映画感想を中心とした管理人の戯言です。
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< December 2019 >>




RECOMMEND
【19-090】ドクター・スリープ ★★★★★
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
1980年の公開当時、劇場でしっかりと観た「シャイニング」の続編と言う事でドクター・スリープを鑑賞です。

40年前、雪山のホテルで父親に殺されかけたことがトラウマになっているダニーは、人を避けるようにして生きてきた。
同じころ、彼の周囲で子供ばかりを狙った殺人事件が連続して起こり、ダニーは自分と同じような特殊能力によってその事件を目撃したという少女アブラと出会う。
事件の真相を探る二人は、あの惨劇が起きたホテルにたどり着く。


39年ぶりの続編ですよ。
1980年末に「お正月映画」として封切りされた「シャイニング」は、年が明けた1981年頭にお年玉で映画を観て(我ながらスゲー子供だなww)、その勢いでサントラ(媒体はカセットテープでした)まで買った記憶はあるものの、映画本編についてはもはや断片的な記憶しかありません。
その後、映画「シャイニング」をめぐるキューブリックとキングの考えの相違みたいな騒動も聞きましたが、まあ映画は映画として、言ってみれば「お化け屋敷」的なホラー映画という風に解釈しておりました。

で、この続編。
ちょいちょい「シャイニング」の映像(本当の「シャイニング」場面もあれば、似てる別役者が演じてるのもある?)が挟み込まれるし、クライマックスはまさしく「あのホテル」だったり、当然そのホテルに出てくる「お化け」は「シャイニング」に出ていたあいつらだし、音楽も「シャイニング」的という事からも「シャイニング」を観ている方が良いに決まってますが、話の内容自体は「シャイニング」とは大きく異なり、言ってみれば超能力者同士の対決というものでした。

いい歳のオジサンになったダニーと「能力」で共鳴する少女アブラ。こちらが言ってみれば「正」のキャラ。
そして特に人より高い「シャイニング」の能力を吸い取り、永遠の生を受けている謎の集団「真の絆(トゥルーノット)」が「悪」のキャラ。
子供までも無残に殺して精気を吸い取る「真の絆」の暴走を食い止めようとするオジサンと少女の超能力バトル戦の部分はもう「シャイニング」とはほぼ関係ない話と観ても差し支えありません。
「ああ、これはもはや別物の映画だな」と思って観てると、ラストのホテルでは色々と胸熱なシーンで畳み込まれます。

上映時間は150分超。
3時間近かった「IT」を、その長さからパスした自分にとっては寝てしまわないか不安な時間でしたが、何やかんやと興味は保たれたおかげで最後まで興味深く観る事が出来ます。
「真の絆」の面々が普通に銃撃されただけで死んじゃうとか、ローズももう少し骨のある強い敵だと思ったら案外だったり(そう思わせるほどあのホテルのあいつらが強力だったとも言えるが)、少々物足りなく感じる所もあった事はあったけど、それでもやっぱりあのホテルの色々なシーンは子供の頃に観た「シャイニング」の埋もれた記憶をしっかりと掘り起こしてくれるインパクトがありましたよ。

そしてすべてが終わってエンドロール。
最終的に音楽が無くなり、吹雪の音だけでクレジットが流れるのは個人的にとても好きです。
最後の最後まで楽しめたと言う事です。
果たして、自分が観ていた回のお客さんの何割が「シャイニング」を観てた人たちなのでしょうか?
少なくとも若者世代は観てない人も多いと推察するが、やっぱりこの映画は「シャイニング」を観ている事が楽しめる条件だと思います。
ぜひレンタルででもネット鑑賞ででも「シャイニング」を観てから鑑賞する事を強くお勧めします!

◆パンフレット:850円

ドクター・スリープ

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-089】超 感染 ファイナル・デッド ★★☆☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
のむコレ@シネマート新宿より超 感染 ファイナル・デッドを鑑賞。

とある超高級ホテルで、突如得体の知れない人喰いゾンビが出現!逃げ惑った市民が次々と襲われていく。
ホテル最上階のスイートルームに閉じ込められたボスから助けの電話を受けた運転手ジャックは、車のトランクから1本の金属バットを手に、無我夢中で駆けつけた。
“感染者”に占領されたホテルで生き残った5名は、安全な軍事基地への脱出を試みる。


タイトルからして、あからさまに「新感染 ファイナル・エクスプレス」をパクった中華製ゾンビホラーです。
その「新感染」は非常に出来が良く、拙ブログでも2017年洋画BESTに輝いた1本でした。
コピーを観ると「新感覚ゾンビスリラー」なんていう期待させる惹句が踊ってるんですが・・・・

嘘です!!新感覚要素なんてありません!!

