたのは、ベイリーさんをもう一息光らせてあげてほしかった(控えめなのがいいんだけど、個人的にはもっと見せ場があってほしかった)のと、美女のファラ・レンコバは、もっと小憎らしいヒールぷりを際立たせても良かったのでは?と感じたからです。

それにしても、モーションキャプチャーのCGも本当に違和感無くて素晴らしいですね。
小さい子供でも楽しめちゃうんじゃないでしょうか。

◆パンフレット:A4判・40頁・700円

リアル・スティール

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【11-137】friends -フレンズ- もののけ島のナキ ★★★☆☆
category: 2011年の映画レビュー | author: moeru-movie
年末ギリギリにTOHOシネマズのフリーパスを引き換える予定なのでここ数週、鑑賞を控えめにしてましたが、クリスマス限定の「紙兎ロペ」見たさに仕方なくTOHOシネマズへ。
見た映画はfriends -フレンズ- もののけ島のナキです。

赤おにナキや彼の唯一の親友である青おにグンジョーなど、さまざまなもののけが暮らす「もののけ島」に人間の子どもコタケが迷い込む。人間が嫌いでもののけ仲間ともうまく付き合えないナキだったが、コタケと交流を深めていくうちに、少しずつ心の距離が縮まっていく。しかし、もののけと人間は共存できないため、ナキとコタケは別れのときを迎えることになり……。

ベースになっているのは「泣いた赤鬼」であり、映画の方も、展開はまさに「泣いた赤鬼」です。
人間の赤ちゃんである「コタケ」と赤鬼のナキ。
こういった「人間(しかも子供)と異生物」との触れ合いというか友情的なものは、何度も何度も映画で描かれており、「アバター」もそんな感じだし、アニメで言えば「ヒックとドラゴン」なんかも同系統。
今作は、人間側が赤ちゃんゆえに、言葉や行動での繋がりは薄く、もっぱら本能的な繋がりにも見え、感動度という点では微妙なところ。

そして、この映画のもう1つのテーマは「友情」です。
と言っても、コタケとナキの友情ではなく、ナキとグンジョーの「友情」です。
まあ、この2人の友情こそ「泣いた赤鬼」そのものなわけで、映画を見ていても想定の範囲内ではあります。

そんな2本の友情話を柱にして「争いはダメ」というテーマも伝わりはするが、「泣けるのか!?」というと、自分はほとんど泣けませんでした。
色々レビューを見ると、大泣きしている人が多いんだけどね・・・・
自分も比較的泣きやすいタイプなんだけどね・・・・
んでもって、泣く気満々で見てたんだけどね・・・・

これは恐らく、自分が「泣いた赤鬼」の話を知っていたという事や、「人間側が赤ちゃん」という点で、泣き度数が落ちた(自分はむしろ、しっかりとした心の通じ合いに心打たれるタイプ)と自己分析しております。
故に、この映画は、特に若年層(小学校低学年とか)向けと言ってもいいかと思います。
序盤、子供が喜ぶウンコネタを挟むところなんかは、「狙ってるな・・」と思いましたもん。

さて、声優陣ですが、香取くんはまあまあ無難にこなしていたと思います。
YOUや阿部サダヲが本人そのものの声だった事と比べれば、違和感はありません。
グンジョーの山ちゃんはさすがですね。
そして「そのもの」と言えば、人間側に助っ人に来た3人の侍(?)。
まさしく鷹の爪団の総統と吉田君なのが笑えたというか萎えたというか・・・(もちろん声はFROGMAN)

そしてこの映画、2Dと3Dでの上映で、自分は3Dで見たわけですが、正直言って3Dで見るほどの必然性は薄かったです。
ってか、ハッキリ言って2Dで充分です。3Dにする必要はありません。
小さいお子様連れなら、2Dでの鑑賞をお勧めします。

しかしこの映画を見たあとは、無性にキノコ料理が食べたくなるな。
天女茸を食べて(架空のキノコだが)フワフワしたいわ!

