映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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RECOMMEND
【19-060】VAMP ★★☆☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
キネカ大森で開催の「夏のホラー秘宝まつり」よりVAMPを観てみた。

父親から虐待を受け続け、生きる希望を失い自暴自棄に陥った女子高生・美以那(高橋)。
彼女の前に現われたのは謎の美女・苓(中丸)。
自らを“ヘマトフィリア(血液耽溺者)”と呼び、“生きるに値しない”男たちを殺し、血をすする苓が、傷ついた美以那を導いていく。
そんな二人の前に美しきヴァンパイアの影が忍び寄る…


タイトルの通り、吸血鬼の映画・・・・と思ったら、さほど吸血鬼感は感じられない映画でした。
もちろん「VAMP」と言うからには血を食するシーンはあります。
しかし、この映画での「吸血」はストーリー構成の1つの要素でしかありません。
むしろ中心は、JK美以那とVAMP苓の百合描写でしょう。
ズバリ!濡れ場もこの2人によるものなので、男とのSEXではありません。
更に終盤になると、一気に映画は「アクション映画」になっていきます。
自分のように「吸血鬼ホラー」を期待すると、やや拍子抜けのような失望のような感覚が出て来るでしょう。
アクション自体はまあまあ見映えもしてB級映画の割には及第点とは思いますが、そのクライマックスに行き着くまでの描写が盛り上がりに欠けているように感じてしまったのは、やはりホラー感を期待していたからかもしれません。

もう1回見所に戻って、中丸シオンと高橋真悠のエロですよ。
2人ともガッツリおっぱい出してます。
高橋真悠は「西の魔女が死んだ」の子役のイメージが強いですが、まさかおっぱい出してるとは思いませんでした。
中丸シオンの熟した美乳VS高橋真悠の微乳・大き目乳首はホラー感ゼロですがエロ感はまあまあです。

そんなわけで、エロ感は期待以上だったものの、ホラー度が今イチだったのでこの採点です。
あ、ベテラン刑事役でロッキー刑事(木之元亮)が出てて「!!」と思ったのは昭和世代のおっさんの証拠ですよね・・・(; ̄Д ̄)

◆パンフレット:500円

VAMP

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【19-059】スタートアップ・ガールズ ★★★★☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
劇場公開より一足早く、スタートアップ・ガールズの完成披露上映に行ってきた。

大企業勤務で起業家に投資する南堀希(山崎)と、大学生ながら起業家で天才肌の小松光(上白石)。
二人は、光のサポートをしているミズキ(山本)の考えで、小児医療で遠隔操作による診察を行うプロジェクトのビジネスパートナーになるが、光の身勝手さを目の当たりにした希は、彼女を信頼できなかった。


この手の「女の子+仕事」みたいな話だと、「希望を抱いて勤め始める」「だけど何をやっても失敗ばかり」「そのうち彼氏にもフラれる」「そんなある日、主人公のアイディアで大成功」「それをきっかけに会社のイケメンと急接近」「そして迎えた大事なプレゼンの日に思わぬハプニングが!」「主人公はこのピンチを切り抜けられるか?そして恋の行方は?」みたいなお花畑満開のお目出度い展開がテンプレートだと思っていました。

ところがこの映画は、そういったテンプレートには当てはまっていません。
まず、「恋」っていう定番要素が一切ありません。
そして「仕事」に関しては、希のほうは良くいる普通の「安定志向OL」なのに対し、光はぶっとんだ考えの大学生。
こういった「正反対の2人が組み合わさる事による化学反応」という流れはバディムービーの王道とも言えるでしょう。

「起業したい」という光に対して「常識的には」「現実的には「普通は」という接頭語を使って「ムリ」「リスクがある」と無理な事をしない希。
普通に考えたら希が正論だと思いますよ。
でも、この映画はさすがに演出もあったり、何だかんだでスポンサーが居て恵まれてるじゃん!という要素はあるものの、光の「そこで諦めたら終わり」「頭を使って考えてみる」と手を尽くして実現にこじつける。
起業して大ヒットさせるって、こういう「多くの人は"そんなの無理"・"理想論"・"前例がない"」で片づけてしまう事を諦めずに知恵を捻りだす所から生まれるんだよな・・・という事は考えさせられました。

