映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【09-134】カールじいさんの空飛ぶ家 ★★★★☆
category: 2009年の映画レビュー | author: moeru-movie
今回は、自己としては初鑑賞となるピクサーのカールじいさんの空飛ぶ家です。

カールは先立たれた愛する妻との思い出の残る家に1人で暮らす毎日。
妻の憧れであった探険家のマンツが発見した「パラダイスの滝」に連れて行けなかった事を後悔していた。
カールの家の周辺は再開発が進み、立ち退きを迫られていたが、カールはその気はまるで無し。
しかし、ある日カールはふとしたはずみで工事関係者に怪我をさせてしまい、老人ホーム行きを告げられる。
ホームに行く日。カールは家にたくさんの風船を付けて大空に舞い上がる。
その家には、「お年寄りお手伝いバッチ」をGETして自然探検隊員になろうとする少年ラッセルが紛れ込んでいた。
かくしてカールとラッセルは「パラダイスの滝」を目指して旅をする。


この映画、3D上映もありますが、今回はポイント鑑賞ゆえに2D・吹き替え版の鑑賞となります。

今までピクサーアニメはどうしてもお子様向けというイメージからスルーしていましたが、この映画はタイトル通りじいさんが主役であり、大人の鑑賞にも十分に堪えられると思って見ました。
結果から言うと、少なくともこの映画は、大人から子供まで幅広い層に愛される映画であったと評価します。

まず序盤のカールと妻エリーとの出会い〜結婚〜晩年までの回想シーン。
これが台詞は一切無く、画と音楽のみで進むのだが、良かったねぇ。
時間的には短い時間だったけど、文字通り走馬灯のように2人の生活ぶりや仲の良い所が感じられ、とても心に残ります。
そんなカールが思い出の残る家を出て老人ホームへ・・・行くはずがありません。
普通なら風船で家なんか持ち上がらんだろ!という突っ込みはかなりナンセンスです。
愛嬌があって憎めない太っちょ少年ラッセルとの絶妙のコンビは観ていて楽しいです。

そして中盤からは一転してインディ・ジョーンズばりと言っては大袈裟だが、アドベンチャー色強い冒険モノへと変わっていきます。
少年・冒険・異質な動物(この映画では珍鳥ケヴィン)という組み合わせは、子供向けの童話などでも良く見受けられるものです。

この映画で1つ強く感じた事は「明確な目標を持った行動の力強さ」でした。
カールは妻の夢である「パラダイスの滝に降り立つ」事、ラッセルは「バッチを得る」事(もっとも、途中からはその目標よりもケヴィンとの友情を守る事が目標になっていたが)、そして「悪役」であるマンツですら「自分を嘘つき呼ばわりした汚名を晴らすために珍鳥を捕まえる」という目標を持っています。
この各自の目的がガチンコでぶつかると思いきや、登場する犬たちが怖いやら間抜けやらといった憎めないキャラっぷりを発揮するのがいい緩衝材になって、とても面白い「じいさんと子供と動物のアドベンチャー・ロマン」に仕上がってました。
ただ、中盤で若干ではあるけどストーリーがダレたと言うか停滞した感じもしましたね。

終盤、カールは一大決心のもと、家を手放すわけだが、手放したと思った家の扱いがとても後味の良いものだったのも良かったです。
※付近のお客さんも「家が○○○にあって良かったね〜♪」とニッコリしてました。
そしてこの冒険を経た各自(動物含む)の変化が見えるラストも後味がいい。さすがディズニー作品です。
唯一後味が悪いと言えばマンツの扱い。救いようが無いのがかわいそうじゃないかと・・・・

今回、初めてピクサーアニメを観た印象としては、ジブリとはちょっと違って非常に優しくて鮮やかな色使いとキャラクターデザインがとても見やすいです。
3Dメガネをかけると若干色が暗くなるという事もあって、ピクサーに関してはそれほど3Dに拘らなくてもいいかもしれません。

あ、そう言えば映画の中で、エリーの「わたしの冒険ブック」が日本語表記だったんですが、これって日本語吹き替え版用の差し替えなんですかね?
だとしたら、けっこう気が利いてますな。(お子様にも分かりやすい)

◆パンフレット:B5幅角版・56頁・600円

カールじいさんの空飛ぶ家

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【09-133】THE 4TH KIND フォース・カインド ★★☆☆☆
category: 2009年の映画レビュー | author: moeru-movie
ようやく話題作のTHE 4TH KIND フォース・カインドを観た。