◆パンフレット:ジャケット判・36頁・600円

friends もののけ島のナキ

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【11-136】王様ゲーム ★☆☆☆☆
category: 2011年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開初日の王様ゲームを早速鑑賞。

ある夜、本多智恵美(熊井)と幼なじみの金沢伸明(桜田)のところに、「王様からの命令に24時間以内に従わなければ罰を与える」というメールが“王様”なる送信者から届く。
そのメールはクラス全員に届いていたらしく、最初は遊び半分で命令を実行していた生徒たちだったが、内容が段々エスカレートしていき……。


これって「王様ゲーム」となってるけど、「着信アリ Final」とか「チェーン」とか「END CALL」とか、いわゆる「携帯メール」を題材としたホラー的な映画なのね。
って事は、既に出涸らしのようなネタでもあり、そこにどれだけのオリジナル要素を乗せられるかがポイントだと思うのです。

しかしこの映画は、ひたすら「王様からのメールが来る」⇒「誰かがやられる」の繰り返しで、オリジナル要素どころか、肝心な「誰が」「何の為に」というサスペンス要素が抜け落ちてるために、短い尺でテンポ良く見せてるようで、実は物語自体はちっとも展開していないように思えてなりません。

「誰が」は、一応は明らかになる感じなんですけどね・・・・
その「誰かさん」も、最後は自ら幕引き(つまり自殺)を選んで終わった・・・と思わせておいて、やっぱりまだ居るーーっていうオチなんだけど、結局アイツは何者なのか不明なまま。
そしてその誰かさん自らが「何の為に!?」と台詞で語っていたが、最後まで「目的」は明かされず。
要するに、やる方もやられる方も、何でなのか良く分からないまま映画は終わるという有様。

そして、過去同じように行方不明になったクラス写真に必ず写ってる金沢くんの謎も放置。
最初と2番目の「指令」に服従して助かったはずのクラスメートもいつのまにか居ない。
意味ありげに再三出てきてキーパーソン臭プンプンだった岩村さん(鈴木愛理)も、結局「ゲームを妨害する可能性がある」という無茶苦茶な理由でアッサリあぼーん。

もうね、本来は「王様ゲーム」は、何らかの目的を達成する為の手段であるはずなのに、完全に「手段が目的になってる」状態なわけです。
クラスが数人になっても、担任は「はい。今日も欠席は居ませんね」って普通に授業を始めようとするズッコケシーンはいいです。
死体が消えたり、写真から人が消えたりっていうイリュージョン自体が非現実的なんですから、リアリティなんてこれっぽっちも求めません。
それを差し引いても酷すぎる出来でした。

正直、「ま、いつものアイドルホラーだし、ハードル下げて見よう」と思って見てたのですが、あまりにも話が雑過ぎる。
有名らしい原作がどうかは知らないが、鶴田監督よ、この作品は酷いと思うぞ。

さて、前述の通り、この映画はアイドル映画です。
内容はクソですが、Berryz工房や℃-uteが大挙出演という状況なので、ファンにとっては見応えもあるでしょう。
しかし、わたくしのようにBerryz工房と℃-uteにほぼ興味が無い人にとっては、鮮度の高い大根がたくさん登場する、そしてその大根さんがクソ脚本を一生懸命に演じているという痛々しい場面を見せられる以外の何物でもありません。

我ながら酷い書きっぷりですが、出演者ファン以外には全くお勧めできないという気持ちを分かってください。
ファンでない人が見ると、本編のテイストとはまるでマッチしないベリキューの曲で最後にずっこけます。
色んな意味で、衝撃作とも言えますが・・・・

最後に、衝撃と言えば、舞台挨拶レポの記事で書いたキモヲタですが、当然の様に映画のエンドロール(ベリキューの曲)にも振り付けを合わせて踊っていました。
自分的には、それが一番のホラーだったよ。。。。。

◆パンフレット:A4判・8頁・500円

王様ゲーム

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【11-135】スウィッチ ★★★★☆
category: 2011年の映画レビュー | author: moeru-movie
えーっと、今週は舞台挨拶観覧はありません。
(というか、作品的に全然興味の無い「源氏物語」に冷やかしで抽選応募したらハズれた)