何がダメって、肝心のゾンビとの対峙シーンが終盤やっと少しあるけど、それまで殆ど無いって事です。
もっぱらホテル最上階での胡散臭い交渉話の模様とか、ちょっとヘタレ気味の運転手のシャキっとしない感じとか、尺が90分未満なのに必要以上にキャラ説明に時間を取っちゃってる。

そんなホテルを抜け出して工場跡みたいな所に逃げ込むんだけど、そこには先住人が居て・・・ってのは、本家「ゾンビ」と逆の設定ではあるけど、そこでもその先住人一味と逃げ込んだ奴らのイザコザに尺を取って一向にゾンビアクションが始まりません。
そして、やっとゾンビが雪崩れ込んで来たのはいいんですが、このゾンビが頭をビンで殴っただけで退治できちゃうほど弱くて、あまり緊迫感も高まりません。

何なんでしょう?このテンポの悪さと緊張感の無さは。
工場跡に逃げ込む5人にしても、今イチ強烈な個性を感じられません。
腹黒な奴が1人居るのはセオリー通りだけど、その極悪腹黒っぷりが今ひとつなので、最後にそいつがゾンビの餌食になっても爽快感は薄いです。
もっともっと観る人の不快度を上げるような極悪クソ人間にしておいてから無残に殺す事で爽快感が生まれると思うんだけどなぁ・・・・

そしてその他の人も、割と簡単に自分の命と引き換えに女性陣を助けようとします。
「ポセイドン・アドベンチャー」じゃないけどさ、そういう役割は1人居れば十分なんですよ。
でも、この映画の男ったら、続けて同じように命を捧げちゃう。あ、ネタが思いつかないので繰り返しで凌いだのか?

そんなわけで、恐らく「製作費も少なく、短期間で撮りました」的なB級映画と推察します。
そう考えればそれなりな所もあるので、若干甘めに星2つにはしておきますが、肝心の「感染系ゾンビ」も、ただの「走るゾンビ」という出涸らしにするんじゃなくて、何か1つでも興味を惹く特徴でもあれば良かったと思います。
中華ホラーだと、幽霊系はそこそこな印象だけど、ゾンビアクションホラーはまだまだこれからですかね・・・。

◆パンフレット:販売無し

超 感染 ファイナル・デッド

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-088】ブライトバーン/恐怖の拡散者 ★★★☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
いちおう「ホラー」という分類だと思ってブライトバーン/恐怖の拡散者を観てみた。

子供を待ち望んでいたトリ(エリザベス・バンクス)と夫カイル(デヴィッド・デンマン)は、ある赤ちゃんを自分たちの子供として育てることにする。
ブランドンと名付けられた男の子は夫妻にとってかけがえのない存在になるが、12歳になると普通の人にはない恐ろしい力を見せ始める。


「何かヤバい子ホラー」と言う事で「エスター」とか「オーメン」みたいな話なのかと思ってましたが(事前知識ほぼゼロでした)、若作りした大人でも悪魔でもなく、目からビーム出しちゃう超人だとは思いませんでしたよ。
で、専ら言われている通り「悪く育っちゃったスーパーマン」なんですよね。

そんな子が何故か12歳を機に一気にグレちゃって邪悪一直線。
と言っても、要するに「何かムカついたから」みたいなクソみたいな理由で色々壊したり殺したりという事で、話的にはあまり深みも無く飽きてきてしまいます。
グロシーンもほどほどにあり、ホラーとしてはいい要素があるのに、何で今イチ盛り上がらないのでしょうか?
スケールの小ささ(結局は家の中とか町の中レベルにとどまってる)やブランドン君のキャラの弱さや、悪のスイッチが入る動機の弱さや、悪のブランドン君に対抗するキャラの不在など色々考えられますが、結局この宇宙人が何をしたいのか全く分からんおかげで着地点が見えない話になっちゃってる気がします。

でも、Billie Eilish「bad guy」のエンディングが映像もろともなかなか良かったのは収穫です。
もっとも、あの画を観た上で「続編あったら観る?」と聞かれても、「う〜ん・・」となってしまいますよね・・・。