まあ、正直劇中の「医療(遠隔診療)・福祉(保育園とか)×IT」の話は、分かったような分かんないような内容ですが、とにかく忙しくて時間が取れない人や、育児に困っている働くお母さん、保育士さんの為にツールを提供して暮らしやすい社会を作ろうとする光の心意気は気持ちの良いものでした。

しかし!

ちょっと不満を挙げると、この光の人となりというか背景がほとんど描かれていないのですよ。
何が彼女をそこまで動かすのか、医療とか福祉に拘る理由は?大学生なのに何でタワマン住んでるの?とか(既に幾つか起業して儲かってたんかな?と理解したが)、常に何かを急いでいる・常に何かにイラついてる理由は?といったあたりが何も描かれていないので、いまいち光が掴み切れないのは残念でした。
無事立ち上げて・・・って所で急に飽きちゃう所を見ると、そこまで福祉系をやりたい!って程でも無かったのね・・と思うとますます掴み所が無いですよね。。。。
(「始める事」にはパワーを注げるけど、いざそれを「続ける」という事には興味が無いと言う気持ちは少しは分かります)
一方の希の方は、辛うじて「父親が起業してた」「でも上手く行かなくて若くして死別した」という背景から現在は安定志向というキャラ付けがあるので、まだ馴染みやすいです。

と、そんな光(上白石)と希(山崎)。
何となく役柄的には逆の方がイメージに合いそうな気はしてたが、どうしてどうして。これはこれで面白かったです。
特に上白石萌音は、今までに無い役柄と言えるんじゃないかな。
赤い髪してぶっ飛んでて、でもズボラでマンションは汚部屋(ワイの部屋みたいだったwww)。
一方の山崎紘菜は、割とメイクも薄めにしていた事もあって、肉食系の濃い顔が「安定志向の普通の娘」に見えて良かったです。

劇中のカラオケ歌と言い、エンドロールと言い、ASIAN KUNG-FU GENERATIONがやけにフィーチャーされてるのは何だかなぁという気はしますが、全体的には尺が短い事もあってそれほど退屈せずに観られると思います。
まあ、あまり細かい所を突っ込むと冷めちゃいますので、ほどほどに。

上白石萌音と山崎紘菜と言えば2011年東宝シンデレラの「審査員特別賞」の同期。
(妹の上白石萌歌がグランプリ。この年はニュージェネレーション賞で浜辺美波も受賞)
そんな事も意識して観るとまた面白いと思いますよ。

◆パンフレット:完成披露上映会当時は未販売

スタートアップ・ガールズ

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【19-15】スタートアップ・ガールズ 【上映前】舞台挨拶
category: 2019年の舞台挨拶 | author: moeru-movie
9月6日の公開に先駆けて行われた完成披露上映会に行ってきましたよ。定時退勤ダッシュで何とか間に合いました。

■会場:TOHOシネマズ日比谷
■座席:F列(A列マスコミ)
■MC:伊藤さとり
■登壇者:上白石萌音、山崎紘菜、山本耕史、池田千尋監督
     ASIAN KUNG-FU GENERATION(後藤正文、喜多建介、グラント・ニコラス)

今回も、動画は短めですが、他の記事内容を合わせるとほぼ網羅されているので、詳細レポは割愛します。
「スタートアップするなら?」の質問はアジカンの後藤さんも答えたのですが、「最近スケートボードを買った。見るからにインドアなんだけど少しは運動したいと思って買った。でも近所は坂道が多いので大変」とコメントしてました。
※紘菜さんは「バンドマン役」、そして萌音サンが「バナナジュース」という流れです。