という事で、今週から公開のスウィッチを観てまいりました。

あこがれを抱いていたパリでバカンスを過ごそうとしていたソフィ(カリーヌ・ヴァナッス)は、期間限定のアパート交換サイトでパリ在住の女性と知り合い、カナダから旅立つ。
しかし到着翌朝、寝室で男性の惨殺死体が見付かり、ソフィは殺人容疑で逮捕されてしまう。警察に事情を話すものの、すべての状況証拠は彼女が犯人であることを示しており……。


いわゆる「巻き込まれ犯罪サスペンス」であり「間違われサスペンス」でもあります。(そんなジャンルあるのか!?)
冒頭、仕事の発注が3ヶ月も無いとこぼすソフィですが、いい賃貸住宅に住んでいるのは何故かという疑問は置いておきましょう。
一定期間、住む所を交換するというのは、キャメロン・ディアスの「ホリデイ」でもあったので、特に違和感はありません。
しかしこの映画では、映画が始まって比較的すぐに事件が勃発します。
何が何だか分からないまま連行されるソフィ。見ているこちらも同じ気分になります。

その後は、捕まっても逃げるソフィ。逃げた先でまた捕まりそうになっても逃げるソフィ。
その裏では「真犯人」が別の行動を起こし、そっち側で新たな犠牲者が出たりもします。
そして警察は、ソフィを追いながらも、何か腑に落ちない点を捜査し始める刑事。
(この刑事ですが、私はサッカーに疎いので全然知りませんが、カントナっていう有名なサッカー選手だそうな)
と言う具合に、幾つもの流れがいい感じに並行して進むので、飽きさせず・散漫にもならずといった印象を受けます。
まあ、ソフィが逃げるのはいいんだけど、逃げてどうするつもりなんだ!?っていうのがもう少し明確に分かると、その目標に向かってのドキドキ感が増したのでは?とも思えます。

そして、終わってみると、犯人の動機がね・・・・あれだけ殺人を重ねる動機にしては弱いというか、ちょっと強引な感じです。
その他、ソフィに「switch.com」を紹介した編集者と犯人との関わりとか、イラン人だかパキスタン人だかのナンパ男と犯人との関わりとか、飛行機の乗客名簿からソフィの名前が消されてたカラクリとか(劇中、ハッキングの話があったので、飛行機会社にハッキングして消したって事か!?)、細かい描写の裏付けが無く、放置されたまま終わってしまったのはちょっと消化不良でした。

それはそうと、ソフィを演じたのはカリーヌ・ヴァナッスちゃん。
似たようなシチュエーションの映画「ソルト」も、アンジーが演じると、現実感の無いスーパー女丸出しなんですが、こちらのカリーヌちゃんは、少しは運動神経は良くても、決してスーパーレディでもなく、外見も「すごくカワイイ!」って程では無いにせよ、普通にそこらへんにいるレベルの可愛さがかえって現実味があります。
チェイス(追跡)シーンも、派手なカーアクションとかでなく、高低のある地形とそこに建つ民家を舞台とした「疾走チェイス」なのが逆に現実感を持たせてます。

そしてそのカリーヌちゃん。
何故かしずかちゃん並にお風呂が大好きみたいです。
おかげで劇中1度のシャワーシーンと1度の入浴シーンでしっかりオッパイを出してます。
これがまた「大き過ぎず、小さ過ぎず」のオッパイで、何事も「凄過ぎず、ショボ過ぎない」所が徹底されてます。

という事で、3つ星か4つ星か迷いましたが、何事も凄過ぎないカリーヌちゃんのオッパイに免じて(何だそりゃww)4つ進呈です。

◆パンフレット:B5判・12頁・700円

スウィッチ

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【11-134】Lost Harmony ロストハーモニー ★★★☆☆
category: 2011年の映画レビュー | author: moeru-movie
単館・レイトのみという小規模なB級低予算アイドルホラーのLost Harmony ロストハーモニーを鑑賞。