◆パンフレット:820円

ブライトバーン/恐怖の拡散者

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-087】FIND ★☆☆☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
地雷と分かっていながらも自ら踏みに行く気合でFINDを観てみた。

森の中の廃教会に、8人の少女たちが集められる。何の目的でここに来させられたのか知らずに戸惑う彼女たちの前に、気味の悪い仮面姿の男が現れ、無情にも一人の少女の命を奪う。
それは復讐サイト“FIND”による制裁で、少女たちは誰かの恨みを買ったために“FIND”されたのだった。


はい。またしてもB級アイドルホラーですよ。
ここでの「B級」は「アイドル」にも「ホラー」にも両方に係っています。
さすがの私も「虹のコンキスタドール」は辛うじて知っていても、「Task have Fun」「天晴れ!原宿」「煌めき☆アンフォレント」「ARCANA PROJECT」「Jewel☆Neige」「虹のファンタジスタ」「バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI」とか、どれもこれも鮮やかに分からないwww。

そんな地下アイドルたちが目を覚ますと、知らない教会の中。いったい何で集められたのか?誰が?という掴みは、人狼ゲームをはじめとした「〇〇ゲーム」だったり、大きく言えば「SAW」シリーズだったりで良くある定番シチュエーションです。
でも、この映画は「ゲーム」じゃないんです。
間もなく現れるのが、変なズタ袋を被った敵。
しかし、この敵が絶望的につまらないため、全く映画が盛り上がりません。
ジェイソンだったりレザーフェイスなりマイケル(ハロウィンね)だったり、殺人鬼にマスクは付き物ですが、ズタ袋じゃあ恐怖感ゼロな上に、「動きは遅い」「バリケード張られると諦めて戻ってしまう」「言う程凶暴じゃない」というトホホっぷりで、挙句の果てには女の子たちに捕まって縛られちゃうと来たもんだ。
そんな迫力の無い敵との絡みが盛り上がるはずも無く、ただダラダラと鬼ごっこが続いて、早々にウンザリします。

でも、そのうち約1名の女の腹黒さが分かってくると、「実はその女が自らの私怨晴らしの為に集めて殺人鬼も操ってました」的な良くあり過ぎる(でも、それが一番無難)展開で、一応はそれなりにオチて収束しようとします。
ところが!ここから物語は急速に壊れて行きます。
早い話、「いやいや、実はアタシが全部やってました」的なドンデン返しをかましてくるんですが、もうこうなるとドンデン返しという名の「ちゃぶだいひっくり返し」でしかなく、ただただドンデン返しがしたいだけで、物語の整合性とかスッキリ感なんて微塵も感じられません。

やっぱりドンデンしたら「そういう事だったのか!気付かなかった!やられた!」と悔しい思いをするくらいが良いのに、「へ!?何急にお前が出てくるの?」「で、何が目的なの?」「じゃああのシーンは何だったの?」と食い散らかした後を見せられるようで、首を捻るばかりでした。

でも、そこで怒っちゃいけないのがB級アイドルホラーでしょう。
縁起経験もほとんどない女の子たちが一生懸命「ホラー」をやってる姿を数少ないファンに見せる。そしてそれを観るファンは何だか分かんなくても応援している子が危ない目に遭う所を色んな意味でハラハラして観る。それがB級アイドルホラーなんです。ファンが喜べばそれで良しでしょう。
そういう意味では、特にファンでも何でも無い自分が冷めてしまったのは仕方ない事です。

でもさあ・・・せっかく教会内にトラップがあって、それに引っかかると即死みたいな設定なんかは良かったのに、単発で終わってしまってたり、キャラも弱い子が居たり、もうちょっと盛り上げる事が出来る要素を残してたのは残念でした。

そんなわけで、あくまでも「ファン向け」の1本です。
自分みたいに半分冷やかしの気持ちで観に行くと、高い確率でガッカリしますのでご注意を!