2000年10月、心理学者のタイラー博士の元を不眠患者が訪れる。
タイラー博士は、催眠療法で彼らの症状を解明しようとカメラで記録しながら治療に当たる。
そのタイラー博士自身も、夫を何者かに刺殺され、そのショックで娘の目が見えなくなるという悩みを抱えていた。
不眠患者が他にも居るという事で、アラスカ州ノームに向かったタイラーだったが、治療の模様を収めたビデオに信じられないものが捉えられる事となる。


この映画、ハッキリ言って、観る前から「モニュメンタリー」って知っちゃったのですよ。
そう思って観ると、まるで「木曜スペシャル@矢追純一」を観ているような、「Xファイル」を観ているような感覚に襲われます。

序盤から、アラスカ州ノームの人々の不眠の謎を解き明かすのかと思いきや、途中からはタイラーの夫の話や、終いには娘が○○しちゃう話が中心になってしまい、何だか焦点がブレているような気がしてました。
そして、色々謎を散りばめながらも、その殆どが未解明(まあ、こういう話だとハッキリとしたオチを付けられないのも致し方無いが)なので、かなりモヤっと感も残る。

そして「本当の記録ビデオ」の映像と、役者による芝居を並べて見せる手法はアイディアとしては面白いけど、肝心のタイラーの幻覚だか妄想だかが良く分からな過ぎるのが個人的にはテンション落ちました。
タイラー一家が狙われる理由の伏線みたいなのも無いし、ドリルで刺されるエピソードも結局何だったのかは放置されたまま。
ってか、それよりも、実在(とされる)のタイラーの顔がガチで怪し過ぎるのはどういう事なのだ?狙いか?

で、最終的には「信じるか信じないかはあなた次第」って投げられても、ハナっからUFOを信じていない(100歩譲って2nd Kindまでなら信じてもいい)という自分には「はい。当然信じません」ってなるわけ。
そんな自分のような人にあのような映画を見せても、「フォーガットン」と大して変わらない印象なんですよ。
でも、信じちゃう人もけっこう居るんだろうなぁ。
いいなぁ、信じられる人は。「これってマジなのかも・・・」と信じて観れると、けっこう面白いよなぁ。
せめてこの映画が「木曜スペシャル」枠(今は無いけど)で、田中信夫氏のナレーションとかで放送してくれたら、楽しめるような気がします・・・・

◆パンフレット:A4版・24頁・700円

フォース・カインド

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【09-132】パレード ★★★★☆
category: 2009年の映画レビュー | author: moeru-movie
劇場では2010年2月に公開のパレードクリスマス・プレミア上映@新宿バルトに行ってきました。

「嫌なら出てくしかなくて、居たければ笑ってればいい」都内のマンションに暮らす男女4人の若者たち。
几帳面で健康オタクの直輝(藤原)、自称イラストレーターだが酒癖が悪い未来(香里奈)、昼ドラ主演男優との恋愛に依存している無職の琴美(貫地谷)、先輩の彼女に恋をする大学生の良介(小出)。
それぞれが不安や焦燥感を抱えながら「本当の自分」を装う事で優しく怠惰に続く共同生活。
ある日から、その部屋に男娼のサトル(林)が加わる事になった。
町では女性を狙う連続暴行事件が起こっている。
穏やかだった日常は歪み始め、やがて思いもよらない結末が彼らに訪れる。


いや〜、これは評価が分かれそうな1本だな。
4人の共同生活を描きながら、サトルの登場と謎の隣人を絡めて描く中盤まではかなり興味深い。
いや、それほど大きな起伏が話にあるわけでは無いのだが、4人のキャラがしっかり描かれているので観ていて飽きない。
中盤以降、少し物語が停滞気味になった感はあるが、それでもサトルが加わった5人それぞれの心理描写も程々に散りばめられ、行定監督が言う所の「一見青春映画」そのもののように映るのだ。
ただ、一見青春映画と言いつつも、各キャラが少しずつ何か深い心の闇を抱えている所からして不穏な感じがするのだが、そこに持ってきて連続暴行魔のニュースだ。

