映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【20-070】人狼ゲーム デスゲームの運営人 ★★★★☆
category: 2020年の映画レビュー | author: moeru-movie
毎作品観ているシリーズなので、今回も人狼ゲーム デスゲームの運営人を観てみる事に。

人狼ゲームの運営人の一人としていつものように参加者を運んでいた正宗(小越)は、かつて家庭教師として教えた女子高生の夏目柚月(桃果)が参加者に含まれていることを知る。
たとえ運営本部に殺されようと彼女を救いたいと考えた正宗は、ほかの運営人や観客に気付かれないように彼女に参加者全員の役職やどのような嘘をつけばいいのか、といったアドバイスを伝える。


まず、歴代の人狼ゲームの作品は全部劇場で観ているのですが、採点を振り返ってみましょう。
・人狼ゲーム(桜庭ななみ、竹富聖花):★★☆☆☆
・ビーストサイド(土屋太鳳、森川葵):★★★★★
・クレイジーフォックス(高月彩良):★★★★☆
・プリズン・ブレイク(小島梨里杏):★★★★☆
・ラヴァーズ(古畑星夏):★★★☆☆
・マッドランド(浅川梨奈):★★★☆☆
・インフェルノ(武田玲奈):★★☆☆☆

世間一般的には、このようなB級ホラー(演者は芝居経験が少ない人も多い)って事で採点は渋めですが、自分はもともとB級好きだし、次世代の役者には寛容なので、内容的に面白ければ高得点付けてます。
採点は「ビーストサイド」で満点を付けて以来安定してたんですが、前作「インフェルノ」では遂に平均割れ。
これはTVシリーズ「ロストエデン」を観ていない事が大きな要因でしたが、とにかくシリーズの興味としては、自分の中では下降線になっていた事は否めません。

この人狼ゲームで自分が評価しているのは「毎回何らかのオリジナル趣向を入れてきており、マンネリにはなっていない」と言う事が挙げられます。
人狼ゲーム自体は知られてますからね。毎回ただゲームしてるだけじゃあシリーズは続きません。
そんなシリーズの最新作は、ズバリ「運営側」に大きくスポットを当てている点が新しいポイントです。
もちろんゲームをやる為に集められて実際に人狼ゲームをやる子たちは出て来ます。
そのゲーム自体は「役職は事前にお客さんには示される」パターン(これ自体は過去作にもあったパターン)ですが、運営側の人間に、「その参加者の知り合いが居る」と言う事で、何とかその子を勝たせて助けてあげようとする展開が今回のオリジナル要素となっています。

この「助けられようとする女の子」に対して、役職者の一覧メモを渡す事に成功するんですが、そうする事で、通常の人狼ゲームの駆け引きに加え、「全てを知ってるんだけど、それを悟られずに上手い事人狼を消去する」といった別の心理描写が出てきます。
この事で、人狼ゲームにおける「勝つための身の振り方」「自分が指名されないようにする言動」「人狼と思われる人を如何に早く排除するかの誘導」といった中級〜上級のノウハウも観て取れます。
ただ、その反面、肝心の人狼ゲーム参加者個々のキャラが少し薄めになったり、「運営側がどうやって特定の子を勝たせようとするか」という観点になったが故に、通常の人狼ゲームとしての面白さは無くなってしまった点と、犠牲者の「殺され方」が全くもって淡泊になってしまった点はトレードオフになってしまいました。

終盤は正宗くんが柚月ちゃんを勝たせようとするも絶体絶命。
しかし、そこで意外な事実が分かると言うドンデン返しがあり、更に大オチとしてもう1つ意外な要素まで明らかになる所は「そんな事あるかよww」とツッコミを入れつつも、展開としてはこれまでに無いパターンで十分楽しめました。
今回は原作者の川上亮氏が監督を務めているのだが、特に不満無く観る事ができました。

さて、演者の方ですが、今回は今までと違って、いわゆる「主役級」と言う点では運営側の男がクレジット上位になっております。
次世代女優目当ての自分としては、あくまでも女の子重視なんですが、そういう点では、ハッキリ言って今までの作品での知名度レベルに達している女の子はほとんど居ません。
実際、それなりにアンテナ張ってる自分が見ても、辛うじて山之内すずを知ってるくらいで、あとは良く分かりません。
今までの作品であれば主役となったであろう人狼ゲーム参加者の中心となる女の子(正宗くんに助けられる女の子)は桃果ちゃん。
全く知らん!と思ってましたが、2年前の小松菜奈「恋は雨上がりのように」で小松菜奈の陸上部の後輩役で「100mの大会に出る事になったけど、先輩みたいに11秒台に届かなくて」みたいに言ってた子だったんですね。
制服スカートがミニ過ぎるのに絶妙にパンツが見えないのがもどかしい(変態かよww)ですが、とても可愛いです。
後はこの映画ではヒール(悪役)的な立ち位置の人狼である佐竹役の朝倉ふゆなちゃんは、実は5年前に「くちびるに歌を」の舞台挨拶で当時15歳の姿を見ていたんですが、全く覚えてません・・・。
※ちなみにその当時の姿はYouTubeでも観る事が出来ます。まだ幼い恒松っちゃんも出てますね。
他の子の中にも、過去自分が観てきた映画に出演しているけど覚えてないパターンの子も居るので、機会があれば見直してみます。
さしあたって、運営側の坂ノ上茜ちゃんは「見えない目撃者」(吉岡里帆主演)に出ていたようですが、WOWOWでの録画があるので観直します。

ここまで来たら、もう2年後でも3年後でもいいので、また新しい要素を入れた新作を出して欲しいと思っておりますが、果たしてどうなるでしょうか・・・??