◆パンフレット:販売無し(公開当初はミニパンフの物販があったようだが・・・)

FIND

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-086】ゾンビ ─日本初公開復元版─ ★★★☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
我が映画史においてBEST1と言っても過言では無い「ゾンビ」の別バージョンであるゾンビ ─日本初公開復元版─を鑑賞してみた。

爆発した惑星から発生した光線が地球に降り注ぎ、死者がゾンビとなってよみがえる。彼らに襲われた生者もゾンビと化すことから世界中が大パニックになる。
テレビ局で働くフラン(ゲイラン・ロス)は、恋人のスティーヴン(デヴィッド・エムゲ)、SWAT隊員のピーター(ケン・フォリー)とロジャー(スコット・H・ライニガー)と一緒にヘリコプターで都市部から脱出する。
巨大なショッピングモールに降り立った彼らは、内部にいるゾンビを始末し、安全で快適な生活を送っていた。


「ゾンビ」と言えば、1979年の日本初公開時に自分は劇場にリアルタイムで観に行っているのです。
そこでのインパクトが現在まで「ホラー好き」という形で引き継がれてしまったほど強烈なものでした。
その後、1994年公開のディレクターズカット完全版の劇場公開も観に行き、2010年3月のHDリマスター ディレクターズ・カット版の劇場公開も観に行ってます。
そして今回、日本初公開復元版と言う事で、約10年ぶりの劇場鑑賞となりました。
おっと、もちろん「ゾンビ」の色々なバージョンは全てソフトを所有しているので、観ようと思えばいつでも観られるのです。(実際、定期的にBGVのような形で良く流し見しています)
でも、やっぱり劇場で観るのっていいじゃないですか。たまには大きなスクリーンで観たいってもんです。

で、今回の日本初公開復元版。
「日本公開版」じゃなく「日本公開"復元"版」なんですよ。
なので、厳密には日本公開版じゃ無く、「日本公開版はこんなだったよね」の復元をした版なんです。
内容的に大きな特徴としては、残酷シーンを静止画やカラーフィルターをかけて刺激を抑えている所でしょうか。
これは当時の映画のレイティングの問題もあるでしょう。
今回の日本公開復元版はR15+というレイティングが付いていますが、日本公開時にR15+というレイティングはありません。
簡単な話、「一般映画か成人映画か」という区別しか無かった時代だったと認識しています。
実際、公開当時に鑑賞した自分は15歳未満でした。でも観る事は出来たのです。
でもでも、やっぱり残酷描写はちょっとまずいので、少しでもソフトにして成人映画化を防ごうと言う魂胆があったのかもしれません。

でも、観てみると、この「処理」はかなりテキトーです。
完全版を観て気に入ってる自分が今さら加工された画を観ても「・・・・・」と閉口してしまうのは当然としても、加工画が流れたと思ったら次のシーン(あまり残酷度の変わらないシーン)は普通に流れてたり、カラーフィルターだってかかったりかからなかったり。
まあ、そういうクオリティも当時ならではとも言えるのかもしれませんが、ハッキリ言ってネタとしか観る事ができず、1回観れば十分な感じです。

そしてもう1つ気になるのが、ちょいちょい細かいシーンが秒単位でカットされてるのはまだしも、ショッピングセンターに行く前の森みたいな所でのゾンビとの対峙シーンにおいて、かなりの長さの場面が切られており、急に場面が変わったと思ったらフライボーイ(スティーヴンね)が金槌でゾンビをやっつけるシーンになってたと言う無茶苦茶な編集があったのは頂けません。
(これが日本公開版の元になったアメリカ公開版のオリジナルフィルムとも思えないんだが・・・??)
そしてそして、オープニングは「惑星爆発シーン」が勝手に付け足されたのとは対照的に、エンドロールも無く急にヘリ離陸で終わってしまうエンディングもある意味シュールではあるんだけど、やっぱり何だか締りが無い。

と、ここまでの内容で分かるかと思いますが、ハッキリ言って今回の「日本公開復元版」という版が、数あるゾンビの版の中では「自分的最下位」についてしまったのです。
そう、あの「TV初オンエアの"サスペリア"版」よりも下と思ってしまったのです。
サスペリア版(と言うのが何なのかはゾンビファンなら当然知ってると思うので説明は省略)はラストの台詞(吹き替え)は全然違う意味になったたりと酷い所は幾つもあるけど、「12チャンで放送されたもの」というハンデを考えれば仕方ない所もありました。

はい。そういう訳で、自分の中では「ディレクターズ・カット版」が最高峰と思ってるので、わざわざそれの劣化版を観るのはちょっと辛かったと言う意味を込めて3点です。
むしろ自分もこの日本初公開版を最初に見たからこそその後の各種別バージョンを楽しむ事が出来たのかもしれません。
まあ、今回は「思い出上映会」と思って観るのが吉なのかもしれません。
しかし、この上映に合わせて来日してたゲイラン・ロスとケン・フォリーに会いたかったなぁ・・・。

◆パンフレット:1000円(よくぞ作ってくれた!!)