当然、この登場人物のうちの誰かが連続暴行魔な訳なんだが、はっきり言って、けっこうバレバレというか分かりやすいと思いますよ。
いかにもサトルと思わせておいて・・・ですからね。
そしてその「犯人」に向けられる残り4人からの視線(ラストシーン)。
これが監督の語る「恐怖映画」の極みですね。
いや、ホントに、こんなに冷ややかで恐ろしい視線はありませんよ。
みんなどこまでルームメイトの事を知っているのだろう?何を考えてるんだろう?本当はどんな人なんだろう?
ルームシェアまでしていながら、お互いを知っているようで全く知らないようで、本当は見透かしていそうな若者たち。
最初は、4人が部屋をシェアするきっかけの描写なんかも欲しいなと感じてたんですけど、そんなシーンはあまり意味が無いなとも思えてきました。
きっとあまり深く考えずに気軽にシェアし始めたんでしょう。

この映画は、兎にも角にも主要キャスト5人のキャラが最大の見所です。
まず藤原竜也くん。
唯一ちゃんとした社会人で、分別もありそうなキャラは、藤原くんにまずまず合っていました。
相変わらず台詞が一部聞き取りにくい発声なのが気になりますが・・・・

そして香里奈。
正直言って、この映画での香里奈は個人的にはかなりヒットです。
酒癖悪くて(サトルも酒の勢いで連れ込んでおきながら全く覚えてない)、かなりアバズレてて、どこか精神も病んでいる所がある、いわゆる「ヨゴレ」っぽい役は香里奈の新境地ではないでしょうか。
メガネ顔も美しいし、さりげなくお洒落なファッションも注目です。

そして貫地谷しほりは「スウイング・ガールズ」的な恋に生きる女の子。だけどどこかグダグダしている感じも出しつつ、意外と全て悟っちゃってるんじゃないか?と思わせるミステリアスな所と少々の不思議系も混じった面白いキャラを実に自然に演じていました。
香里奈とは対象的に、部屋でダラダラしてるシーンが多い故に、スエット姿が多いのも面白いです。
(スエット越しに見えるかなり肉付きのいい身体にも注目?)

それと同じくらい自然に演じていたのが小出恵介くん。
これがホントにどこにでも居そうな、ある意味この映画で一番の普通っぽい(けど、それなりに激動の日常を送ってる)キャラは、このルームシェア4人組の格好のストーリー・テリング的な存在です。

最後に林遣都くん。
いやいや、こりゃまた随分とイメージ変えてきたなーという印象。
全裸にはなるわ、その股間を貫地谷しほりに凝視されるわのシーンはファン驚愕じゃないっすかね?
ただ、根がカワイイ少年系なだけに、ミステリアス度はちょっと不足気味か。

ある意味難解。
ある意味オチ無し。
ある意味とっても深い。
ある意味とっても怖い。

この映画を観た人それぞれが自分の感じ方・解釈の仕方・面白い・つまらない・・・といった議論が盛り上がりそうな1本です。

◆パンフレット:今日の上映では販売無し

パレード

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【09-131】マイケル・ジャクソン THIS IS IT ★★★★☆
category: 2009年の映画レビュー | author: moeru-movie
今さらながらTHIS IS ITです。
だいぶ話題になっていた映画だけど、所詮ライブのメイキングだろうとスルーしてました。
でも、アンコール上映が決まり、映画館のポイントが貯まってた事もあり、無料鑑賞してきました。

MJの楽曲との出会いは、80年代前半のいわゆる「洋楽ブーム」の頃。(オーバー40世代はみんなそんな感じだろう)
この頃のMJは「Billie Jean」「Beat It」「Thriller」等で勢いに乗っていた。
(個人的には、ポール・マッカートニーと競演した「Say Say Say」が好きだった)
この頃って、女性ソロではマドンナやシンディ・ローパーが出てきた頃だったし、マイケルと並んで黒人シンガーとしてプリンスも出てきた頃でもあった。
ポップなバンド系では、A-HA、WHAM!、デュランデュラン、カルチャークラブ、カジャグーグー、エア・サプライ等が日本でもヒットを飛ばし、イエス、ヴァン・ヘイレン・・・・もう書ききれないですね。
映画絡みでも「フラッシュダンス」「フットルース」「トップガン」のサントラは大ヒットだった時代。
そんな当時でも、マイケルのようにダンスをふんだんに盛り込んだ楽曲は少なく、当時活発化してきた「PV」を利用してファンを増やしたMJは、時代にマッチしていたのかもしれない。
「Thriller」のPVではゾンビ映画ファンの自分も大喜びでだったよ。