◆パンフレット:販売無し

人狼ゲーム デスゲームの運営人

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【20-069】さくら ★★★★☆
category: 2020年の映画レビュー | author: moeru-movie
小林由依が出ている事もあり、さくらを観てみる事に。

消息不明の父親が2年ぶりに家に帰ることになり、長谷川薫(北村)は実家に向かう。
2年前、家族は長男・一(吉沢)の死をきっかけに離れ離れになっていた。
薫は妹の美貴(小松)の誕生や愛犬のサクラとの出会いなど、幸せだった日々のことを思い浮かべる。
そして大みそか、家族にとって奇跡のような出来事が起きる。


観てる最中は「これは良い!」と思いながらも、節々で「??」というモヤっと感が出てきてしまうというパターンの映画で、終わってみれば満点には届かずの残念な結果でした。

テーマ自体は重いっちゃあ重い。でも、全編に渡って鬱展開という事でも無く、ハッピーな場面も多いので、それなりに興味を持って観続けられます。
両親と兄弟妹に飼い犬1匹。
話は「兄が亡くなってから姿を消してた父が2年ぶりに帰って来た」という所から始まり、過去に戻って時系列に描かれていますが、その過去の最初が愛犬「さくら」を飼い始めた頃。
タイトルが「さくら」でもあるので、よっぽど重要な位置付けの犬なのかと思っていたが、結果的にはそうでもなかったです。
後述のクライマックスでは重要と言えば重要なんだけど・・・。

そしてその兄弟妹の3人。どいつもこいつも美男美女の兄弟妹です。
兄ちゃんがヒーロー的な頼もしい男で、弟妹はそのお兄ちゃんに憧れていたのに、ある事故をきっかけにヒーロー兄は車椅子生活に。
この兄弟の芝居は割と落ち着いた感じだけど、ポイントは妹の小松菜奈ですよ。
ハッキリ言って「狂気」すら感じるサイコパスな所もあるんじゃないかと思わせる役だけど、とても良かったです。
最近の「糸」は観てませんが、観るごとに芝居の質が上がっている気がします。
この妹ちゃんは、カワイい妹なんだけどやってる事はかなり度を越していると言う事から、感情移入できるか否かは分かれるところですが、ある意味この映画の「真ん中」にいるキャラだと思います。

で、この兄弟妹それぞれの「親密な人」がそれぞれ登場するんですが、その誰もが「その後」が放置され、モヤっとする感が残ったのが不満の1つです。
お兄ちゃんの彼女だったけど引っ越しで離れ離れになった優子さんは、妹による「手紙の一件」があったまでは描かれたけど、結局その後は放置。
弟くんと体の関係まで持った秀才の「ゲンカン」に至っては完全に「童貞喪失の相手」だけで使い捨てです。
そして妹に同性愛的な感情を持ち、卒業式の会場で啖呵を切るカオルちゃんこと小林由依も、結局その後の付き合いとかは一切描かれず。
「水谷果穂」「山谷花純」「小林由依」という自分のレーダーが引っかかりまくる3人が使い捨てだったのはもったいないですね・・・。

他にも、兄の死後、何故父は家を出たのか、家を出て何をしてたのか、何故戻って来る事になったのかも一切説明が無いのも不親切だし、何よりも最愛の兄が亡くなり、精神的に壊れていた妹が父帰宅の「現在」では、それなりに普通に戻っているように見えており、その間の「再生」なり何なりの変遷が全く無いのも消化不良でした。

そもそもこの映画は弟くん(北村)のモノローグで多くの心情が説明されるので、画の方で理解しようとすると「?」な所も幾つかあるんです。
例えば兄の葬儀会場でショックのあまり失禁してしまった妹が会場を出て行くシーンで「綺麗な子ね」と言った声に対して「殺したいと思った」というモノローグがあるんですが、ハッキリ言って「殺したい」とまで思わせる言葉だったかと言うとそうは思えず、何が彼の殺意を刺激したのかサッパリ分かりません。

そしてコピーにもある「大晦日に起きる事件の後に長谷川家に訪れる奇跡」というクライマックスですが、これもハッキリ言って奇跡でも何でもありません。
「さくら」が死にそうと言う事で病院を探しに奔走する一家・・・までの流れは良かったのに、オチが酷すぎます。正直ガッカリです。
(結局、何で一家がパトカーで帰ってるのかも良く分からん。運転手父が連行されたので送迎してあげてるの?警察がそんな事するか??)

と、そんな感じで、せっかく全体的には泣き笑いもあったし役者の芝居も良かったのに、話が雑な所が気になったのが減点でした。
その他の印象ポイントですが・・・・
●下ネタが多い
 ・性教育シーンでは、どストレートに「おちxちx」とか言ってる。
 ・まあそれれはそれで良いけど、何故かもう良い歳の兄弟が一緒に風呂入るのは男兄弟の自分から見ても考えられません。
  しかも軽い下ネタ話までしてます。
 ・その下ネタ話は100歩譲ってアリとしても、その話の後のポンプからシャンプーがピュッ!っていうシーン(誰がどう見ても射精を連想させている)って居るのか?
●小松菜奈の色々
 ・必要以上に丈の短いショーパン姿が多い(脚長っ!)
 ・脚の露出に加えて、胸元がゆるゆるの服もあるので、そこに目が行ってしまい、話が頭に入って来ないww。
 ・挙句の果てには、兄の「形見」的なアイテムである「クルミ」を使って「xxニーシーン」まで見せちゃってる。まさに「美貴の異常な愛情」です・・・。

そんなわけで、自分が「小松菜奈目当て」(+小林由依目当て)という事もあり、その点では満足できましたが、お話は少々残念だった印象です。
原作はどんな感じか分かりませんし、映画は尺の制約もあるので難しいですね。

最後に、「主役」でもある犬の「さくら」ちゃんですが、すごく芸達者と言う訳では無いですが、とてもカワイイです。
複数のCMやドラマにも出ているらしく、パンフには他の出演者と同じくらいのスペースで紹介されてたのが笑っちゃいます。

おっと、もう1つ、小林由依ですが、この映画では「小林由依(欅坂46)」のクレジットです。
製作時はまだ欅坂ですからね。それは当然として、その後にこの映画と同じ名前の「櫻坂」に改名するとは夢にも思わなかったでしょうね・・・。

◆パンフレット:850円

さくら

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【20-068】ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−(ネタバレあり) ★★☆☆☆
category: 2020年の映画レビュー | author: moeru-movie
自分の好きなテーマの映画に思えたドクター・デスの遺産−BLACK FILE−を鑑賞したですよ。