ゾンビ ─日本初公開復元版─

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-085】聖女/Mad Sister(少しネタバレあり) ★★★★☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
この日も"のむコレ"から聖女/Mad Sisterを鑑賞。

格闘家のイネ(イ・シヨン)は過剰防衛で服役したのち、高校生の妹・ウネ(パク・セワン)のところに戻る。ウネは18歳だが精神年齢は10歳だった。
ある日、妹が学校から戻らないことを心配したイネは、警察や学校に相談するが相手にされない。イネは妹を捜しながら、かつてウネを傷つけた者たちに復讐しようとする。


「さらわれた娘を助けるスーパーお父さん」と言えばリーアム・ニーソンだが、こちらは妹を奪還すべく1人奮闘するスーパーお姉さんだ。

知恵遅れ気味なので虐められてる妹さん。
ある日、気乗りしないのに虐めグループに無理矢理カラオケに連れ出された事をキッカケに美人局詐欺の片棒を担がされ、その相手がガチのヤクザだった事をきっかけに人身売買気味に変な組織に連れ出されるって展開も凄いが、それをたった1人で追跡して、並み居る敵をなぎ倒して妹に近づく姉ちゃんはもっとスゴイ。

ハッキリ言って、妹の足取りを辿る過程はかなり適当で、「どうやってこの先探すんだ?」と思った次のシーンでは、何故か重要人物へと接近してたり、どう考えても不利以外の何物でも無い「SP的な男たくさん」と対峙しても、少しはやられながらも結局全て倒して妹に向かって一直線という姿はもはや人間では無くターミネーターに見えます。
まあ、それでもこの映画の見どころは、そういう「屈強な男でも倒してしまうツワモノ」っぷりを楽しむ事だし、何よりも「美人で強い」お姉さんを見るのはなかなか気持ちがいいので、ここはそういう有り得ない展開でも受け入れて楽しむのが吉でしょう。

最初は闇組織相手の普通の話かと思ったのに、妹追跡の過程で、町の自動車修理工のオヤジから急に議員に繋がるのは唖然とするが、とにかく「ラスボス」はこの超悪徳議員ですよ。
お姉ちゃんが服役していたのも、この悪徳議員とのイザコザが関係しているとあって、クライマックスはさしずめ「遺恨清算・長州力VS橋本真也」みたいな展開です。

このお姉ちゃんのアクションが物語の多くを占めてますが、何やらノーCG/ノースタントだとか。
カーアクションもあるし、肉弾戦もある。それらが本当にノースタントならかなり凄いです。
主演のお姉ちゃんは韓国の元ボクサーらしいですが、映画で見せるアクションはむしろ総合格闘技そのものです。
三角締めなんかも綺麗に決めてるし、女性の格闘アクションでここまで動けるのは素直に褒めたいところです。

(以下、少しネタバレ)
ラストは、妹を取り返してハッピーエンド・・・・とも見えず、妹はヤクをぶち込まれちゃって朦朧としてるし、お姉ちゃんは腹を刺されて出血ドクドクだし、あのまま車で崖下にでも転落して2人ともお陀仏というバッドエンドを予想していたが、そこまでは行かず。
でも、決してハッピーな一件落着結末じゃあ無いよね・・・。

はい。のむコレなので大きな期待はしてませんでしたが、短めの尺で十分楽しめました。
この手のお話が韓国映画では何本もあるけど、及第点ではないでしょうか。

◆パンフレット:販売無し

聖女
左が通常チラシ。右が入場者先着配布チラシ

聖女超レア
そしてこちらが1回の上映で1名にだけ抽選で当たる韓国チラシ。超レアです。

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-22】爆裂魔神少女 バーストマシンガール 【上映後】舞台挨拶
category: 2019年の舞台挨拶 | author: moeru-movie
販売開始からだいぶ経ってもそこそこの空席があったので渋谷に行ってきたのでした。

■会場:ヒューマントラストシネマ渋谷
■座席:G列(A列未開放)
■MC:松本さん(♀)
■登壇者:搗宮姫奈、花影香音、坂口拓(TAK∴)、北原里英、佐々木心音、住川龍珠、マキタマシロ(主題歌)