しかし、年代が進むにつれてMJ楽曲もあまり聞かなくなってきていた。
(まあ洋楽全般的に、ブームの頃に比べると自分の中でもかなり下火になったのだが)
そして目にするのは、数々のスキャンダラスな報道ばかりで、いつしか自分の中でも「変人」的な印象が植え付けられていた。

そんな状態でこの映画を観たわけなんですが、そこには「お客さんに満足して欲しい」「今まで体験した事のないショーを見せたい」という真摯な姿勢のMJと、そんなMJと仕事が出来る事に幸せと誇りを感じているスタッフの数々が居た。
そこには「変人」なんて居なかった。MJに対して変人的な印象を持った自分が恥ずかしくなったよ。
リハゆえに、ダンスも全力ではないけれど、それでも年齢による衰えを全く感じさせない動き・歌声には驚かされるし、決して自分の考えを押し付けるのでなく、いいパフォーマンスを見せるためにスタッフとのコミュニケーションで解決していく姿勢はとても好感を持てるではないか。
そして、ただのメイキング・・・と思っていたはずが、111分画面に目が釘付けになっている自分が居たのです。
別にMJを必要以上に神様的に描いてるわけでもなく、このリハ直後に亡くなった事を感じさせるわけでもなく、驚くほど淡々とリハの模様が流れるだけなのにだ。
リハでこうなんだから、お客さんは本番のライブも見たかっただろうし、何よりもMJとスタッフも最高のショーを見せたかっただろう。残念だよね。

MJの生い立ちを重ね合わせて涙する者も真実。
盛り上がりも無いただのメイキングと感じてガッカリする者がいても、それも真実。
人それぞれの感じ方があっていい。
でも、1つの目標(完成されたショーを見せるというゴール)を目指す1人のキングと仲間たち。その姿もまた真実だと思うのよ。
そんなひた向きな姿を、色眼鏡無しに楽しむ事ができたので満足だったよ。

「この人、本当に死んじゃったん!?」
観終わってそう思わずにはいられなかった。
画面に流れたあの姿が、死の数日前だと言われても全くピンと来ないよね。
返す返すも残念です。

最後に、MJは格好良かったし、ダンサーやコーラス、バックバンドのみんなも格好良かったよ。
その中で、最高に格好良かったのは、女ギタリストのOrianthi Panagaris。
オリジナルではエディ・ヴァン・ヘイレンが演奏していた「Beat It」のギターソロの部分は鳥肌立ちましたよ!
彼女もMJと本番のステージに立ちたかっただろうなぁ・・・・。

ちなみに、この日の上映は満席で、エンドロールが始まっても席を立つ人は居ませんでしたが、上映終了後はごく一部からまばらに拍手があっただけで静かでした。
MJに合わせて踊りたい!スタンディングオベーションしたい!と言う方は、以下のような企画がありますよ。

★川崎チネチッタより
【スペシャル企画1】
劇場内1階席を、スタンディング&ダンシングOKに!
魂を揺さぶる音と映像の連続に、じっと何かしていられない!という健全な皆様が、ビートに身を任せマイケルと一体となれる特別ゾーンをご用意!
上映日:
12/28(月)〜30(水) 21:30〜23:30
12/31(木) 25:00〜27:00

チケット販売:
上映当日、チネグランデ入口にて販売
 12/28(月)〜30(水) 20:30〜
 12/31(木) 24:00〜

※2階席は着席専用となります。
※チケットは売切れ次第終了となりますのでご了承ください。
※チネットでの販売はありません。
※上記上映回は「特別興行」となります。

THIS IS IT

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【09-130】アサルトガールズ ★★☆☆☆
category: 2009年の映画レビュー | author: moeru-movie
今日から公開のアサルトガールズを早速鑑賞。

仮想空間〈アヴァロン(f)〉内にある、熱核戦争後の砂漠を模した荒野=〈デザート22〉に出没するモンスター〈スナクジラ〉を狙うグレイ(黒木)、ルシファ(菊地)、カーネル(佐伯)、イェーガー(藤木)。
彼女らは、それぞれこのフィールドの終端標的である「マダラスナクジラ」を倒す為に攻撃を仕掛けるが、歯が立たない。
拠点に戻ったグレイに対し、ゲームマスターは「ほかのプレイヤーとパーティーを組んでみてはどうか」と言葉をかける。
マダラナスクジラを倒す為に、イェーガーの装備している20ミリ対戦車砲がどうしても必要だったグレイは、1対1のバトルでイェーガーに勝ち、グレイが提示した「獲得したポイントは山分け」という条件を飲んでパーティを組む。