警視庁捜査一課の敏腕刑事である犬養隼人(綾野)は、バディである高千穂明日香(北川)と共に終末期患者が次々と不審死を遂げる事件を追う。
捜査を進める中、依頼を受けては終末期患者に安楽死をさせる「ドクター・デス」と呼ばれる謎の医師がいることが判明。
苦しませることなく、被害者たちの命を奪っていくドクター・デスの目的と正体を探る犬養と高千穂だったが、腎臓病に苦しむ犬養の娘・沙耶香が、ドクター・デスに自分の安楽死を依頼してしまう。


う〜ん、序盤の掴みは良かったと思うんだけどねぇ・・・。色々な人のレビューでも書かれている事が同感で、自分も「ガッカリ」と感じた一人です。

特に高額報酬を得る訳でも無く、安楽死を望む人(もしくは親族)の依頼で「殺人」を犯す。
それは法的には「犯罪」なのだが、誰も不幸になっておらず、むしろ感謝すらされる。でも犯罪は犯罪。
誰の仕業か?真の目的は??
と書くと凄く面白そうですよ。しかし・・・・

「犯人(演者はシークレットなので、そこは伏せておく)はただの快楽殺人者(サイコパス)でした」というだけで、何の深みもありません。
終盤はもはや「安楽死」という大事なテーマすら「殺人の為の手段」に成り下がり、深掘りもされずに放置されてしまいます。

思えば、もう前半から「?」なシーンが幾つもありましたよね・・・。
・医師"役"のホームレスと雛森はどこでどう繋がったんだ?ホームレスは何のためにそんな茶番劇に参加したんだ?
 (雛森の生活はむしろ困窮しているようにも見え、報酬目当てとも思えない)←報酬もらえてたら、いつまでもホームレスしてないしね。
・その医師"役"の顔が似顔絵で明らかになる流れが出来過ぎ。
 ⇒嘘証言の集まりで似ても似つかぬ似顔絵数枚から「本当の顔」を導き出す流れが都合良すぎ。
・僅かに映り込んだ超不鮮明画像から犯人の姿をつきとめ、身元を特定するまでが早すぎる。(最近の捜査もあんなに有能なの??)
・「ホームレスのオッサン+貧乏中年女」があのサイトを運営しているとは思えない。まあ、言っても掲示板があるだけで殺風景なサイト(ハッキリ言ってショボい)だけどね。

で、終盤はもっぱら犬養親子VS犯人の構図です。
そもそも、犯人は犬養の娘(沙耶香)が何の病気でどこに入院してるのを知ってるのか?そして易々と医者のフリをしてして病室まで入れるのか?(病院ってそんなにセキュリティがガバガバなの?)っていう所からして分からないんですが、最終的に小学生の女児を相手に「安楽死を誘導」しちゃうんだからもう無茶苦茶です。
100歩譲って、小学生が「自殺」という手段を選ぶ事は現実でもある事なので有り得るとしても、サイトの掲示板を通じて安楽死依頼の書き込みをするってのが自分としてはどうしてもしっくりと来ませんでした。

そんな形で興味が急激に薄れた事も有り、娘の誘拐現場が河口湖だと気付いた犬養と、何故か犬養が河口湖に向かった事を知ってる高千穂もバイクを奪って単独で追跡するんですが、2人とも現地の警察に連絡して捜索してもらおうとかいう考えは無いのか?と思ってしまいます。
そして河口湖で対峙する犬養と犯人。
一度は手錠をかけて犯人を確保する犬養だが、高千穂が駆けつけると、何故か形勢逆転して捕えられてるのは犬養・・・(; ̄Д ̄)
恐らく、逮捕前に打たれた注射が効いて気でも失った隙に逆転されたんだろうと思うが、何だか締まりません。

そんなわけで、終わってみれば「ツッコミ映画」になってしまっていた印象で、綾野&北川が「警視庁捜査一課No.1コンビ」ってのも説得力無い「バディ・ムービーの成り損ない」にも見えてしまい、散々でした。
綾野剛のキャラも、肝心な所で取り乱したり感情の起伏が激し過ぎて暑苦しい(やり過ぎ)感が気になりましたよ・・・。

何だかツッコミばかりなので、ちょっとだけ「良かった要素」も・・・。
・沙耶香役の田牧そらちゃんは「AI崩壊」に続いて可愛らしいです。
・雛森役のシークレット女優のメイクでの振り幅が大きいのは驚き。ほぼノーメイクのオバサン顔とメイクばっちり顔の落差がスゴイ・・・。
・北川景子はスタイルいいな〜・・。

何だか見た目要素ばかりが褒め要素か・・・。

◆パンフレット:850円

ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−

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【20-02】タイトル、拒絶 【上映後】無頼挨拶
category: 2020年の舞台挨拶 | author: moeru-movie
いやいや、もう久しぶり過ぎて舞台挨拶記事の書き方を忘れてしまっていますよwww

と言う事で、2月頭の「転がるビー玉」以来、今年2本目となる舞台挨拶です。
ようやく今月になって、リモートでなく生の舞台挨拶も増えてきましたね。

■会場:109シネマズ川崎
■座席:C列
■MC:伊藤さとり
■登壇者:伊藤沙莉、恒松祐里、山田佳奈監督

いちおう色々メモったんですが、久々でメモもグダってるので、適当に絞って紹介します。
※下記動画は渋谷シネクイントのものです。

●ご挨拶
伊藤「カノウ役の伊藤沙莉です。ほぼ満席でお会いできて嬉しいです」
恒松「さっきの劇場(注:シネクイント)も凄かったけど、ここも満席で嬉しいです」
監督「渋谷、新宿でいらっしゃった顔も居るみたいですが、2日目も満席が続いて感無量です」

●撮影の思い出
伊藤「2年前に10日?11日間で撮りました。短い期間だけど濃かったです。胸が痛いシーンが多いけど、現場は和気藹々としてました」
恒松「みんな芝居の仕方や雰囲気が違って刺激的。ワクワクした現場でした」
監督「監督は俳優たちが居る部屋とは違う所に居るんですが、たまに俳優部屋に行くとキャッキャと話してる。沙莉と(森田)想が倍速で速い。それを遠巻きに見る池田、スクワットをする般若ww。INする時はきゅっとしてたけど、戻るとワイワイしてました」