そしてこの日は、マスコミのフォトセッション後に撮影OKタイムが30秒間与えられたので適当に撮ってきました。
先月スマホを買い換えたばかりだけど、やや距離がある(F列だから言う程遠くは無いが)割にはまあまあかな。

スタートアップ・ガールズ
とりあえずまともなのを1枚だけ・・。


それにしても、上白石萌音(152cm)と山崎紘菜(171cm)が並んで立つと、何だか面白かったです(^o^)
それでは平日夜にお疲れさまでした〜。

◆MAiDiGiTV提供の舞台挨拶動画


◆映画ナタリー:W主演作イベントで山崎紘菜が自身を分析、上白石萌音はアジカンを前に「大好きです」
◆音楽ナタリー:アジカン「スタートアップ・ガールズ」上映会で上白石萌音と山崎紘菜に絶賛される
◆モデルプレス:上白石萌音&山崎紘菜、起業に意欲?「タピオカの次はバナナジュース」
◆MusicVoice:上白石萌音「だ、だ、大好きです」突然の告白にアジカン後藤「恥ずかしい」
◆クランクイン!!:上白石萌音、スタートアップするなら「バナナジュース屋さん」
◆ORICON NEWS:上白石萌音、アジカンに「大好きです!」と公開告白 劇中のカラオケシーンには謝罪
◆シネマトゥデイ:上白石萌音、撮影現場で山本耕史の“お洒落なジョーク”に救われる
◆映画.com:上白石萌音&山崎紘菜、新たなスタートアップはバナナジュース屋さん!?

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【19-14】黒い乙女A 【上映後】初日舞台挨拶
category: 2019年の舞台挨拶 | author: moeru-movie
「Q」も舞台挨拶回でしたが、「A」も舞台挨拶に行ってきましたよ。

■会場:シネマート新宿
■座席:B列(A列マスコミ)
■MC:飯塚達介プロデューサー
■登壇者:浅川梨奈、北香那、三津谷葉子、佐藤佐吉監督

「Q」の時とMCから登壇者まで全く同じです。
内容の方は、動画もあるのでレポ割愛します。
動画には入っておらず、唯一「クランクイン!!」だけが記事にしていますが、最後の方で、この映画の主題歌である「イショロガニム」がどういう意味か?という話になりました。
そこでスマホを出して「イショロガニム」と入れて、その場で逆再生(いや〜、スマホって凄いね・・とオッサン全開の感心度になってしまいました)すると、「ミナゴロシ」になるという種明かしがありました。
確かに、ローマ字で「ISHOROGANIM」を逆から読むと「ミナゴロシ」だね。
※これの応用で「赤坂」は逆再生しても「AKASAKA」(つまり回文単語)というのもあります。

と言う事で「北香那ちゃん、カワイイ・・・」と間近で見られて(席が出入り口のそばだったので)満足でした。
ちなみに浅川梨奈は、今年だけで5回目(14分の5かよ!ファンかよ!)という事で、もはや何も感じなくなりました(笑)
※ちなみに、浅川も登壇する「かぐや様は告らせたい」の初日舞台挨拶(9/6)は平日と言う事もあり見送ります。(どうせ当たらないけど)

◆MAiDiGiTV提供の舞台挨拶動画




◆映画ナタリー:浅川梨奈「黒い乙女A」は「恐怖感がパワーアップ」、猟奇的な目の演技は“疲労”
◆Rooftop:「"猟奇的な目"は憎しみを込めた演技と疲労ですね」浅川梨奈主演の映画『黒い乙女A』が公開!
◆エンタメRBB:浅川梨奈、映画『黒い乙女A』舞台挨拶に登壇!「恐怖感がよりパワーアップ」とアピール
◆ザテレビジョン:浅川梨奈が佐藤監督の衝撃告白に思わずツッコミ「監督が分からなかったら…」
◆クランクイン!!:浅川梨奈、笑いをこらえるのに必死で「鼻がピクピク」 撮影秘話を明かす