これまで何本か押井守監督の作品は観た事はあったが、別に「押井ワールド」が何たるかは全く理解していない状態で観たわけなんですが。。。。。。
う〜む、70分という尺と言い、内容と言い、「これって映画なんですか?」みたいな印象だったかな。

冒頭から延々と英語での小難しい説明が続くにも関わらず、言ってる事がサッパリ分からない所からしてテンションが落ちてしまったのだが、何と言っても拍子抜けなのが、この映画の世界が仮想空間(言ってみればゲームの中の世界)ゆえに、スナクジラにやられちゃっても「戻るか?」「YES」で簡単に戻っちゃうんだよね。
これじゃあ「殺るか、殺られるか」的なハラハラ感が全然出ませんよ。
映画に出てくるモンスターは、結局のところスナクジラとマダラスナクジラの2種類だけだし、その戦いも、かなり呆気なく仕留められるスナクジラ、そして全然歯が立たないマダラスナクジラと両極端なので、これまた盛り上がってない。

それじゃあ映画に出てくる戦士たちのキャラが立ってるかと言うと、主役のグレイはまだしも、ルシファはただ変な踊りを踊ってるばかりだし、カーネルは別に特徴らしき物は目立たず、イェーガーは単なるヘタレで場内の笑いを誘う有様。
そんなキャラでも、テンポ良くバトルってればまだ爽快なんだが、意外とグダグダしてる所もあり、時間の割には退屈で眠くなってしまいました。
コスチュームはけっこう格好良かったんですけどねぇ。。。。

「あの延々見せられたカタツムリの映像は結局何だった?」「何であんな所に二宮金次郎像が!?」と、終わってみると意味不明だった所もあり、かなりモヤっと感も高かったのですが、この作品を見た押井フリークの方々はどう感じられたんでしょうかねぇ。
押井ワールドに慣れていなかったせいもあってか、自分には合わなかったようです。

◆パンフレット:A4版・28頁・700円

アサルトガールズ

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【09-129】Dear Heart−震えて眠れ− ★★★☆☆
category: 2009年の映画レビュー | author: moeru-movie
先週から始まっていたDear Heart−震えて眠れ−を鑑賞。
※舞台挨拶は、プレリザーブは申し込み忘れるわ、当日売りはあっという間に完売だわでパスしました。

心臓移植手術を受けた夫の信二(榎木)の療養のために、とある別荘を訪れた美輪子(高島)。
看護を手伝う秋吉(亀谷)と共に別荘に着いた美輪子たちは、管理人と、甥の武(加藤)の歓迎を受ける。
しかし、間もなく信二は、食べ物の趣向が変わり、止めていた煙草を吸い始め、目つきも豹変していく。
その頃、信二の担当医であった三田(島田)の元を刑事(西村)が訪れていた。
信二に移植された心臓のドナーが殺人犯らしいと言うのだ。
ドナーの人格が信二に乗り移ったのか!?


この「ドナーの人格がレシピエントに移る?」というネタは、何度かドラマ等で扱われている。
最近では、ドラマ「キイナ 不可能犯罪捜査官」の第1話「記憶する心臓」(2009.1.21オンエア)でも見た事があった。
まず、こういった設定であれば、レシピエントの信二が"徐々に"ドナーの人格に変貌していく形にしないと恐怖度合いが高まらないと思うのだが、この映画では、気がついたらすっかり別人格に変わっており、「徐々に変貌する夫・それに戸惑う妻」のサスペンスが今イチになってしまっている。

そして、肝心の「殺人鬼ドナー」のキャラが説明不足のため、2人(美輪子&秋吉)に対する信二の行動の恐怖が盛り上がらないのも頂けない。
どうやら殺人鬼は、女性に対して尋常でない憎悪をもっており(何故か不明)、一旦拉致して拘束した上で(何故か不明)アーミーナイフで刺殺する(なぜ刺殺か不明)という行動を取るが、ここでの殺人鬼のキャラ設定と、ターゲットとして2人が狙われる危険性を結びつけるモノが何も無いので、もはや「相手は誰でもいい単なる異常者VS女性陣」というつまらない図式に成り下がってしまった感がある。
※殺人鬼は柑橘系が好みらしく、それ系のコロンをつけていた秋吉が狙われたというのは唯一の結びつきか?