●不安は無かった?
恒松「楽しそうでした。私は緊張しないんで」
伊藤「みんな"や〜い"と言う感じで空気は柔らかかったです」

●キャストの拘り
監督「本があるので、立体的に人に重みを持たせてくれる人を選んだ。それぞれ役割があって人間の居方が違う。沙莉は俯瞰でエネルギーを得て自分に落としていく。マヒル(恒松)は中に居るけど遠くに居る。自身の持ってるプロフィールと役のプロフィールが合致できる所が無いと上手く行かないと思う」

●緊張したシーンはある?
伊藤「独白の所は覚えられるかな?と思った。冒頭のポン引きの看板の所のシーンは1発目で1シーン目。そこから俯瞰の人間になりました」
監督「バッチリでした。トリハダ立ててね」
伊藤「寒かったです」
恒松「後半に心が露わになるシーンは、順撮りに近かったので、感情を持って行かないとと思ってちょっとずつ負荷を与えてました」
監督「順撮りでは無いですよ。モトーラちゃんとのシーンは鳥肌立ちました。嘘じゃない言葉のラリーだけど、それぞれ一言ずつ台詞を足してました。目の色が2人とも変わって、その空気を観ている自分が贅沢だと思った」
恒松「モトーラちゃんとは、全く同じ日に生まれたんですよ。それも運命です」

●好きなシーン
伊藤「マヒルちゃんは鳥肌ですよ。"カノウちゃんみたいになりたかったぜ"の所は「ぜ」しか返さないんですが、そうなるよね。何て返したらいいか分からないですよ」
恒松「ヤヨイちゃんのシーン」(詳細メモしきれず・・)
監督「ヤヨイちゃんはオーディション組なんですが、ガチガチ過ぎてどうしようもなかった」
監督「途中でアンドロイドの件がありますが、鶯谷駅(注:冒頭のポン引き看板前シーン)ではウグイスの音声が流れるんです。それがアンドロイドで、生きてる鳥が彼女。最後の葬式のシーンでは生のウグイスの声が入ってます。あと、ヤヨイが持ってたウサギのぬいぐるみは、前半で棚に入ってます」

●最後に一言
伊藤「楽しみにしてたので、今日が迎えられて幸せ。何を感じられたか、観れば観る程変わるので、2〜3回観てください」
恒松「3人で挨拶が出来て嬉しかった。自分の声で直接思いを伝えられた事が嬉しい。何か心に届く作品になってると思います」
監督「2日目なので、まだ限られた方しか観ていない。色んな事を感じてくれたらいいし、SNSの感想は俳優部も楽しみにしている。良いも悪いも受け止めるので応援よろしくお願いします。

この後、お客さんによる撮影タイムOK時間(10秒)も設けられ、女3人の舞台挨拶が終わりました。
恒松ちゃんの言った通り、やっぱり生の声で俳優さんの思いが聴けるのはいいですね。。
この後は、ジャックアンドベティに移動のみなさんですが、舞台挨拶行脚お疲れさまでした。


タイトル、拒絶舞台挨拶
★やっぱり思った。スマホカメラのズーム機能を使っても画質が粗くなるだけだと。


◆MAiDiGiTV提供の舞台挨拶動画



◆ORICON提供の舞台挨拶動画


◆マイナビニュース提供の舞台挨拶動画


◆映画のアークチャンネル提供の「舞台挨拶前の楽屋に突撃してカメラ渡してみた!」動画


◆映画ナタリー:伊藤沙莉、般若との共演シーンに「本当に殺されると思った」
◆映画.com:伊藤沙莉&恒松祐里、「タイトル、拒絶」山田佳奈監督に最敬礼

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JUGEMテーマ:出演者舞台挨拶

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【20-067】タイトル、拒絶 ★★★☆☆
category: 2020年の映画レビュー | author: moeru-movie
超久々に、舞台挨拶目当てでタイトル、拒絶を鑑賞です。

雑居ビルにあるデリヘルの事務所で、世話係としてデリヘル嬢たちから次々とぶつけられる不満や要望に対応するカノウ(伊藤)。
忙しく働きながらも彼女は、その場の空気を一変させる華やかさを持つ店一番の人気デリヘル嬢マヒル(恒松)と自分を比べていた。
ある日、若くてモデルのようなスタイルの女性が入店してくる。
それを機に、デリヘル嬢の人気の序列が変わり、店内の人間関係やそれぞれが抱える人生の背景が大きく変わっていく。


ズバリ、デリヘル嬢たちの「群像劇」と言えるお話でしょう。
しっかりとした起承転結がある訳でも無く、数人の主要な女子の日常を描いているとも言えますが、元々は舞台劇だったらしく、台詞回しとかも節々に舞台的なところが垣間見えます。
そんな女たちは、劇中の言葉を借りれば「底辺」な人たちなだけに、その日常も端から見ればロクなものではありません。

そんな女たちの群像の主役が伊藤沙莉。
リクルートスーツで風俗店に面接っていうのもぶっ飛んでるけど、結局デリヘル嬢は無理!って事で雑用のスタッフとして働いている。
主役なので、そこそこ目立つ場面はあるし、伊藤沙莉自身もとても上手く演じてはいるんだけど、いかんせん「カノウ」って子のキャラが弱く、感情移入はしづらいし、終盤の独白部分を除くと、意外と存在感は薄いと思いました。

逆にその伊藤沙莉をある意味「食って」しまったのが恒松祐里。
ちょっと前までJK役が板に付いてたと思ってたら、もう風俗嬢役だもんね。
と言うのはいいとして、彼女はいつも明るく笑顔を絶やさずに周りの人を和ませている女の子・・・・なはずなんだけど、その笑顔が全く心から笑って無いのが良く分かります。
本心に蓋をするように笑って取り繕うその姿は、きっと胸を掻っ捌くと闇だらけなんだろうとも思えるし、頭の中はサイコパスじゃねーかとも思える。
終盤、妹と屋上で話すシーンも、笑ってはいるけど心が泣いているのが分かります。
この「全然本心じゃない笑い」と「胸の中の闇とサイコパス感」を台詞とかでは無く、体で感じさせる恒松祐里の芝居は本当に素晴らしく、恒松祐里ファンなら絶対必見の1本と言えます。