それでは簡単に振り返りレポしてみます。
ちなみに、「搗宮」は「つきみや」と読みます。

(公開2日目の気持ち)
搗宮「2年前にオーディションを受けて、撮ったのは1年半前。やっと公開で嬉しい」
花影「上映できるか不安でした。無事公開出来て良かった」
(撮影はどんな感じ?)
坂口「結構楽しかった?2人は凄く頑張ってた。アクションが初めてなのに・・・」
(殺し屋ランキング1位の役ですが)
北原「どう考えてもTAKさんより強いワケ無いww。でも登場シーンを格好よく撮って頂いて、監督に格好良くしてもらいました」
(「殺戮特化型豊胸兵器・件(くだん)壱號」と言う役ですが、役作りは大変?)
佐々木「別に・・・(笑)ウフン♪アハン♪言っておけばいいので一番楽しくやってました」

(主題歌の話が来た時はどうでしたか?)
マキタ「デビュー曲を使って頂けて嬉しいです。挿入歌は書き下ろしになっています。クレイジーでステキなアクションが盛り上がればいいと思って作りました」

(アクションの練習は3ヵ月かけたとか?)
搗宮「優しかったです」
坂口「愛があるのが俺。スポーツ系の育て方が監督」
搗宮「TAKさんは高め合う感じ。大人。監督はストレート。子供」
(エピソードはありますか?)
住川「映画の場面みたいに男の生き方を教えてもらいました」

(それでは最後に一言)
北原「個人的には、AKBグループを卒業して1個目の仕事だったので思い入れが深い。面白いし凄ぇなと思うので拡散してください」
坂口「色々あったけど一生懸命全力で作りました。これからも愛してください」
花影「なかなかハード。映画の中のお気に入りを見つけてください」
搗宮「私自身、TAKさんには今もお世話になってます。監督と2人とも尊敬してます。監督の中では色んな思いがあって出来てると思う。全部のシーンに意味がある。皆が愛してるので1人でも多くの方に届けられると嬉しい」

という事で終了です。
率直な感想は・・・「短かっ!!!!」って事。15分未満くらいじゃなかったかな。
この後のマスコミ入り回は撮影OKタイムもあったようですが、1回目は何も無し。ちょっとつまらなかったです。

でも、通路側に陣取った自分の横を通って帰るナマの殺戮特化型豊胸兵器が見れたので許そうww。
佐々木心音はエロ過ぎる・・・・

◆NB Press Online提供の舞台挨拶動画


◆映画ナタリー:搗宮姫奈「お控えなすって!」と堂々の仁義、師匠・坂口拓のアクション指導も回想
◆シネマトゥデイ:骨折100本記念!?坂口拓、体中あざだらけの弟子の奮闘を称える

よろしければポチっと投票お願いします。⇒

JUGEMテーマ:出演者舞台挨拶

comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-084】爆裂魔神少女 バーストマシンガール ★☆☆☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
舞台挨拶回が余ってたので爆裂魔神少女 バーストマシンガールを鑑賞。

貧しい住民たちが臓器売買組織ダルマ屋に肉体の部位を売りながら食いつなぐイシナリ地区で、幼少時から親に体を切り売りさせられていたアミ(搗宮)とヨシエ(花影)は、見世物小屋の舞台でアイドルとして活動していた。
だがその裏でヨシエは、失った片腕に装着できるマシンガンで、自分や貧しい者を食いものにするダルマ屋の首領・青山ダルマ(根岸)を倒そうとしていた。
手始めにダルマの息子を襲うが、彼女が差し向けた改造人間兵器ドリルブラシスターズに捕まってしまう。


『片腕マシンガール』(2008)をリブートした作品と言われているこの映画。
『片腕マシンガール』は、このブログでも星4つを付け、その年の『ベスト・オブ・B級映画』に輝いたほどのお気に入りでもあるのです。

まあ、この手の映画ですから、リアリティとか普通の起承転結とかはほとんど求めていないんですよ。
理屈じゃなくて感性で高揚感を味わえる事。それが大事なんですが・・・・・。
この映画はどうだったかと言うと、結論としては「空っぽ」と感じてしまいました。

う〜ん、何と言うか、ハチャメチャはやってるんですよ。
序盤からカタワだのキチガイだのと放送禁止用語のオンパレードで、ハナっからTVで放送する事を拒絶しているかのような作風はいいし、とにかくドンパチと羽目を外してはいるんですが、何故か全然頭に入って来ないんですよ。
だって銃撃戦と言っても縦横無尽に弾は撃ちまくってるわりには見事に一発も当たらないし、肝心の片腕マシンガンもインパクトは今一つ。
いやね、搗宮姫奈と花影香音はアクション頑張ってますよ。でも、良くも悪くも手堅く纏まっており、ツッコミ所すら薄くてつまんないんです。
実際、この手の映画だと馬鹿馬鹿しくて笑けてしまうくらいで良いんですが、この作品に笑い声はあまり起きず、何か白けてる感があったような・・・・。