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【19-058】黒い乙女A ★★☆☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
前作の「Q」が思ったよりも面白かったので後編を待っていました黒い乙女Aを鑑賞です。

身寄りのない芽衣(浅川)は、裕福な宇田夫妻(和田、三津谷)の養子になったが裏切りに遭い、同じく養子のラナ(北)と一緒に夫妻を殺してしまう。
ところが一連の出来事は、ラナが仕組んだ罠だった。
捕らわれの身となった芽衣に、仮面をかぶった少女の亡霊やゾンビなどさまざまな恐怖が襲い掛かる。


いやね、「Q」の方は思いのほか「けっこうアタリやん!」「Aも楽しみ!」って感じで自分の中では盛り上がったんですよ。
なので、少しハードルを上げて観たのですが、結果的にはガッカリでした。

まず1つ言えるのは、この「A」はかなりの割合で「Q」の焼き直しに見えてしまいます。
「Q」を観てない人への忖度なのか知りませんが、「Q」を観ている人にとっては「そこは観て知ってるわい!」っていうシーンが再度流れます。
と言うか、映画で描かれる時間軸そのものが「Q」とほぼ同じです。
まあ、冒頭で芽衣の幼少期シーンが描かれるため、そこの掴みは良かったんですよ。
でも、あれを見ちゃうと、大きくなってからの芽衣が時おり「弱い子」になる場面がどうにもミスマッチに思えてしまいます。
何かのスイッチが入ると、とてつもなく冷たくて怖い目つきに豹変しちゃう芽衣ちゃんという所は良かったけど、どうもキャラが掴み見れませんでした。

結局、ラナが宇田夫妻を操ってた事も「Q」の最後で割れてたわけだし、あとは「お多福様」が何なのか?とか、小ネタの種明かし(それ自体はストーリーに対して絡んでない)が付け加わるだけで、特に「解答編」と構えたほどの種明かしも薄い感じだったのがガッカリの要因となってしまいました。
恐らく「Q」「A」両方観た人は、「絶対1本にまとめられる(90分くらいで)じゃん!」と突っ込んだと思いますよ。

ちなみに、詳しくは書きませんが、クライマックスは「フォーガットン」並みにぶっ飛んでます。
恐らく深い意味は無いんでしょうけど、もはや理解不能な展開なので、真面目に考えずに「へ〜っ・・」みたいな感じでスルーする方が良いです。
※ラストの赤ちゃんシーンは、監督曰く「意味は無い」そうですので・・・(; ̄Д ̄)。

この「実質1本」を、「Q]「A」とも舞台挨拶回で、合計約5300円払ってしまった自分は上顧客ですよね。
そういう人には、サンプルで良いので「Q」と「A」の2枚折りチラシでもプレゼントして欲しいものです。。。
(そんなものは存在しないとは分かってますが・・・)

◆パンフレット:販売無し

黒い乙女A
※今回もいいポスタービジュアルなのにチラシが出ていないのは残念です。。。

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【19-13】ダンスウィズミー 【上映後】舞台挨拶
category: 2019年の舞台挨拶 | author: moeru-movie
金曜初日で平日でしたが、お盆休み中だったので丸ピカまで行ってきましたよ。

■会場:丸の内ピカデリー1
■座席:I列(AB列マスコミ席)
■MC:川島葵
■登壇者:三吉彩花、やしろ優、chay、三浦貴大、ムロツヨシ、宝田明、矢口史靖監督

久々の舞台挨拶でしたが、内容はガッツリと動画で公開されているので、レポは割愛します。

今回はI席で双眼鏡使用せずに肉眼だったため、現地では確認できていませんでしたが、最後の手紙の場面、めっちゃ三吉ちゃん泣いてるやん!
いやね、監督の手紙も、露骨に泣かせようとしているという程の内容では無いのですが、最初は普通だったのに、みるみるうちに泣き出す姿はもちろん確認できていました。
自分も暖かくこの場面を観ていたつもりが、何故か感情移入してしまい、少し涙が出て来そうになったのですが、周りのご婦人方も何人かはもらい泣きしていた程の感動シーンでした。