南ヶ丘女学院合唱部のメンバーたちと引率の教師は、間近に控えたコンクールへ向けての強化合宿のために、湖畔に佇むコテージに到着する。
仲間の間で流行中の携帯タロット占いゲームでラッキー度を競いあい、合宿中の当番を決めようと盛り上がっていると、人体の一部らしき画像がカードに浮かび上がる。
気味悪がりながらも高得点にはしゃぐ生徒たち。しかし早速練習を開始するメンバーたちに、何者かの影がつきまとう…。そして、メンバーたちは1人、また1人と襲われていく…。


湖、湖畔のロッジ、過去に惨劇が・・、殺された子の呪い?、そして・・・・という80年代アメリカ産スラッシャームービーのテイストを漂わせるB級映画です。

キャストのメインは7人の合唱部女子生徒。
って事は、当然この女子たちが次々と惨殺されていく様が見所・・・・と言いたい所ですが、描写としてはかなり甘口なのは、レイティングをPG-12より上げないという制約のためでしょうか。。。。
髪が巻き込まれるだけなのは大甘だし、「指」もね・・・まあ痛さ度は上がっても、所詮は命に別状無い範囲。
「目」は更に痛さ度も上がり・・・と、だんだんと残酷度も増してはくるが、だったら最初からその位の殺傷度で見せて欲しかったです。

そんでもって、実も蓋も無い事を言っちゃうと、呪いの主が最優先にターゲットにしなきゃいけない人物が他に(しかもすぐそばに)居る訳でしょ??
あのクソ野郎(映画の中とは言え、あんなクズがのうのうと生きてるとは・・)こそ真っ先に惨殺されるべき。
しかし、なぜかクソ野郎は狙わずに、「失われた自分のパーツ」を先に狙うという・・・何かそれは釈然としなかったですよ。

そんな甘口なホラーでしたが、とある登場人物に殺人鬼が乗り移るわけなんですが、これは新境地の芝居でしょう。
おおよそホラーとは無縁な印象だったがゆえに、けっこう酷い事にまで手を染める様は新鮮でした。
誰とは言いませんが、斬新でよかったですよ。目を怪我したXXさん!

という事で、全体的な空気感はいい感じだとは思いますが、底の浅いストーリーと、ホラー慣れしている者にとっては甘口すぎる殺傷・ホラー描写(PG12じゃあ仕方が無いけど)は減点も、低予算アイドルホラーとして観れば、まあまあの及第点と言えるでしょう。
劇場での鑑賞はまだしも、DVDレンタルとかだったら気軽に楽しめるかも・・・
(あくまでも「低予算アイドルホラー」としてね)

◆パンフレット:販売無し

Lost Harmony -ロストハーモニー-

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【11-133】コンテイジョン ★★★★☆
category: 2011年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開からだいぶ経ったが、コンテイジョンを見てみた。

ミッチ(マット・デイモン)の妻・ベス(グウィネス・パルトロー)は、香港への出張後にシカゴで元恋人と密会していたが、せきと熱の症状が出始める。
同じころ香港、ロンドン、東京で似たような症状で亡くなる人が続出。フリージャーナリストのアラン(ジュード・ロウ)は、伝染病ではないかと考え始め……。


こりゃまた評価が難しい映画だこと。
全体を通してみると、丁寧に、しかし淡々と描かれており、いわゆる「ウィルス・パニックもの」のような盛り上がり(?)は少なく、イメージとしてはドキュメンタリータッチとも言える。

こういったウィルス・パニックものだと、人間がパニックになって秩序が乱れ、本性がむき出しになりながら、最終的には「ウィルスが変異したおかげで収束」「抗体を持つ人間が現れてワクチンができて収束」「感染源が特定され、薬が出来上がる」みたいな形で急に終わるものが多い。

この映画も、パターンとしては上記のうちのどれかに当てはまっていると思うが、例えば感染源の特定に向けて刻一刻とサスペンスを煽っているかというと答はノー。
じゃあ、感染が広がる中で人間が本性むき出しにして暴力的になっていく様が描かれているか?というと、一部でそのようなシーンもあったが、特にメインにはなっていない。
そして、この事態を快方に導く主要人物が居るのかと言うと、それもノー。
むしろ、CDC職員でありながらも私利のために密かに家族を逃がしたりする有様(それも人間の本能)で、ヒーローどころの話じゃないのです。