こうなると、B級おバカでも「面白い」と思わせるのはなかなか難しいのかもしれません。
キャラ的には前述の搗宮&花影は、決して「上手い」という芝居じゃ無いし、めちゃくちゃカワイイというタイプでも無い。
むしろキャラとしては根岸季衣の方が100倍ぶっ飛んでるんだけど、やっぱり周りが弱いので浮きまくっちゃってる。
そして『殺し屋協会ランキング1位』の橘キキョウ(北原)も、特殊造形はまあまあ見所はあっても、やっぱり殺し屋としてもキャラは弱いんだよな・・・。

はい。全く上手く説明できてませんが、説明できないくらいの「謎の退屈感」に包まれた作品でした。
『片腕マシンガール』は、良い意味で「馬鹿馬鹿しさ」が見所だったとも思うんですが、紙一重でこれだけ評価に差が出ちゃうのはホントに難しい。
また違った形で(家でまったり鑑賞とか)観れば違う印象になるかなぁ・・・
と言うか、『片腕マシンガール』の八代みなせも現在は34歳になりながら地道に女優を続けてるんですね。。。

◆パンフレット:720円

バーストマシンガール

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-083】パパとムスメの7日間 ★★★☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
シネマート新宿で開催中の「のむコレ」よりパパとムスメの7日間を鑑賞。

大手化粧品会社に勤務するうっかり者のハイには、高校生でしっかり者の娘・チャウがいた。
幼いころに母親を亡くし、たくましく育った彼女は、トラブルメーカーの父の面倒を見ることにウンザリし、海外留学を決意する。
そんな母の7回忌の日、あることがきっかけで二人の人格が入れ替わってしまう。周囲にバレては困るため、彼らは今までになく意思の疎通を図ろうとする。


パパムスと言えば、2007年にTV放送されたドラマ(パパ=舘ひろし、ムスメ=新垣結衣・当時19歳)があまりにも有名です。
その後、韓国でもリメイクされたようですが、今作はベトナム製です。
自分はドラマは見ていませんが、「人が入れ替わっちゃう」というのは日本だけじゃなく、外国でもドラマ・映画では定番ネタとも言えるので、特にドラマを観てなくても関係ありません。

まあ、こういう話はガチで「そんなの有り得ない」とか「入れ替わったまま会社や学校で過ごせるはずが無い」なんて突っ込んじゃあ興醒めですので、「有り得ない話」と分かった上で楽しむプロレス的な感覚が必要でしょう。
この映画でも、実際はJKのムスメがパパの会社で日本人の通訳をやらないといけないとか、逆にオッサンがJKになって方程式を解いたり、オーディションに出て踊り(バレエ)を披露しないといけないとか、普通なら「ムリ!」っていう状況をどうしていくかを楽しむのが肝心です。

で、ちょいちょい障害がありながら、何とかお互い大成功しながらも、また2人をアクシデントが襲って元に戻ると、その前まではギクシャクした所もあった人間関係が良好になるという点もテンプレート通りですので、ある意味安心して楽しめます。

このベトナム版ですが、とにかく主役のパパとムスメ以外にも、それを取り巻く人物がどいつもこいつも強烈な個性の持ち主なのが特筆すべき点でしょう。
ベトナムと言うお国柄もまあまあ分かる所もあるし、全体的には手堅く纏まっていますが、別の味方をすれば、あまりにもテンプレート通りで意外性はありません。
まあ2時間という尺ではどうしてもこんな感じになっちゃうのは致し方無しでしょうか。

さて、パパ役の男が舘ひろし的な素敵なパパには到底及ばないのはどうでもいいとして、ポイントはムスメ役のケイティ・グエンですよ。
一言で言うなら「巨乳の北原里英」と言えるその外見はとてもカワイイです。
いや、カワイイんだけど、やっぱり胸の迫力がありすぎて肝心の映画の内容があまり入ってこないのは困りものです。
何やらベトナム本国ではYoutuberとして活動していたそうですが、どことなく日本的な部分を感じさせる所も親近感がわきます。