その他「まさに"嫌な女"をストレートに案じた悪役的立場の佐津川愛美」「俯瞰で見ているベテラン風俗嬢の片岡礼子」「まさにクズ男の店長である般若」「『朝が来る』に続いてどうしようも無い女の森田想」「謎いっぱいで、最後まで掴み所が無い行平あい佳」「底辺女の集まりの中で1人違和感たっぷり美女の野崎智子」「野崎智子と正反対の意味で違和感たっぷり。存在そのものがアレな女・大川原歩」といった面々が時間の大小はあっても、それぞれ見所があります。

そんなわけで、伊藤沙莉目当てで観に行ったのに、すっかり恒松祐里にやられました。
5年前の『くちびるに歌を』で本人を見て(当時は現役JK)以降、出演作も多いので良く見ますが、これからも楽しみな女優さんです。
※下衆な事を言っちゃうと、チラ見せの下着姿もウホホです。但し、風俗嬢の話だけど、乳出しは一切ありません。
出演者ファンの方はぜひどうぞ。

◆パンフレット:800円

タイトル、拒絶

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【20-066】ザ・ハント ★★★☆☆
category: 2020年の映画レビュー | author: moeru-movie
割とグロいという噂を聞いたのでザ・ハントを観てみた。

広々とした森の中で12人の男女が目覚めると巨大な木箱があり、中には1匹の豚と数多くの武器が入っていた。
状況が飲み込めないまま何者かに銃撃された彼らは武器を手に逃げ惑う中、あるうわさが本当であったことに気付く。
それは、「マナーゲート」と呼ばれる一部の富裕層によるスポーツ感覚の「一般市民狩り」だった。
一方、狩られる側の1人であるクリスタル(ベティ・ギルピン)が反撃を開始する。


「何だか分からないうちに集められた人たちが人間狩りの標的になる」みたいな話は今までに何本もありました。
この映画もその類の話と思わせる滑り出し。しかも、のっけから結構な出血量だったりド頭を狙撃されて木端微塵になったりトラップに引っ掛かったりで、割とグロ度の高い殺戮シーンで掴んできます。
しかし、この映画では、その「獲物」になる人にも武器を与えるという点は変わってます。
それでも攻撃側の方が完全に優位に立っており、標的たちは武器を上手く使う間もなくどんどん殺されていきます。

そこで登場する女戦士。こいつが胸厚な上に戦闘能力がやたらと高い。(胸厚はこの際関係ねーかww)
一見普通の人に見える人たちも「敵」という事を見破り、反撃を開始。
すると攻撃側の方が意外とアッサリと殺されていき、最後は女対女のタイマンに・・・
という話で、「人間狩り」という観点で観ると、割とシンプルな話に思えますが、攻撃側と獲物の対立構造がリベラル層と保守層になっている点は日本人にはピンと来ないし、攻撃側の女ボスであるヒラリー・スワンクがこの「ゲーム」を始めようと思った動機も何だか無茶苦茶過ぎる点は個人的にはかなりのマイナス点です。
更に、ジョージ・オーウェルの『動物農場』が何度か印象的に語られていますが、これも自分にはピンと来ず。(動物農場なんて知らん!)
色々と政治的な風刺を描いているとは思いますし、それにトランプ大統領が変に反応してひと悶着あったりと言うのはエピソードとしては面白いんですが、ことごとく自分には「??」になってしまってちょっとガッカリです。

クライマックスの女同士の戦いもねぇ・・。最終的には非人間的な生命力になっちゃう所はいかにもB級映画の展開なんですが、若干コメディ要素をぶっこんでいた事は面白かったですが、戦闘自体は普通っちゃあ普通で、それほど記憶に残るものでもなかったかな。

そんなわけで、適度にグロくて胸厚女戦士も格好いい所は評価しつつも、政治的な風刺みたいなものがピンと来なかったのでこの評価です。
自分の頭が悪いのがいけないのかな・・・・。

◆パンフレット:販売無し

ザ・ハント

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【20-065】罪の声 ★★★★★
category: 2020年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開を楽しみにしていた罪の声を鑑賞。

新聞記者の阿久津英士(小栗)は、昭和最大の未解決事件の真相を追う中で、犯行グループがなぜ脅迫テープに男児の声を吹き込んだのか気になっていた。
一方、京都でテーラーを営む曽根俊也(星野)が父の遺品の中から見つけたカセットテープには、小さいころの自分の声が録音されていた。
その声は、かつて人々を恐怖のどん底に陥れた未解決事件で使用された脅迫テープと同じものだった。


いわゆる「グリコ・森永事件」をモデルにしたフィクションのお話です。
自分のようなリアル昭和世代の中年には、今でも記憶に残っている事件でしょう。
実際の事件は、犯人は捕まらずに迷宮入りしていますが、この映画ではいちおう犯人グループの存在や動機も描かれています。
その犯人の正体や動機は完全な創作ですが、事件の色々な状況はほぼ実際の事件と同じな所はリアリティがありました。

が、この映画は、ただ事件の1つの仮説を映画化した犯罪サスペンス映画ではありません。
実際の事件でも、脅迫に「子供の声」が使われており、そうなるともちろんその「声の主」が居る訳で、その子たちがその後どう事件と関わり、どういう人生を送ったのかと言う点にフォーカスが当てられています。

実際の事件では、何万人もの捜査員を動員し、何年も追い続けても犯人に辿り着かなかったのに、時効後に1人の新聞記者と1人のテーラーによって真犯人に辿り着くと言うのはフィクションのお話ならではですが、テーラーが「声の主」であり、その近親者が犯行に関わっていた事が分かった事で、トントン拍子に真実に辿り着くのもまあまあ納得できます。
実際、自分は「実在の事件のサスペンス」として観ても、長尺を感じさせない面白さがありました。
もっとも、この映画では警察の人間はほとんど登場しません。
もっぱら新聞記者が中心になっている所が特徴です。(新聞社の記者による捜査スキルって、あんなに高いのかな?)