それでも静かに急速に広がるウィルス。
それを淡々と描くタッチ。
その裏では、ネット(YouTubeやブログ)を通じて様々な憶測が広がるという現代的な一面。
大袈裟な演出もなく、やがて出来上がるワクチン。
ウィルス・パニック映画としては平坦な印象だけど、その半面では固唾を呑んでニュースを見ている感覚でもある。
不思議と言えば不思議な映画でした。

それにしても、アカデミー主演女優賞クラスの人をずいぶん気持ちよく何人も死なせますね。。。
まさかあの人まで死ぬなんて思わなかったなぁ。
んでもって、やっぱりハリウッドが描く日本人って、ああいう感じ(黒縁メガネのサラリーマン)なのね。
更に・・・・中国人!!手ぇ洗えや!!!

最後に、この映画は「Day2」から始まり、ラストは「Day1」です。
インパクトが弱いと言われているラストですが、全体的にああいうタッチだった事を考えると、自分はまあまあ満足しました。
むしろ、Day29から急に3〜4ヶ月後に飛んだ事の方が気になりました・・・

◆パンフレット:A4判弱・36頁・700円

コンテイジョン

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【11-132】地球防衛ガールズP9 ★☆☆☆☆
category: 2011年の映画レビュー | author: moeru-movie
本日3本目となるお疲れ鑑賞は地球防衛ガールズP9です。

20世紀末には宇宙人や怪獣の侵略から地球を守った地球防衛軍も、あれから10年がたち、すっかりお払い箱となっていた。
お台場のネットテレビ局の地下で秘密裏に活動する美少女9人から成る「P9(パラノーマルナイン)」は、特殊精鋭部隊として必死に闘志を燃やしていたが、現われるのはゆるい敵ばかりで……。


えーっと・・・何て言っていいのやら。。。。
この映画、ご存知の通り(?)、もう意図的にバカ映画に仕立て上げてます。
やる事成す事、全てが下らなくて馬鹿馬鹿しい。
井口昇監督作品も似たようなもんだけど、こういう映画がきちんと受け入れられて喜ばれるっていうゾーンが今の日本映画界に存在するがゆえに、こういったおバカ映画も成り立つってもんです。
正直、そういう映画にクソ真面目にレビューをぶつけても意味がありません。
バカを楽しみたい人は楽しめばよろしい。
そういうのは性に合わないんだったら、絶対に観ない方がいい。

かく言う私は何なのかというと、バカ映画は嫌いじゃないです。
しかしその反面、ここ数年、バカ映画が乱製造されているような気がしているのも事実であります。
星光子さんなんかは、「デスカッパ」に続いて、似たようなキャスティングじゃないですか。
まあ、そんな事がどうなろうとも、この映画の星は1つです。
これは、この映画に対する精一杯の愛情の裏返しとでも思って欲しいです。

あ、星光子がウルトラマンAに出ていた頃にリアルにテレビで見ていた自分には、最後に明かされる名前の「北朝子」が、当然「南夕子」のパロディになっている事は分かりますが、「謎の女」として登場していた「紫子」さんが実の娘だったとは知らなかったなぁ。。。。

そして、本編終了後のエンドロール!これがおもろい!!
いきなり水着の画(出るのはグラビア系の人だけです。間違っても野呂さんとか出てきません)とか、NG集(片山がツボに入ってNG連発とか)とか、メイキング的な映像とか、ある意味本編より面白いです!