なお、劇中でチャウちゃん(中身はオヤジ)が"ベープ"を使って芸を披露しますが、"ベープ"と言えば「電子タバコ」と思いがちですが、実際はニコチン類は全く入って無いタイプのものだそうで、JKが使っても問題ないそうです。
(上映後の監督トークショーより)

しかし、この映画が自分の「初ベトナム映画」なのかな?
まだまだ発展途上国という感じでしょうが、映画産業は活発になってきているそうなので、また目にする機会があるかもしれませんね・・・。

◆パンフレット:販売無し

パパとムスメの7日間

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-082】地獄少女 ★★★☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
何となくホラーっぽいタイトルに惹かれて地獄少女を鑑賞。

午前0時にだけ開くウェブサイト「地獄通信」に復讐の代行を依頼すると、地獄少女と呼ばれる閻魔あい(玉城)が現れて実際に恨みを晴らすという都市伝説が、若者たちの間でささやかれていた。
学校のグループに溶け込めない高校生の美保(森)は、アーティストの魔鬼(藤田)のライブで出会った遥(仁村)と彼が募集するコーラスのオーディションを受ける。
そして遥だけが合格するが、日に日に彼女の様子がおかしくなる。


漫画原作からアニメ・ドラマ・ゲーム、更にはパチンコ等にまで拡大して色々と展開されている作品だそうですが、すんません。自分は一切知りませんでした。
本編を見ると、独特な世界観がある事は分かったのですが、事前の予備知識と言う点ではゼロに近い状態で臨んでおります。

話はシンプルで、地獄に送りたい人をとあるサイトに名前を書いて送信すると、閻魔さんが地獄に送ってくれる(但し、送った側も死後には地獄行き確定)というもの。
明確には説明されていなかった気がするが、当然「地獄送り」が使えるのは1人1回という事なのだろうけど、まず最初は地下アイドルの御厨早苗(大場)がキチガイヲタに切り付けられる事件(小金井ストーカー殺人未遂事件を思い出させるな。。)をきっかけに、その犯人を地獄に送ると言うエピソードで分かりやすく紹介されます。

その後、いよいよ本筋の「魔鬼」をとりまく怪しい環境に放り込まれておかしくなった遥ちゃんを救出すべく奔走する美保ちゃんのお話が中心になります。
まあね、仲良くしてもらってた友人が別人のように怪しい人物になびいてしまって・・・という事から、その怪しい「魔鬼」の地獄送りを決心するんだけど、何か全体的に「地獄送り」が比較的簡単に決断されているようで、もう少し葛藤のようなものがあって然るべきなのでは?という疑問はあるけど、それだけ大切に思ってる友人だと解釈しましょう。

で、話自体はハッキリ言ってさほど特筆すべき所は無いなというのが自分の感想だが、やっぱり"主役"の閻魔あいをはじめとしたキャラの描写が見所でしょう。
原作やアニメファンからは賛否両論あるようですが、そのへんを知らない自分からしたら、なかなか興味深いキャラでインパクト十分だったと評価しています。
「いっぺん死んでみる?」と言うキメ台詞や登場時の童謡も何気に怖い。
(台詞は「お逝きなさい」@スカイハイのイズコを感じさせるが・・)
公式にアップされているアニメと実写のコラボ映像を見ると、ちょっと年齢設定に差がある気がするけど、まあまあイイ感じなんじゃないでしょうか?



しかし、そんな「主役?」の玉城ティナを上回ってしまう可愛さが森七菜ですよ。
仁村紗和というイケメン女と対照的な「ザ・可愛いJK」は印象に残りまくりです。
ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』にも出ていたようなので(残念ながら自分はそのドラマを観てません)知ってる人は知ってるかもしれませんが、次世代の若手女優としてこれからの活躍が期待できます。

そんなわけで、「アイドル系ソフトホラー」として観ればまあまあなんでしょうけど、あの「グロテスク」や大好きな「ある優しき殺人者の記録」の白石晃士監督が描くホラーと思って観ちゃうと物足りない。
いや、分かってるんですよ。ゴリゴリのホラーじゃ無く、ファンタジー寄りの世界観という事も原作ありきの話である事も、売り方的にレイティングで制限かけられない(PG12止まり)と言う事も。
だから標準的な3点という評価です。
コレ、やっぱりTV深夜ドラマ展開あたりがお似合いだと思うんだけどなぁ。。。

◆パンフレット:850円

地獄少女

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
new old
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
LINKS
PROFILE
OTHERS
SEARCH