しかし、三吉彩花はスタイルが良すぎて壇上で並ぶと遠近法無視の状態だな。
(身長171cmで手足も長くて豊乳とパーフェクト)
ぜひ話題の「スポーツブラに透明のシャツ」も見てみたいものです(こらこら)

◆MAiDiGiTV提供の媚態挨拶動画









◆ORICON NEWS提供の媚態挨拶動画






◆映画ナタリー:「ダンスウィズミー」三吉彩花が矢口史靖の手紙に涙、宝田明はやしろ優の虜に
◆モデルプレス:三吉彩花が涙「1回自信を失くしたんですけど…」
        ムロツヨシ、三吉彩花の普段着に大興奮「スポーツブラに透明のシャツを着てるんですよ!」
◆クランクイン!:三吉彩花、矢口史靖監督から手紙のサプライズに感涙
◆ORICON NEWS:ムロツヨシ、三吉彩花のスポブラ&透明シャツに驚き「この姿の隣で走りたい」
◆ザテレビジョン:三吉彩花、矢口史靖監督からの手紙に感涙!「自信が出てきました」
◆MusicVoice:僕の目に狂いはなかった―、三吉彩花、監督の言葉に涙 撮影中に失った自信
◆MOVIE Collection [ムビコレ]:三吉彩花、矢口史靖監督からのサプライズ手紙に号泣!
◆映画ログプラス:三吉彩花、矢口監督からの手紙に大号泣!やしろ優、chay、三浦貴大、ムロツヨシ、宝田明が笑顔でポーズ!
◆シネマトゥデイ:ムロツヨシ、三吉彩花の私服にドキッ!ロケでの遭遇秘話明かす
◆映画.com:三吉彩花、「ダンスウィズミー」矢口史靖監督からの手紙に“感涙”

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【19-057】ダンスウィズミー ★★★☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開初日のダンスウィズミーを鑑賞してみた。

一流商社に勤務する鈴木静香(三吉)は、曲が流れた途端に歌って踊らずにはいられなくなるという催眠を催眠術師(宝田)にかけられる。
翌日から静香は、テレビから流れる音、携帯電話の着信音、駅の発車メロディーなど、ちまたにあふれる音楽に体が勝手に反応してしまう。
なんとか術を解いてもらおうとするが、催眠術師はどこにもいなかった。


矢口監督の脚本と言えば、当然主人公は「鈴木」。
今回も三吉ちゃんが「鈴木」です。
と言う前振りはさておき、矢口監督の初期の「ひみつの花園」が大好きな自分ですが、ここ最近の矢口監督作には少々物足りなさを感じている所もありました。
そして今作。
何て言うかね・・・良くも悪くも手堅いコメディになってると思うのですよ。
昔の作品は、いい意味で馬鹿馬鹿しさが笑いを呼ぶ所はありましたが、この映画も言う程笑えなかったなぁ・・。
と言うのも、「踊りたくも無い」「ミュージカルをバカにしていた」という主人公が踊らずにはいられなくなるという事がドタバタを生むはずが、後半はコーチン名古屋を追いかけるロードムービーになってしまい、踊っちゃうシーンがさほど観られなくなってしまうのは拍子抜けです。