そんな「現在」の捜査状況と、「事件当時」の場面とを行き来しながら話は進みますが、前述の通り、そこで中心となるのが「子供の声」の主です。
全部で3人の声が使われ、うち1人はテーラーの星野源と言う事は早々に分かりますが、残る2人(姉と弟)を探すというゴールに向かって話は進み、最終的に消息は判明します。
それなりに幸せになっている星野源に対し、姉弟の方は・・・というのがまた悲しいドラマにもなっています。
この数奇な運命は、ぜひ映画で確認して欲しいものです。
「犯罪謎解きサスペンス」でも面白いですが、この「人間ドラマ」を中心に据える事で、ラストの方はまた違った思いが心に残ります。

さて、キャストの方ですが、色々と印象に残る方が何名か居ます。
その最右翼なのは、何と言っても「声の主」の1人である宇野祥平サンでしょう。
とにかく色々な映画で脇役として登場する事が多いのにさほど目立ってない感じでしたが、この映画では体重も落として迫真の演技を見せてくれました。
最後に母親と再会できたシーンでは、思わず落涙してしまいます。
もう1人の声の主を演じた中学生の女の子が原菜乃華ちゃん。
「はらはらなのか」で本人を見てから3年経ちますが、だいぶお姉さんに成長してて親目線で観てしまいます。
正直、この子はバッドエンド過ぎて見てられないですが、それも原菜乃華ちゃんの好演の賜物と思っています。
そして映画では久々に見る梶芽衣子さん。
言ってももう70過ぎの婆さんなんですが、それでも往年の「さそり」の頃の美しい面影を残す素敵な婆さんですね。
70過ぎと言えば宇崎竜童や火野正平も素敵な爺さんとして登場してます。
このへんが爺さん婆さんなんですからね。自分も歳を取ったって事です。
そしてエンドロールで流れるUruさんの『振り子』も良い曲で聞き入ってしまいます。

最後に・・・・
「ロンドンの川沿いでの小栗旬と星野源とのシーンは缶コーヒーのCMみたいだ!」

◆パンフレット:820円

罪の声

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【20-064】きみの瞳が問いかけている(ネタバレあり) ★★★☆☆
category: 2020年の映画レビュー | author: moeru-movie
何となく・・くらいのテンションできみの瞳が問いかけているを観てみた。

29歳の明香里(吉高)は、思いがけない事故で視力と家族を失うが、明るく過ごしていた。
ある日彼女が、管理人と間違えて塁(横浜)という青年に話し掛けたのをきっかけに、二人は会話を重ねるようになる。
キックボクサーだった塁は、ある事件が原因で心を閉ざしており、笑顔を向けてくれる明香里は大事な存在だった。
やがて自分の過去が彼女の失明と関係していたことを知った彼は、高額な手術代を稼ごうと賭博試合のリングに立つことを決意する。


「肉体的にハンデのある女の子との恋」+「普通の地味な女の子とチンピラのようなグレた男との身分の違う恋」というベタドラマ要素の複合技です。
実はこの映画は、韓国映画「ただ君だけ」のリメイクで、更に遡ると、あのチャップリンの「街の灯」にインスパイアされた作品との事。

自分はこの手のベタドラマは割と受け入れて、素直に泣けるタイプなんですが、この映画は何故か入り込めませんでした。
やっぱり2人の出会いがフィクションのドラマとは言え、不自然過ぎるんですよね。
そもそも「通りすがりの駐車場の番をしているオッサンの所でドラマを観ていた」と言うのが奇怪過ぎるし、そのオッサンが突如失踪⇒代わりに流星くんが後釜に・・という流れはまだしも、目が不自由なら耳は効くと思いきや、流星くんをハナっからおじさんと決めつけ、何の警戒心も無く親しくなるのも強引。

この主人公の明香里ちゃん。目は不自由だけど、職場の同僚にも恵まれ(セクハラのクソ上司は居るが)、明るく過ごしていながらも、何故か孤独で友達は居ない感じで、この得体のしれない「駐車場の後釜おじさん(本当は流星くん)」とあっという間にいい感じになるのもベタベタです。

流星くんの方は、前に服役してた事もあり、悪い人たちに今も目を付けられている「地下格闘家」という設定。
でも、もうその裏世界からは足を洗って、またキックボクシングの表舞台でリスタートしようとするも、やっぱり裏の世界に引きずり込まれ・・・と言う設定も定番です。
ここまで来ると、何らかの落とし前をつけて、何とか足を洗ってハッピーエンドか、裏からは抜けられずに、殺されちゃうバッドエンドかという2択なんですが、まあ細かくは書きませんが、バッドエンドかとみせかけて、「生きてんのかい!」というミラクルでハッピーエンドですよ。さすがベタドラマです。

で、先ほど「出会いが不自然過ぎる」という事が入り込めない要因と書きましたが、更に中盤〜後半は色々とウルトラ低確率の偶然が起きすぎるんですよね。
「吉高&流星くんの関係」(吉高失明の事故に流星くんが絡んでた)とか、流星くんの最後の地下での格闘試合から2年後に流星くんの入院している病院に吉高がボランティアでマッサージに来る(視力が回復してる)とか、その時は気付かなかったけど、「あれが塁だ」と気付いた吉高が海で入水自殺寸前(これもイマイチ動機が伝わり辛いが)で見つけ出すとか。
「それを言っちゃあおしまいよ」がベタドラマたるものなんですが、今回は冷めてしまいました。