そしてそして、最後にこれだけは述べずにはいられない「4D」です!
4Dって何か?って言うと、要するに本編上映中に、P9隊員本人が実際に劇場内に出てくるのです。
今日の上映では、舞台挨拶で登壇した8人のうち、6人(出なかったのが誰かは覚えてないww)が実際にP9のピンクのコスチュームで登場でした。
これって、その他の日はどうするんだろう・・・1人とかでも出てくるのかな??
(渋谷では毎日舞台挨拶があるので、誰か1人でも出てくる事は可能だろうが、地方は絶対無理だな)

そして映画が終わった帰り際、途中の劇場内通路で何やら初老のご婦人が握手攻めに合ってました。
そうです。星光子さんが舞台挨拶終了後に鑑賞されてたようなのです。
握手を求めるお客さんに丁寧にお礼を言って対応している星さんはステキでしたよ。
(ちなみに、私は横目で星さんを見ながら素通りしました・・・)

◆パンフレット:A4判・16頁・800円

地球防衛ガールズp9

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【11-131】ギャルバサラ 戦国時代は圏外です ★★★☆☆
category: 2011年の映画レビュー | author: moeru-movie
今日2本目は、やはり初日となるギャルバサラ 戦国時代は圏外ですです。

名古屋の女子高生あさみ(有村)が友人の優(竹富)ら5人と戦国ショーを観ていると、奇妙な光に飲み込まれ戦国時代にタイムスリップしてしまう。
間もなく5人は農民に捕まってしまい、岐阜城に連れていかれる途中で野武士に襲撃され、あさみはヒロ子(荒井)と公平(賀来)と離れ離れになってしまう。
残された3人は、農民に連れられ岐阜城にたどり着き、かの有名な織田信長(松方)と対面するのだが……。


戦国時代にタイムスリップっていうと、「戦国自衛隊」みたいな骨太なものからクレヨンしんちゃん(後に「BALLAD」でリメイク)みたいな軽いものまで既に色々あって、今さらなアイデアである。
その戦国時代とケータイが繋がるっていうのも、夏帆の「東京少女」などでも既にあります。

そんな中、この映画は何をテーマにしているかと言うと「人との繋がり」みたいです。
時空を超えての人との繋がりっていうのも、ベタと言えばベタ。その繋がりを演じるのがギャルって所のみがオリジナリティがある所なのか?

結論から言うと、可も無く不可も無く、至って想定の範囲内でコトが進み、想定通りにオチるという映画でした。
もうちょっと戦国時代に生きる人たちとの深い繋がりを描いてもいいんじゃないかとも思ったけどねぇ・・・。
例えば、百姓と会ったギャルたちが家に招かれて食事をご馳走になる所とか、もっとそこに至るまでのプロセスで説得力を持たせてもいいんじゃね?と思ったわけです。
コメディタッチだからって、何か場面が変わったらちゃっかり家に居て、お鍋か何かを「意外とウマい!」なんてほおばってるのを見ちゃうと、それで絆って言われてもなぁ・・・と、ちょっと残念な気持ちになりました。

それと、あの武田信玄は壊しすぎじゃね!?
まあコメディなんだからと言ってしまえばそれまでなんですが・・・・・

えーっと、それでは演者の方ですが、まあ総じて一生懸命やってはいますが、全体的にはまだまだです。
それでも、ギャルの中では、竹富聖花の存在感が光っていた感じです。
そして、AKB関連番組では凄まじいバカっぷりでお馴染みの木崎ゆりあ(崎の字は、文字化けしないように一般的な方を使いました)が、意外にもまともな芝居をしていた事にはビックリしました。
この間の矢神といい木崎といい、バカバカ言われながらも、やるときはやる子なんですね。
そして、既に報道されてますが、有村&武富らの所属するクラスの女子生徒は、全員SKEのチームEのメンバーです。(12人が出演)
更に、AKB松井咲子も台詞有りの役で1シーンのみ出演しています。

とりあえず、可愛い出演者の女の子、若しくはSKE、もしくはイケメンくんのファンの方はぜひ劇場へどうぞ。
そうでない方は・・・・まあ、ぶっちゃけレンタルでもいいですけど、暇があったらどうぞって感じです。

あ!忘れてた!!
この映画、エンドロールの後に1シーンありますので、とりあえず最後まで席を立たないほうが後悔しなくていいです。
(まあ、ストーリー展開とは関係ないような気もしますが)

◆パンフレット:小型ジャケット判・24頁・800円

ギャルバサラ

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