で、まあコメディなんだから細かい整合性なんかどうでもいいと思いつつ、何か色々と雑な展開が目立ってしまいました。
・序盤のプレゼン場面で踊ってしまい、フロアじゅうを滅茶苦茶に。
 →滅茶苦茶はいいんだけど、それで「おかげでプレゼンが成功」ってのは無理があり過ぎる。
・静かなレストランで誕生日ソングをきっかけに踊り狂ってしっちゃかめっちゃかにしてしまう。
 →そのシーン自体は非常に良いのだが、なぜにあそこで「ねらいうち」なのか、選曲意味不明です。
・途中の半グレ集団とのエピソード
 →車の液漏れから足が付くのも強引だが、何よりもダンスバトルをしてそれでおしまいというのが取って付けた感満載。
・途中であったシンガー(chay)とのエピソード
 →自分には尺稼ぎのエピソードにしか見えなかった。あそこで結婚式会場で暴れて終わる意味が分からん。
  それ以前に「ウエディング・ベル」では踊りだしてねーし。
  っていうか、自分のような昭和世代の中年には結婚式で「ウエディング・ベル」をかます意味がすぐ分かるが、平成世代には分からないのでは?
  更に、ひと暴れ終わって、最後に車を返したり、その割にはお金を置いて姿を消してたりと言うのも全部が雑。
・翌朝には出社しないといけないのに、前日夜に札幌でドンチャンやって、でもちゃっかり翌朝に都内に出社できるの?

と、「そこを突っ込むのはナンセンス」と分かりつつも、こうも重なると気になってしょうがなかったです。
極めつけはラストの主人公の行動意図。
あの旅のどこに「一流企業を辞めてあの太っちょ女と行動を共にするのか?」の理由があるのか、自分にはそこまでの2人の友情みたいなものが感じられなかったんですよね・・・。

で、肝心なダンス(ミュージカル)シーンですが、まあ三吉ちゃんは頑張っていたとは思います。
でも、もっと弾けるとか、バッキバキのキレッキレで踊るとか、ぶっ飛んで欲しかったのは自分だけでしょうか?
レストランのシーンとかは良かったけど、それ以外はあまり印象に残って無い気もします。
三吉ちゃん自身は背も高いし手足も長くてダンスが「映える」はずなので、それをもっと大胆に表現しても良かったのでは?

他のキャストは・・・・
・やしろ優:キャラ的には良い。芝居も頑張ってる。三吉ちゃんと並んだ姿を見て「C-3POとR2-D2か!」と突っ込んだのは自分だけ?
・chay:カワイイけど前述の通りストーリーには絡み切れていないのは残念。
・ムロツヨシ:福田監督作品と比べて大人しい印象でした。

最後に・・・、個人的にとても残念な事があるのですが、色々レビューを見ると、序盤のダンスシーンで三吉ちゃんがパンチラしてたそうな。
う〜ん、寝ないでちゃんと観てたはずなんだけど、気付かなかった自分が悔しいです(; ̄Д ̄)
わざわざパンツを観にもう1回劇場へ・・・とは行きませんので、いつかTV放送されたら確認してみます・・・。

◆パンフレット:820円

ダンスウィズミー
※右側のは劇場で手配りされてたキャンペーンチラシです。

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【19-056】ゴーストランドの惨劇 ★★★★☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
入場者特典チラシに釣られて・・という訳でも無いが、ゴーストランドの惨劇を観てみた。

双子で気ままな姉のヴェラと内気な妹のベスを育ててきたシングルマザーのポリーンは、片田舎にある叔母の家を相続し、娘たちを連れて引っ越す。
だが、新居に到着して早々2人組の暴漢が家に侵入し、ポリーンは娘を守ろうと必死に抵抗する。
その出来事から16年後、ベスは小説家として成功したが、ヴェラは心を病んでいた。


2009年に観て、その「痛さ」が衝撃的だった「マーターズ」。
後にリメイクもされた作品だが、そのオリジナルの方の監督だったパスカル・ロジェの新作です。
それだけで何だかワクワクします。

「2度と見たくないけど、2回観たくなる」「映画史上最も不快なトラウマ映画」というコピーが踊る映画だが、まあ「マーターズ」に通ずるものも感じられる「女性をいたぶる映画」という意味ではトラウマ必至とも言える。
とにかく、神取忍と対戦したジャッキー佐藤か、世志琥とセメントやった安川惡斗か!ってくらい女性が顔面変形ボコボコにされます。