更に、これも「それを言っちゃあいかん」の事なんですが、流星くんの格闘技の描写が有り得なさ過ぎて笑ってしまう始末です。
いや、流星くん自身は非常に動きもいいし、体もグッドシェイプで素晴らしいんです。
だけど、試合展開が滅茶苦茶です。
「負けるために組まれた試合」なので、対戦相手が直前でムキムキのヘビー級外人になり、細身の流星くんはどう考えても勝ち目は無いんですよ。
で、試合でもボコボコに殴られ続けるのですが、あんなヘビー級にベアナックルに近い形で1発もらったら普通はそこで終わりですよ。
でも、何度殴られても立ち上がる。
まあ、「ロッキー」なんかもそうだったしね。ここはもうアニメか何か観ているような寛大な気持ちにならなくちゃいけないのに、試合が進むと、今度はグランドの体勢で完全にチョークスリーパーを決められてしまう。
これもねぇ、普通なら秒で失神ですよ。
ところが、流星くんは数秒耐えた後に、いとも簡単にスルっとスリーパーを抜けてしまう。
そしてそして、最後は捨て身の蹴り(竜巻蹴りのような浴びせ蹴りのような)1発で相手をKO。何じゃそりゃ・・・(; ̄Д ̄)
と言う事で、珍しくベタドラマに気持ちが入りきらずに平凡な評価に終わりました。

最後に、「吉高!ずっと胸盛ってるだろ!?」(と下らないツッコミを心の中で入れてた変態は私だけでしょうか・・??)

◆パンフレット:820円

きみの瞳が問いかけている

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【20-063】朝が来る ★★★★★
category: 2020年の映画レビュー | author: moeru-movie
それほど「観たい!」と強く思ってた訳では無かったが、朝が来るを観てみた。

子供に恵まれなかった栗原佐都子(永作)と夫の清和(井浦)は、特別養子縁組の制度を通じて男児を家族に迎える。
それから6年、朝斗と名付けた息子の成長を見守る夫妻は平穏な毎日を過ごしていた。
ある日、朝斗の生みの母親で片倉ひかりと名乗る女性(蒔田)から「子供を返してほしい」という電話がかかってくる。


まだまだ日本では浸透率が低く、何かと偏見の目で見られる事も少なくない「養子」をテーマにした作品です。
確かに、日本では「お腹を痛めて産んだ子」こそ本当の親子と言う見方が強く、代理出産や養子縁組はどこか差別される風潮がありそうです。
そんなテーマは自分とは全く程遠いものではありますが、そんな自分が観ても、この映画は刺さりました。泣けました。とても良かったです。今年の邦画BEST最有力候補です。

物語の前半は「育ての親」となる永作博美と井浦新夫妻の話で進みます。
夫の方が無精子症という事で妊娠が難しい中での不妊治療から断念に至るまでの夫婦の心理描写が丁寧に描かれ、そこから養子を取って我が子同然に愛情を注いで育てます。
そのかいあって、とても良い子に育った現在に、ある日突然現れる実母を名乗る女の出現。
そこからは生みの母となる蒔田彩珠の生い立ちストーリーへと変わっていきます。

まず、この構成がとても良いです。
栗原夫妻は残念ながら実子を授かる事を断念しながらも養子を引き取り、立派に育てていきます。
何の文句もありません。立派な人たちです。
そこに現れるのは、言ってみればチンピラ女のようなヤバい女。
何やら「ミステリー」と言う惹句も見えたこの映画のコピーから、養子の男の子を巡る犯罪系かと思いきや、そんな展開は無く、ひたすら「産みの親と育ての親」の人間ドラマで進みます。

この産みの親こと片倉ひかりの話に自分はすっかり感情移入してしまいました。
彼女はごく普通の純朴な中学生で、初めてのイケメンの彼氏も出来た。そりゃあ中学生でもチューくらいするでしょう。
そしてまだ初潮も迎えてないのに(劇中の台詞より)妊娠しちゃう。しかも、もう中絶可能な時期も過ぎてる。
結局、当別養子縁組をサポートする団体の施設のもとで出産し、子供は他の夫婦に引き取られていきます。
まあ、大人はこの子たちを非難する事もあるでしょう。実際、劇中でも親からは泣き、嘆かれ、隠れるように出産する羽目になります。
確かに大人から見れば軽率な行為だったかもしれないけど、ひかりちゃん自身はそんなに悪くはありません。

そして、この施設での描写もなかなか印象的です。
同じように「普通に出産できない後ろめたい事がある女性」という事で、ひかりちゃんと同室になる山下リオとか、恐らく今まで誰にも祝われた事が無いであろう誕生日にケーキをもらってハッピーバースデーを歌ってもらって涙する「まほちゃん」こと葉月ひとみのシーンも自分は無性に泣けてしまいました。

両親は極秘出産を「肺炎」と偽って学校を休ませ、出産後は高校受験に間に合うと、出産を「無かった事」にして日常に戻すのですが、本当にひかりちゃんの心に寄り添ってくれる存在は家庭にはもう無くなっていました。
直接的には描かれていませんが、結局高校にも行かず、家を出て施設に戻ったり(そこで働くために)しますが、その施設も閉められるという事でますます居場所が無くなります。
こうなると、いわゆる「転落人生」ですよね。
でも、根は真面目なひかりちゃんなので、風俗に落ちたりはせずに、住み込みで新聞配達のバイトで何とか暮らしている訳ですが、そこで知り合った女(こいつもどうしようもない転落女。演じた森田想が好演)の借金の保証人にでっちあげられ、ますます転落・・・。
そこで栗原夫妻に電話をかけ、前半の話に戻っていきます。

感情移入した栗原夫妻の前に現れたチンピラ娘に嫌悪感すら抱かせておいた後に同じシーンに戻ると、今度は完全にひかりちゃん側に情が移っちゃってます。
「あなたは誰ですか?」「あの片倉ひかりさんではありません」
ここでも彼女(片倉ひかり)は否定されます。
思えば、これまで否定されるばかりで承認欲求が満たされる事は無かった酷い人生です。
もう彼女は「嘘です。私は片倉ひかりでは無い」と自分自体を否定するしか無かった。
と、そこから先はネタバレになるので書きませんが、そんな片倉ひかりちゃんにも「希望」が見える結末になっており、救われた気分で映画を終える事ができます。