あとは、何だか場違いなキャラの武くんが全く生かされておらず、居ても居なくてもどうでもいい役になってしまっているのも頂けないかな。
(最後に救世主的にヒーローとして見せ場があると思っていたのに・・・・)

と言う事で、内容的には決して「つまらない!」とまでは言わないが、テレビの「xxサスペンス劇場」並みのクオリティーと言える1本でした。

なお、本日の上映は、各回4名様に「出演者サイン入りポストカード」が当たるという抽選がありました。
自分が見た回は、10人ちょっとしかお客さんが居ませんでしたが、クジ運が滅法悪い自分は、案の定ハズれました。
残念・・・・・

◆パンフレット:B5版・16頁・600円

DearHeart-震えて眠れ-

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【09-128】スノープリンス 禁じられた恋のメロディ ★★★☆☆
category: 2009年の映画レビュー | author: moeru-movie
今日から公開のスノープリンス 禁じられた恋のメロディを見た。
※舞台挨拶はパスしました。

現代。
老婦人の早代(岸)が帰宅すると、孫娘(マイコ)から「ある老紳士から預かった」という原稿を手渡される。
その原稿には、早代の70年前の思い出の数々が書かれていた。
昭和11年、北国の村。
10歳の草太(森本)は両親を失い、祖父と暮らしていた。
貧しさゆえに学校にも通えなかったが、草太には仲良しの早代(桑島)と秋田犬のチビと大好きな絵があった。
村の大地主である早代の父(香川)からは、草太との付き合いをやめるよう言われていたが、母(壇)は時折り草太の事を気にかけてあげていた。
そんなある時、村にサーカス団がやってくる。
サーカスに近付く事を祖父に止められていた草太だったが、早代と一緒にテントに潜り込み、そこでピエロ(浅野)と出会う。


子供に動物、そして貧乏と来て「フランダースの犬」仕立てと来れば、さぞかしベタベタに泣かせてくれるのだろうと、壮大なベタドラマを期待して観に行ったわけだが(但し、無料でポイント鑑賞・・・)、結論から言うと、ベタっぷりは薄く、何だか中途半端な印象を受けました。

まず、「禁じられた恋のメロディ」と謳うわりには「禁断度」が低く、草太と早代の淡い初恋が並みのストーリーに収まってしまっている。
ここは早代の父のヒール(悪役)度をもっと上げ、草太と早代を「ロミオとジュリエット」にような位置に置いたほうが良かったような気がするんだよね(それでも最後は、草太の純粋な心に打たれた父が草太を認めるという流れ)。

更に、草太自身については、貧乏だとか言いながらも、冒頭でちょっと同年代の男の子たちに嫌がらせを受けるシーンはあるものの、村の人や炭の卸し先のお兄ちゃん、そして早代の母など、暖かく彼らを見守る人が多く、それが故に最後に1人(と1匹)だけになってしまうという孤独感が説得力無いものになってしまっている。

更に更に、決定的な残念所は、草太の祖父が亡くなってからの流れが早すぎること。
帰る家がありながらもその家には帰らないのも解せないし、頼れる人は少しは居ただろうに、「もう2人ぼっち」とばかりに吹雪の木の下でのあの結末も解せない。
百歩譲って草太は亡くなっても、犬は大丈夫でしょう・・・
(その前のシーンでも、犬のチビはけっこうガッシリしたガタイをしていたし)

キャストの方は、概ねイメージには良く合っており、全く違和感無く観る事ができました。
森本くんは若干ぎこちなさはあったけど、桑島ちゃんと一緒に頑張ってました。
(でも、貧乏な割には、そこそこちゃんとした服を着てたし、顔も髪もツヤツヤだったのはどうなのかな?)
犬のチビも唸るような名演技はないけど、さりげなく草太や早代に付いていく姿は愛らしかったですね。
せっかくこんなにカワイイ犬をキャスティングしておきながら、草太との触れ合いシーンが極端に少ないのは残念でした。

と、残念所ばかりを述べてきましたが、この映画のロケは素晴らしいです。
昭和初期の時代を感じさせる田舎の風景や、本物の吹雪の中での色々なシーンは見応えがあります。
※森本くんや桑島ちゃんが本気で雪に足を取られてコケそうになってるシーンが何箇所かありました。
そして何度か流れるドビュッシーの「月の光」も、聞き慣れた曲ではあるけどとても心地よく心に届きました。