被害に遭う姉妹と母という女だらけの家に押し入った意味の分からない暴漢(こいつらの背景がほとんど描かれないのが却って恐怖です)との描写が大きな割合を占める映画ですが、「姉と妹、過去と未来、事実と虚構」というコピーにこの映画のカラクリのヒントが隠されています。
これはネタバレしないで観る方が断然面白さが違います。
また、序盤から散らばっている「伏線」もあるとの事ですが、ハッキリ言って自分は全部は分かっていません。
そのあたりが「2度と見たくないけど、2回観たくなる」と言うコピーにも繋がっています。

と、何だかこの映画の惹句に色々と込められ過ぎてるきらいはありますが、話を戻すと、やっぱりこの映画の「見どころ」と言っては御幣があるかもしれないが、やっぱり「暴行シーン」や「お股の臭いクンクン」といったような「変態不快描写」が挙げられます。
それに加えて、中盤に明かされるこの映画の「トリック」で、更に絶望感が増します。
このカラクリはネタバレしちゃうと面白さ激減するので、ぜひ劇場で確認してほしいです。
(なので、この記事でもほとんど突っ込んだ事が書けません!)

どことなく「悪魔のいけにえ」を感じさせる所もあるのでは?と個人的に思える作品。
"特別出演"のラブクラフトのシーンだけが何となくホッとする場面だが、それ以外はかなり不快ですので、心して観よ!

◆パンフレット:700円

ゴーストランドの惨劇

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【19-055】サマー・オブ・84 ★★☆☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
今年は映画観賞頻度が著しく落ちていますが、そんな中でもホラーのサマー・オブ・84はしっかりチェック。

1984年夏、15歳の少年デイビー(グラハム・バーシャー)は、オレゴン州の小さな町で暮らしていた。
その近くで、子供たちばかり狙われる連続殺人事件が起き、デイビーは向かいに住む警察官マッキーが犯人ではないかと疑う。
デイビーは親友のイーツ、ウッディ、ファラディと一緒に捜査を始める。


全体的に「スタンド・バイ・ミー」「グーニーズ」臭が漂う設定だが、この「クソガキども×ホラー」という組み合わせは「IT」のヒットにあやかったものなのかな?
(製作年
と言っても、こちらの映画はピエロとかモンスターは出て来ません。
世間を賑わせている連続殺人犯が実は隣人(警官)なのでは?という妄想たっぷりの主人公ガキが捜査を始め・・・って感じなんですが、とりあえず序盤から「ガキの妄想・・・と見せかけてガチだったって話でしょ?」と思いっきり分かってしまうので、あえてそのつもりで観て、想像を超えてくるのを待っていました。

ん〜、「100%想定の範囲内だった」とは言いませんが、ほぼ思った通りなので、個人的には意外性は少なかったかな。
もちろん、終盤、ガキ友達の1人が〇〇されちゃうシーンは「そこまでやっちゃうか!」とも思えたし、結局バッドエンドと言える結末は数少ない意外性でもあったので、そこは評価しています。
しかし、「サイコホラー」とも言えるお話の割に、サイコ度はあまり目立たないのはガッカリです。
子供が主役ゆえにグロ度は求めていませんでしたが、もっと犯人のペドフィリア(小児性愛者)的なものが際立っていればバッドエンドの恐怖度も上がったのでは?と感じます。

さほど尺は長くないものの、中盤ちょっとストーリー展開が停滞してたようにも感じたのは、主役がガキゆえにスピーディーで衝撃的な展開が望めなかったという事もあるかもしれないが、終盤はまずまず盛り返してただけに減点要素と感じ、採点はやや辛めです。
もっとも、これは自分がホラー観すぎの変態だからであって、普通のレベル(それほどホラー慣れしていない人)にとってはちょうどいい塩梅なのかもしれません。
果たして、変態レベルの自分が気に入るホラーは年に何回お目にかかれることやら・・・