そんなわけで、何度も泣けました。何度も心に刺さりました。
その要因となるのが、何と言っても蒔田彩珠です。
先日観た「星の子」でも印象に残る芝居でしたが、この映画での「振れ幅」がとにかく凄い。
実際には高校生の彼女だが、中学生から20歳手前のチンピラ女まで実に違和感なく上手く演じており、もう「凄い。素晴らしい」の一言です。
一方の永作&井浦夫妻の芝居も素晴らしいです。
特にいつでも冷静に物事を見極め、子供を信じているお母さんである永作博美の芝居もまた素晴らしいです。
さすがにだいぶ老けてきたかなと思いつつ、それでも50歳には見えない童顔は健在で可愛らしいですよね。
そしてもう1人、養子縁組をサポートする「ベビーバトン」代表の浅田美代子の好演も見逃せません。
この人こそひかりちゃんが唯一心を許し、頼りにしている「母親」だったんだな・・と感じさせます。

上映時間は139分と若干長めですが、自分としてはあと10分足してでも「栗原夫妻の家を後にしたひかりを佐都子(永作)が見つけるまで」を描いて欲しかった(映画ではかなりアッサリとみつけてしまう)り、ひかりちゃんが借金返済していたが、あのお金はどこで調達したの?という疑問もあるにはありますが、まあそこは大した問題じゃないでしょう。

繰り返しになりますが、この映画での蒔田彩珠の芝居は必見です。
「三度目の殺人」では福山雅治の娘役、「友罪」では富田靖子の娘役(こちらも高校生で妊娠してしまう役)、「万引き家族」では松岡茉優の実妹役と、実は何度も目にしていて心には引っ掛かってた女優だが、この「朝が来る」で主役として立派に演じきって、もう忘れられない人になりました。

最後に、この映画のエンドロール後の「最後の5秒」(もう「監督・脚本 河瀬直美」の文字も消えて場内が明るくなろうかと言う寸前)に朝斗くんの「一言」が流れます。
「この台詞は要らない」という意見もチラホラ目にしますが、自分はこの台詞に救われた気持ちになったし、何よりもひかりちゃんが救われたと思う台詞でした。
例によって、この一言を聞かずして早々に劇場を後にするお客さんがたくさん居ましたが、実に勿体ないですよ・・・。
やっぱり映画は最後の最後までちゃんと観ましょうね。

◆パンフレット:850円

朝が来る

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【20-062】空に住む ★★☆☆☆
category: 2020年の映画レビュー | author: moeru-movie
久しぶりに多部ちゃんの映画が観たくなって空に住むを観てみた。

両親が急死した現実を受け止めきれない直実(多部)は、叔父夫婦が用意してくれた都心の高層マンションで、長年の相棒である黒猫ハルと暮らすことになる。
喪失感を抱えたまま日々を過ごしていたが、同じマンションに住むスター俳優・時戸森則(岩田)と出会ったことで彼女の運命は一変。
彼と逢瀬を重ねながら、直実は仕事や人生、そして愛について思いを巡らす。


ん〜、正直言って掴み所が無くて何だか良く分からない映画でした・・・。

両親を亡くした娘が叔父の投資目的の持ち物であるタワマンにタダ住まいさせてもらう所から始まるのだが、まあ何で投資目的だからタダで住まわせるのか謎(賃貸で貸し出せば少しの収入にはなると思うが)というのはいいとして、この多部ちゃん演じる主人公(直実)の人物像が良く見えません。
「葬式でも泣けなかった」事に戸惑いを覚えつつも、それがあまり深掘りされるわけではなく、同じタワマンに住むイケメンモデルとの絡みも、直実はイケメンに気があるのか?そこそこ男経験もあるのので微妙に誘ってるのか、それともただの無防備女が都合よくやられちゃってるだけなのか、何だか良く分かりません。
そのイケメンにしても、ただの遊び(もっと言うと、口は堅いけどやらせてくれそうな女)と思って誘ってるのか、それとも直実に何か惹かれて多少本気度も入ってるのか、これもハッキリしません。
そんな話を重ねながら、終盤は何故かペットロスの話になり、特にオチがある訳でも無く終わります。

直実を取り巻くキャラも、同じ職場の後輩は不倫相手の子を身ごもりながら、それを隠して別の男と結婚しようとしているという設定なのだが、何か憎めない設定にしようとしている節が見えるが、どう考えても性悪クソ女で、あの女に共感する奴は居ないんじゃないかな。
そんな中、直実の家の近くの路上で破水してしまい、「救急車を呼ぶ」という直実に対して「ダメ!ここ(路上)で産む!」と言い張る意味も良く分かりません。(結局病院で出産してニコニコしてるし)

そして直実の叔父の年下嫁(旧名ミムラ)も、元々自分たちの持ち部屋だからっていつでも勝手に鍵空けて室内に入ってくる様は原題では考えにくい事で、いくら「幸せそうな夫婦」像を見せても、あの無神経さを見るとやっぱり共感は出来にくいでしょう。

他にも、台詞のいくつかが如何にも「名セリフでしょ」的な現実味の無い言い回しだったり、平民を気取ってる割にはワインを日常的に嗜み、部屋でも靴は脱がない欧米セレブ風を吹かせる直実に違和感を感じたり、そうかと思えば直実が務める「出版社」が片田舎の旧家みたいな一般家庭みたいな所という変な設定だったり、思わせぶりに出てきてキーパーソンか!?と思わせた柄本明が「異動になります」でアッサリと消えたかと思えば終盤の1シーンの為に永瀬正敏がキャスティングされてたり(正直、自分は柄本さんと永瀬さんの無駄遣いと感じた)、色々と「?」と思う事が多かった映画でした。
この話、どうやら原作とはオチが違う(と言うか、原作のオチをばっさりと切り落としている)そうで、そうなると「空に住む」という題名の意味すらハマらない事になっていそうです。

そんなわけで、実際の多部ちゃんは30を超して人妻になってるとは思えないほど前と変わらぬ存在感で、それは良かったんだけど、逆に言えば「それだけ」だったかな。
岸井ゆきのも、ある意味あの性悪女を憎めない女のように演じたのは良かったかもしれないが、何かあんな役は外でも観た事あるような・・・。

まとめ:良く分からん。おいらの頭が悪いのか?いや、そうではないはず?

◆パンフレット:850円

空に住む

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