お正月シーズン、家族向けの無難な一作だと思いますので、気が向いたら年末年始にでもどうぞ。

◆パンフレット:B6版・60頁・700円

スノープリンス 禁じられた恋のメロディ

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【09-127】俺たちの世界 ★★★☆☆
category: 2009年の映画レビュー | author: moeru-movie
本日は単館系の俺たちの世界を鑑賞。

退屈な日常にうんざりしている女子校生アミ。
同級生を虐める事にも嫌気がさして学校を休みがちになるリョウ。
「父親みたいになりたくない」と普通に就職する事に疑問を感じている大学生ヒロキ。
アミは家庭教師のヒロキのサークルの飲み会に参加して酔っ払い、1次会でヒロキに強引に帰される。駅のホームのベンチでアミが眠っている所にリョウが通りかかり、彼はアミをおぶって路地に向かう。
その頃、ヒロキのサークルの仲間たちは、一人の女の子を酩酊させ、いつもの遊びに興じていた・・・


この映画、既にDVD化されているが、現在公開中の「RISE UP」の監督(中島良)作品という事で劇場公開された1本。
イジメ・体罰・リストカット・盗撮・暴力・集団レイプ・・・・。
この映画に登場する高校生・大学生の男女らの心の闇と、もがき・苦しむ様子をドキュメンタリータッチで描いているが、ハッキリ言って好みが分かれる作品であろう。
ドキュメンタリータッチゆえに、彼らの心に同情するでもなく、彼らの愚行に警鐘を鳴らすでもない。
観る人が、己の人生や価値観と照らし合わせてどう感じ取るかという事になる。

確かにこの世代(高校生・大学生)は、子供から大人へ、そして守られる立場から独り立ちする立場になり、しかし自分がどうしていいのか、何がやりたいのかが掴み切れていない微妙な年頃だ。
そんなストレスをイジメに、暴力に、レイプに、挙句の果ては殺人に捌け口を求める彼らの行動は、正直言って自分には受け入れられなかった。
映画が受け入れられなかったというよりは、登場人物が受け入れられなかったのである。

大人になった今だから言える事かもしれないが、微妙な年頃である事を差し引いても、彼らは非常に身勝手で卑怯にしか見えないのだ。
物事を好転させるための行動を取っていないくせに、やれ「社会が悪い」だの「親・教師が悪い」だの、責任転嫁して自分を正当化している姿は、見ていて哀れである。

中島監督は、自らが対人恐怖症からひきこもりになって大学を中退という経験を持っているそうな。
そして、この映画を通して、そんな鬱屈した日々から抜け出す為の希望を見出したいという思いをこめたようだが、映画からはそういったポジティブなものは殆ど感じられない。
苦しみ、逃げ、そして犯罪に走る典型的なダメ人間転落への序章を見せ付けられた感じだったよ。。。

色あせた感じの画面でのイジメシーンから始まるこの映画。
監督自身がひきこもりから脱出して映画を撮っているのなら、最後は綺麗な映像で、本当に希望が見える展開にして欲しい気持ちもあったんだが、そういう「作り物」には抵抗があったのかもしれませんね。
9.11を想像させるラストも、正直言って意味が良く分かりませんでした。

自主映画という事なので、有名な俳優さんは一人も出ていませんが、主役のアミ役の娘は可愛かったです。
(どこにでもいそうなちょっと可愛い感じ)
その後、女優業には進んでいないのだろうか・・・・

◆パンフレット:販売無し

俺たちの世界

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【09-126】2012(ネタバレあり) ★★★☆☆
category: 2009年の映画レビュー | author: moeru-movie
混んでいたので、少しの間スルーしていた2012をようやく鑑賞。

古代マヤ人が2012年に訪れるとしていた世界の終末。
2009年、インドの科学者テンジン博士が地球上の内核が溶解している事を発見する。
科学者たちは数年後に地殻変動により世界が滅びる事を知る。
世界の破滅を知ったアメリカ合衆国大統領は イギリス、ロシア、フランス、イタリアらの首脳を集め、チベットで巨大船の造船作業を開始する事を決定する。
2012年、離婚した妻ケイトの下で暮らす息子・娘と共にイエローストーン国立公園を訪れたジャクソンは、思い出の地である湖が干上がり、立ち入り禁止区域となっていた。
その頃、ケイトが住むロサンゼルスでは史上最大規模の地震が発生する。