◆パンフレット:600円

サマー・オブ・84

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【19-054】チャイルド・プレイ ★★★★☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
1コ前に観た「ポラロイド」と同監督の作品でもあるチャイルド・プレイを鑑賞。

引っ越し直後で近所に友達がいない少年、アンディ(ガブリエル・ベイトマン)は、誕生日に母親(オーブリー・プラザ)からバディ人形をもらう。
その人形は最先端テクノロジー企業・カスラン社の新商品で、音声認識やセンサー付きカメラなど高度な機能を備えていた。
人形は“チャッキー”と名乗り、アンディに一番の親友だと話し掛ける。しかしこの人形は欠陥品だった。


いや〜、ほぼ事前知識を入れずに観たので、てっきりリメイクと思い込んでいましたが、「人形が殺人鬼に」という事以外はほぼ原型を留めない「リブート」作だったんですね。

そんなわけなので、オリジナルの肝だった殺人鬼チャールズ・リー・レイも出て来ません。
従って、レイの魂が人形に移るという事もありません。
では何かというと、一言で言えば「AIの暴走」でしょうか。
いや、正確には「暴走」というよりも「制限が外れた」と言うべきか。
「制限」ってのは、例えば「人を傷つけない」とか「下品な事を言わない」とか、イケナイ事をしないように制限するモジュールの事なんだけど、今回の人形が製造されているのがベトナムの辺鄙な工場。
ここでパートのオバチャンやらオッサンが1つ1つ手作りで人形を仕上げてるんだけど、「さぼってんじゃねーよ。おめーなんかクビにすっぞ!」と嫌みを言われたオッサンが頭に来て、この制限モジュールをremove(削除)してそのまま出荷しちゃうってのがきっかけなのです。
まあ、このへんのエピソードは何から何までがツッコミどころ満載なんですが、それに輪をかけるように、その不良品人形が返品されるや、本来はメーカー返品しなければならないのに、半ば脅し同然で無理矢理自分のものにしちゃうシングルマザーっていうシナリオも凄いです。

で、その後は要するに「ご主人様」のアンディ少年に仕える身として、アンディが「いなくなっちゃえ」とか言ってるのを聞くと、その対象を殺しに行っちゃう的な流れになります。
(ただし、終盤はただの無差別連続殺人犯みたいな凶悪人形になっちゃうけど)
まあ、その殺し方・殺され方もまずまずグロくて、ホラー的には面白いし、盗撮デブオヤジの殺人場面に至っては「何でそんな所に立つのよww」って突っ込みからの電動ノコで・・・という笑っちゃうような流れもそれはそれで面白いです。

そんな殺人鬼チャッキーは、もはや自分の知っている「チャイルド・プレイ」のチャッキーというよりも、むしろ「ターミネーター」化してる印象です。
本来であれば、そんな殺人鬼化してもなお、アンディとの主従関係とか友情があったりするのが悲哀感を高めると思いきや、自分にはそれはほとんど感じられず・・・。
結局、ちょっとでもドラマ性を求めようとするとガッカリな感じもありますが、自分はむしろシンプルに「ホラーとして」という所にポイントを置いたおかげでけっこう楽しめました。

そして、あちこちで言われている「チャッキーが全然可愛くない」問題。
うん。確かに全然可愛くないです。あんなのがバカ売れしている理由が全く分からないレベルです。
でもいいじゃないですか。声がマーク・ハミルなんですよ!(もはや無茶苦茶な理由だなww)
可愛い人形が見たけりゃ、同時期に上映されている「トイ・ストーリー」に行けばいいんですよ。

そんなわけで、グロさも上等。ツッコミどころも満載なB級ホラーとしての評価として4点です。
「You are my buddy♫」ってのが耳について離れないですが、それもまた楽しです。
また「buddi2」が何かやらかす続編が出来たら観に行きますよ。

◆パンフレット:販売無し

チャイルド・プレイ

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