出ました。エメリッヒのディザスター・ムービーです。
この映画は、CGの迫力を楽しむ映画なんだろうなぁ・・・と思って見に行ったわけですが、確かに様々な天変地異の模様を描くCGは映画館ならではの迫力はありました。
かなり早いうちから、やれ地震だ、やれ噴火だ・・・と色々起こり、その後も大津波なんかも押し寄せて、さながらディザスター・ムービー・アトラクションのようです。

だけどね・・・・・この映画、全部で2時間40分弱なんだけど、あまりにも災害CGばっかりで、後半は正直言って飽きましたよ。
だってさ、凄い大パニックに襲われても、どんなに絶体絶命の状況でも、主人公は不死身だし(不恰好にドタドタと走るジョン・キューザックが危機一髪になるシーンは脱力します)、何やかんやと言いながら、一家揃って「方舟」に乗り込んじゃう調子の良さ。
「突っ込んじゃいけない・・・突っ込んじゃいけないんだ・・・」と思いながらも、終盤は「お前らが変な所から船に潜り込んだおかげで、船が出せなくなっとるやん!この疫病神どもが!」とか「えーっ!大金を投じて乗り込んだ各国VIPそっちのけで、一般人を定員オーバーさせながらも無料で入れちゃうって・・・・!」って、一歩間違えば、船に乗り込んだ人をも全滅させかねない愚行の数々が、さも感動のドラマのように描かれていく様は、ちょっと引いてしまいました。

そんな引き引きのドラマも、クライマックスの「ポセイドン・アドベンチャーのパクり」(禁句?)で「ああ、ここでキューザックが自らの命と引き換えに家族を救うんだろうなぁ」と思って見てたら、何と生還しやがった(笑)。
おいおい、だったらロクに操縦した事もないのに、最終的には大型旅客機の操縦までさせられた兄チャンも助けてやれよ・・・・

と言う事で、やっぱりドラマ部分はベタベタの予定調和(ありきたりな親子愛ばっかり)で特に見所は無く、ひたすらCGの迫力ばかりが印象に残る結果となりました。
※「人がゴミのようだ〜!」というムスカ大佐の声が頭をよぎったのは自分だけではないはずです。

ところで、このような天変地異から脱出する船が、中国人による突貫工事で作られたものって・・・・と何とも言えぬ胸騒ぎがしましたが、映画では特にそのあたりのドラマはありませんでしたね(笑)

◆パンフレット:B5縦幅ジャケット版・32頁・700円

2012

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【09-125】ビッグ・バグズ・パニック ★★☆☆☆
category: 2009年の映画レビュー | author: moeru-movie
いかにもB級映画と言うのが丸分かりのビッグ・バグズ・パニックを見た。

クーパーは仕事もチャランポランなダメダメ男。
今日も遅刻をし、顧客対応もなってない事を理由に解雇を宣告されたその瞬間、耳をつんざくような音が。
目を覚ますと、繭に包まれていたクーパーは、巨大な虫を目撃。何とか1匹目を倒すが、次々と虫は現れる。
他の生存者を探し、何とか逃げるクーパーたち一行。
しかし、逃亡途中で1人、また1人と虫に殺され、さらわれていく仲間たち。
クーパーたちの運命は!?


こういったB級映画は、話の細部なんかに拘らずに、ひたすら笑わせながら派手にブッ飛ばして欲しいと思うし、以前見た「スパイダー・パニック」並みの面白さを期待していた。
で、開始早々から虫出現、そして戦いも始まり、かなりワクワクして観てました。
下らないネタや、意味も無くシリコン胸バレバレの人口乳丸出しでお色気シーンを展開する女など、脈略のない流れもご愛嬌で楽しめました。

が、中盤移行は何だか中途半端に真面目な方向に行ってみたり、虫との闘いも激減したりとトーンダウン。
それと同時に、強烈な睡魔にも襲われ、記憶が飛ぶ事数度・・・・
チラシやポスターには「巨大昆虫VS人類」と書かれてはいるものの、ただでさえ「人類」はたった数人なのに、それが逃げ隠れする事に終始しては興味も失せるというもの。

ラストもなぁ・・・何かありきたりだし(この手の映画を見慣れている人にはインパクト薄いと思う)、結局最後まで乗り切れませんでした。

と、こんな感想になってしまうのは、あまりにも自分がB級映画を観過ぎているからなんでしょう。
所々に笑えるシーンはあるだけに、「B級映画ってどんなの?」というビギナーの方にはオススメします。

◆パンフレット:販売無し

ビッグ・バグズ・パニック

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